この空気清浄につき
さてさて、先日少しお話ししたように、
私は先週の休日は橿原神宮をお参りしておりました。

いわゆる神社仏閣などに行くと、その空間全体に広がる空気感とでもいうものがあり、
独特で特有の、凛とした張り詰めた、それでいて心地よいものがあります。
当然こちらもそのような感じで、日向は汗ばむほどの陽気だったにも関わらず、
そこにある空気はどこか涼しげであくまでも清浄。
だから、気持ちがよいな~♪と上機嫌でお参りしていたのですが、
これはあくまでも体験せねばわからないから、
ここで述べても、また画像で診てもなかなかに伝わりにくいもの。
ですが、実はその空気のきれいさをこちらでも目で確認していただくことができるのです。
それは、お参りを済ませた後ふと目をわきにやった時に見えた光景。

あ!苔に地衣!
(右の方には着生シダのノキシノブまで!)
古木というほどでない木にこれほど見事にくっついているなんてびっくり!
そこで並びにある木々も見ていくと…

ここにもびっしりと!
さらには、木の幹どころかこんなところにまで!

社殿の廊下の手すりに着くものなんか?!
こんな感じで、目につくとこのほとんどに立派な地衣が着生している。
しかもそのほとんどが、大気汚染に弱いウメノキゴケの仲間ばかり。
それはつまり、このあたり一帯の空気がいかに奇麗かを示しているのですよ。
ちなみに数ある地衣の中でも、このウメノキゴケは人気が高く、
盆栽が趣味の人や、植木屋さんの間ではよく取引されているほどだから、
そういう方々にしてみたら、この場所って宝の山なんじゃないかな?
実際私もびっくりしつつ、「いいな~。欲しいな~。」とか思いながら眺めていたのですが、
その後さらにびっくりすることに。
というのも、その後少し行った先にある池でカモたちを眺めていたときのこと。

ぷかぷかと浮かんでいてかわいいね~♪
とか言いながらふと振り向くと、背後に一本の桜の木。
さすがに花にはまだ早いなと思いながら見ていると…

ん?なんか樹皮の感じおかしくない?
まだまだ若い木なのに、樹皮は古木の風格。
というか、やけに灰色っぽくないかい?
そこで、近くに寄り、よく見てみると…

なんじゃ~!これ樹皮やなく、ほぼ地衣やん!
そう、遠目に樹皮に見えたものはすべて地衣(ウメノキゴケ)!
だから、全体に緑がかった灰色に見えていたんです。
ここ凄さ!先ほどの木々の比ではない!
なるほど、この池のほとりは日当たりもいいし、
なにより水面を舐めて吹く風が、常に湿気を運んでくるから、
地衣にとってはこの上ない好環境なわけなんだな。
というか、このあたりでは、その空気のきれいさゆえに、
日当たりと湿気さえあれば、こんな感じでいくらでも地衣が育つんだ!
ということは…
先ほど「宝の山」といったけれど、このあたりの人々にしてみれば、
いたって普通の光景なのか?
とはいえ、そのような「普通の光景」が、本当は宝の山なのかもしれんよね。
などなど考えつつ、
私は一人、まだ一輪の花も咲いていない桜を見上げ、
その前で大喜びしていたのでした。

たまらん♪たまらん♪
私は先週の休日は橿原神宮をお参りしておりました。

いわゆる神社仏閣などに行くと、その空間全体に広がる空気感とでもいうものがあり、
独特で特有の、凛とした張り詰めた、それでいて心地よいものがあります。
当然こちらもそのような感じで、日向は汗ばむほどの陽気だったにも関わらず、
そこにある空気はどこか涼しげであくまでも清浄。
だから、気持ちがよいな~♪と上機嫌でお参りしていたのですが、
これはあくまでも体験せねばわからないから、
ここで述べても、また画像で診てもなかなかに伝わりにくいもの。
ですが、実はその空気のきれいさをこちらでも目で確認していただくことができるのです。
それは、お参りを済ませた後ふと目をわきにやった時に見えた光景。

あ!苔に地衣!
(右の方には着生シダのノキシノブまで!)
古木というほどでない木にこれほど見事にくっついているなんてびっくり!
そこで並びにある木々も見ていくと…

ここにもびっしりと!
さらには、木の幹どころかこんなところにまで!

社殿の廊下の手すりに着くものなんか?!
こんな感じで、目につくとこのほとんどに立派な地衣が着生している。
しかもそのほとんどが、大気汚染に弱いウメノキゴケの仲間ばかり。
それはつまり、このあたり一帯の空気がいかに奇麗かを示しているのですよ。
ちなみに数ある地衣の中でも、このウメノキゴケは人気が高く、
盆栽が趣味の人や、植木屋さんの間ではよく取引されているほどだから、
そういう方々にしてみたら、この場所って宝の山なんじゃないかな?
実際私もびっくりしつつ、「いいな~。欲しいな~。」とか思いながら眺めていたのですが、
その後さらにびっくりすることに。
というのも、その後少し行った先にある池でカモたちを眺めていたときのこと。

ぷかぷかと浮かんでいてかわいいね~♪
とか言いながらふと振り向くと、背後に一本の桜の木。
さすがに花にはまだ早いなと思いながら見ていると…

ん?なんか樹皮の感じおかしくない?
まだまだ若い木なのに、樹皮は古木の風格。
というか、やけに灰色っぽくないかい?
そこで、近くに寄り、よく見てみると…

なんじゃ~!これ樹皮やなく、ほぼ地衣やん!
そう、遠目に樹皮に見えたものはすべて地衣(ウメノキゴケ)!
だから、全体に緑がかった灰色に見えていたんです。
ここ凄さ!先ほどの木々の比ではない!
なるほど、この池のほとりは日当たりもいいし、
なにより水面を舐めて吹く風が、常に湿気を運んでくるから、
地衣にとってはこの上ない好環境なわけなんだな。
というか、このあたりでは、その空気のきれいさゆえに、
日当たりと湿気さえあれば、こんな感じでいくらでも地衣が育つんだ!
ということは…
先ほど「宝の山」といったけれど、このあたりの人々にしてみれば、
いたって普通の光景なのか?
とはいえ、そのような「普通の光景」が、本当は宝の山なのかもしれんよね。
などなど考えつつ、
私は一人、まだ一輪の花も咲いていない桜を見上げ、
その前で大喜びしていたのでした。

たまらん♪たまらん♪
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