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2020-08

地衣類 ~共生という生き方 その1~

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お散歩ですよ~♪

と、先日のお休みの夕刻、雨上がりの川沿いの道に出てゆきました。

IMG_2583.jpg
「なんかいっぱい咲いてる~!」
「おいしそう~♪」



かわいらしいこの小さな花は
s-IMG_2582.jpg
ちょうど秋のお彼岸時期のお菓子として有名な「おはぎ」は、
この花をイメージしてネーミングされました。
きれいに茹で上げた小豆を、この小粒で可愛い花にみたてなんですね。
(ちなみに、春のお彼岸の「ぼたもち(牡丹餅)」は牡丹をイメージして名付けられましたが、
ぼたもち、おはぎとも、全く同じもので、ものに差異はなく、時期によって呼び名が変わるだけです。)

ちなみにこの萩はマメ科の植物なんですが、
このマメ科って、カラスノエンドウのような草から、
この萩のような小木、そしてねむの木のような大木もあれば、
藤のような蔓(ツル)のようなものまで元、かなり守備範囲が広いのでびっくり!
それもおそらく、マメ科特有の栄養吸収方法にあるんだと思います。
というのも、マメ科の諸靴の根には「根粒菌」という菌がくっついていて、
その菌が大気中の窒素を寄せ集め、固定してくれるのです。
で、窒素とは植物にとっては非常に重要な栄養素なのですが、
マメ科の植物たちは、それを根粒菌のおかげで労せず吸収できるのです。
ですので、どんなにやせた土地であっても育つことができるため、
ほかの植物に比べ、生育範囲も広く、ゆえに形状も様々に進化できたんでしょうね。

ちなみに、根粒菌はマメ科の植物が光合成でこしらえた栄養分をもらえるので、
この二者の関係は、ウインウインでお互い助け合っているので、
この状態を「共生」といいます。

で、共生といえば、最近私が興味を持って眺め歩いているある生き物。

こういう木の幹や岩などでよく見かけるやつなんですけど
IMG_2573.jpg
お分かりかな?

一見苔(コケ)に見えますが、実はまったく別種の生き物。
拡大してみると、こんな感じ。
IMG_2573a.jpg
レプラゴケのなかま

名前にコケとはついておりますが、
実はこれコケ(蘚苔類)でないどころか、植物ですらない。
私が学生の頃は地衣類と呼ばれてそういう生き物として分類されていましたが、
その後の研究で、いまでは分類上は「菌類」で、いわゆるカビやキノコと同じ範疇になっております。

でも、カビやキノコと大きく違うのは、
ほかのもの(木や枯れ葉、その他の有機物)に染み付き底から養分を吸収するのではなく、
自ら(とも言えないがその理由は後述)の光合成によって養分を得ていること。

だから、先ほどのように木の幹ににくっついていても、
そこから養分をとっているわけではなく、場所を借りているだけなので、
木に対してのダメージはほとんどありません。

IMG_2586.jpg
こちらは桜の木に張り付くコフキジリナリア

でも、菌類って光合成できないんでなかった?

そう、疑問に思ったあなたは正しい!

むろんこの地衣と呼ばれる菌類たちも光合成はできません。
でも、光合成で養分を得ているってどうゆこと?

というのは…


s-IMG_2590.jpg
話が長いよ~! 
そんなことより、ほら!きれいなお花!


ああ、ほんまきれいなヒガンバナやね~。
でも、根っこはもちろん猛毒やし、葉や花にも毒があるから気を付けや~!
なんせ、その昔は犬除けのためにお墓の近くによく植えたんで、
死人花(シビトバナ)とか幽霊花)ユウレイバナ)とかいう別名もあるくらいやから。
*そういうわけで、わんこの散歩中にはこの花にご注意を!
食べなくとも草の汁が触れ皮膚炎になる場合もあります。



さてさて、チップさんの言う通り話が長くなったので、続きはまた次回に。

そんなわけで、最後は散歩道で見かけた、
かわいいイカさんとタコさんのツーショットでお別れです♪
IMG_2597_20180926105919824.jpg

スーパーボールほどのザクロですが、さすがにこのサイズは食べてもおいしくない!
実際食べた私が言うんだから間違いない!

でもこの花って子供のころからタコさんウインナーに見えるんよ~。
とか思っていたら…
やはりほかの人も同じように感じていた!(↓参照)
花弁が散った後の姿

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コメント

地衣類

地衣類といえば我々山岳経験者にはおなじみのぶな林などにある地衣類、さるおがせ。懐かしいでしょ。

野生のカトレア(カトレアも寄生ではなく着生、木にくっついているだけ))を趣味で栽培している関係で以前南米のさるおがせもどき(すがたはそっくりだがこちらはれっきとした被子植物)を蘭にくっつけて楽しんでいましたが湿度不足でだめ。

今年の台風、そんなことはないのだけど印象的に週いちで台風。

心配ですね

Re: 地衣類

こんにちは。
そうそう地衣類といえば高山ですよね。
あの岩や看板に生えたわけのわからないモジャモジャや、
木から垂れ下がるワシャワシャ!
当時は何もよく知らず、
「なんか気持ち悪いな~。」
という感じでしたが、それが今こんなに面白いとは!

