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2020-08

RADIUS №42(後期型)の安全弁

s-l1600g_20200213104038d96.jpg
後期型の「RADIUS №42」

以前の記事「謎の安全弁」にてこのストーブの不思議な安全弁の仕組みを考察しておりましたが、
今回新たにやってきたこの後期型をいじっていて疑問が生じたのでもう一度調べてみたところ、
どうも前回、「皮カップ内蔵式の安全弁」と考えたのが間違いであることが判明しました。

といいますのも、この42が手元に届いたので、いつも通りメンテしようとバラしてみると…

DSCN6836.jpg
安全弁は一度も開けられたない様子?

キッチリ密閉され固着しきったたガスケットや、ねじの様子から見て恐らくそういう感じ。
ただ、調整ねじの頭が片方かけてしまっているのは、
劣化状態で弾力のなくなったのガスケットなのに無理に回したからであろう。

そういうわけなら当然ここに皮カップが履いているはずとそう思い開けてみると…

DSCN6837.jpg
あれ?ない??

1台だけならともかくも、2台目もこうして皮カップが入っていない。
しかも、今回は恐らくバルブ未開封。
ということは、もしかしたら本来売皮カップなど入っていないんじゃないか?

そう考え直してこの部分の構造をよく見ると…

DSCN6885.jpg

キャップの裏面にはガスケットを収めるスペースがあり、
それに対応するかのように、調整ねじの表面には当たり面(黄色矢印)のようなものがある。

つまりこいつはこういう組みあわせ正解なんだ!

DSCN6843.jpg
バネ→調整ねじ→ガスケット→キャップ

つまり調整ねじの六角のプレート部分がバネの力により、
キャップ裏にあるガスケットに押し付けられる形で内部を密閉。
ゆえにねじの調整は、一旦締めこめるまで時計回りに締めこんだのち、
キャップを装着し、今度はきつく感じるまで反時計回りに緩めていくということになります。

(なるほど!この調整ねじを緩めてキャップに押し付けるという発想がなかった!
道理で正解に至らなかったはずだ~!)

そしてタンクに過剰の圧がかかった場合は、底面の接合部が引っ張られ、
それにより安全弁内のバネが引き縮められるため、
六角プレートとガスケットの間に隙間ができ、そこから圧が逃げるという仕組み。

IMG_4298_20170113181540a29b.jpg

つまり…

皮カップなんか入ってなかったんだ!

では過去に私が見た皮カップ入りのはどういうこと…?

その後気になり色々調べてみたところ、
皮カップを使用するのは、内臓のスプリングを紛失した際の応急処置
であることが判明しました。

つまりスプリングをなくしてしまったり、調整ねじの頭をつぶしてしまったり、
もしくはこの部分の構造がよく分からなかったりで、
とりあえずこの部分を密閉しつつ作動させようという考えから、
前述のような皮カップ挿入方が一部の間で広まったというのが真相の様でした。

なるほど…
確かにこの部分の構造は、かなりわかりづらいもの。

そういうわけで、さっそく手元の42をいじってみまたのです。

で、その結果。

ああ、なるほどなるほど…
皆さんが皮カップに走るのがよく分かる。
これ、調整が非常に厳しいのですよ!
というか、調整ねじのマイナス部分の切込みに力をこめるのが非常に怖い!
なんせ素材が真鍮なもんだから、簡単に歪むし下手したらちぎれてしまう。

実際このようにこの部分が欠けている個体をよく見かけます。
(上のキャップと一緒に写っているねじも欠けてるでしょう?)

とはいえ、ここへのトルクが十分でないと、簡単に圧漏れしてしまう。
こりゃ厄介だ…

てなわけで、このねじをきちんと安心して回せる専用工具を作成するのも面倒だし。
さてさてさて…

そこで、ボックスレンチで調整ねじを締めこめるまで締めこんだのち、
キャップとのクリアランスを測定し、
それよりもやや厚めのガスケットを挿入することで密閉を保つこととしました。
そしてキャップは念のためシールテープを巻いたうえで、
バイスプライヤーを使い慎重にきつく締めこみんでみました。

DSCN6872.jpg

その後燃料を入れよくシェイクなどして、安全弁からの漏れのないのを確認したのち、
いよいよ燃焼実験。

そうそう、一応ウイックを引き抜いて確認してみたらば、
先端部分が炭化していたので、新たに新調いたしました。

DSCN6865.jpg


どうだ?

DSCN6864.jpg
大成功~♪ ヽ(^∀^)ノ

*動画*



奇麗で勢いある燃焼なので圧漏れはまずないとは思うものの、
動画内でやっているように一応ライターでチェックし安全を確認。
その後連続10分間燃焼させ続けても安定しているのでこれでOK!


いや~よかった~♪
これでやっと、数年越しの謎の安全弁の構造がやっと判明し、
こうして復活させることができた~♪

やれ嬉しや。

というわけで、今後は今までの初期型に代わり出動が増えるかも?、

DSCN6869.jpg


とはいえ、本当にこのRADIUSの技術陣は、独自の機構を新しく考え出すのが好きだな…
この安全弁だって、既存のシンプルな構造のものでも重運なのに、
今回ものや、もっと複雑な№46用のものまで考えだしている。

まあ、そこがこの会社の魅力で、
だからこそ、そこの製品が私はどこよりも愛してしまうのですけどね。

ん?こちらのキャップには…

DSCN6875.jpg
パテント表示が刻んであるな。

さすが主張するね~♪

で、そういうことは、左の方がより後期のものかな?

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

というわけで、この日記にて以前の記事内容を訂正し、改めさせていただきます。


(*^人^*)

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