ランの仲間も独特ですよね。
他から養分をもらって生きている菌からさらに養分を得るなんて!
むかし、「もっとも進化している植物はランの仲間。」だと教えてもらいましたが、
そう聞いたものの、でもあまりにひ弱で、デリケート過ぎない?
とそう思いましたが、人類の進化(肉体的な)を顧みるに、
なるほど確かにそうなのかも…、と最近はそう思います。

でもよい趣味ですね!
というか、素直にすごい!
栽培室などかなり大掛かりなんでしょうかね?


でも、あまりにひ弱で、

Re:Re: 地衣類

あ~でもカトレアはひ弱でないですよ。(自分は現地の蘭園の採集人が山で採集選別してきた山取りの野生種のみでメリステムカルチャーや交配種には興味なし)ただ日本と現地では環境が大変違うだけで、日本の植物もカトレアの自生地にもってゆけばすぐに枯れてしまうでしょうね。赤道直下の高山植物。ラン科全体からすれば熱帯から寒帯の超広域に分布(一番遅れて出てきた植物なので一番進化しているのでしょうね)。カトレアは酸性雨に適応してしまっているのですよ。(家ではアルカリイオン浄水器の副産物の酸性の水を与えています)生態も不思議ですよね根元附近に住み着いているラン菌がないと種子が発芽できないのですよ。栄養分のほとんどは雷の放電で作られた窒素分を雨の中から摂取して日照りでからからになってもバルブの養分や水分でしのぐ、まるでらくだのようにたくましい。

いえいえささやかなもんです。温室などなく寒くなったら家の中に取り込むだけ。東京蘭友会と横浜蘭友会に入っていた頃(横浜蘭友会は野生種に力を入れていたので特にお気に入りの会)まわりの叔父さん叔母さんは金持ちが多くみな温室を持っていた、うらやましかった。(当時の横浜蘭友会会長は医師の有馬先生、競馬の有馬記念の有馬男爵の孫か、ひ孫 でも、きさくな人で自分のような若ぞうにもよく話しかけてくれました)ベネズエラ原産の野生種、カトレア=ルデマニアナ美しいだけでなく香りがとても良い。

Re: Re:Re: 地衣類

こんにちは。
いえいえそう意味の、「ひ弱」「デリケート」ではなく、
種子がほとんど養分を貯蔵しておらず未熟な状態で、
発芽に際して、各々の種に適した菌が不可欠であったりする、
そういう生き物としての「弱さ」「もろさ」を指していたんですよ。
なのに、花などは驚くほど複雑で、
花粉媒体をする虫に合わせ、ここに特殊な進化をしているあたりが、
いかにも、我々現代人に似ているなと感じたというわけです。
私らも、個々は弱く生まれ出ますが、
快適な環境で、適切な医薬品がある環境では丈夫部で長生きし、
ほかの動物ではありえない、特殊な能力に特化しておりますから、
そういう意味でも似ているなと感じております。

>日本と現地では環境が大変違うだけ
これは常々そう思っております。
だから、「ランはむつかしい。」という言う知り合いには、
「そりゃあんた、ここいらの雑草でも南極で育てるのがむつかしいから、
それと一緒やん。」と、そう答えております。
生き物でも同じことがいえるのに、最近のペットショップは無茶苦茶な売り方をしているんで、
もういい加減にしてくれって思いますね。

ところで…
温室のにおいって独特でいいですよね?
昔からよく祖父に連れられ近所の植物園に行っておりましたが、
そこの温室に入った時のあの匂いが大好きで、
今でも、相変わらず入るとうれしくなります。

Re: Re: Re:Re: 地衣類

そうですね、蘭と人間は互いに共通したところがありますよね。そこがまた愛おしい。

そうそう温室のにおい、あの湿度(特に冬)、蘭の香りと(カトレアは冬咲が多い)温室の匂いが混ざった感じ、蘭はなくとも下賀茂熱帯植物園や南伊豆ジャングルパーク(悲しいけれど今は廃墟)や蘭業者の温室の匂い、たまらんですよね。

子どものころに良い経験をされましたね。

Re: Re: Re: Re:Re: 地衣類

そうそう、冬場の温室のにおいが最高なんです!
むわっとした感じが、
「ああ、みんな生きている!」
という実感がすごくあるんですよね。

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