丸洗いできません! ~エンダース9060D~
なんとなく好きなので、見かければ入手しているエンダース9060D。
そのうちいくつかは再生し、磨き上げたのち放出しておりますが、
それでもまだ手つかずが家にいくつか。
今回ご紹介するものもその一つで、
先月一つ仕上げた際、「ぼちぼちこいつも仕上げねばな…」とそう思っていたもの。
でもなかなか重い腰が上がらなかったのには訳があります。
というのも、最初のチェックでウイックが劣化し不良(詰まり)があると思ったので、
気合いが入るまで作業を中断してしまっていたのです。
なんせ、ウイック交換にはタンクとチューブを分離させねばいかんのですが、
エンダースのこの年代のものは、ヤケクソのように固着しているものが多く、
分離にかなりてこずるのがほとんどだから。
(実は1年がかりでも分離できないやつが手元にあったりします。)
そんなわけで、今週時間ができ、やっとやる気になったので、
準備万端まずはどれくらいの詰まりだったかを確認すべく、
コンプレッサーでエアを吹きこみ確認してみると…

え?水??
なんとヘッドから水が噴き出るではないですか!

まるでこんこんと湧き出る泉!
おそらく、全オーナーが少しでも見栄えをよくするために、
水の中に付けてじゃぶじゃぶ洗ったんでしょうね。
後で使う人のことなど全く考えもなしに…
というか、
これってウイック詰まってないやん!
つまり当初思っていたウイックの詰まりは、
実はウイックが劣化したために起きた詰まりではなく、
つまり、詰まりの原因はウイックに染み込んだ水!
そういや最初のチェックの時は、コンプレッサーを使わず、
直接口を付けて息を引き込んでいたから、圧が全く不足していたんでしょうね。
(最初からコンプレッサーを使うべきだった!)
しかしそうとわかれば話は早い!
ウイックが生きているなら、無理に分解する必要なし!
無駄な作業は、結局トラブルを引き起こすのが関の山。
なんせ、この手の作業は、一旦つまづくと、
頭に血が上ってしまい、「ならばこの手!」 「だったらあの手!」
と次第にエスカレートし、気が付けば、
目的と手段が入れ替わってしまいかねませんから。
そういうわけで、今回は機能復活が最大にして唯一の目的。
まずはエアで可能な限り吹き飛ばし、
その後は、石油ファンヒーターでチューブを熱し強制気化!
その後再度エアを吹き込み、水が出ないのを確認したら…

チャッチャと組みつけテスト燃焼。
プレヒートにはガストーチを使用し、点火してみると、

予想通り最初は大きな火柱!
これはウイック内に残る水分が燃料に交じっているためにおこる燃焼不良。
ですから時間とともに水分量が減っていくと…

吹き出し口周辺から青火になってゆき、

青火が増えると、赤火は細く、低くなってゆきます
そして数分もすれば…

見慣れた調子の良いエンダースフレア♪
そんなわけで、今回はもう少しでいらぬ仕事を増やしてしまう所でした。
実はこういう水洗いは、海外では結構する人が多いので、
届いたストーブの内部が水浸しというのはよくあります。
ですので今回のようなことの他に、
皮カップやパッキンがダメになっていたってこともままります。
だからそれに気づかず放置していて、それが原因で錆でもしたら…
いやほんと、中途半端に余計なことはせんといて欲しいですよね。
さ、そういう事で無事復活したので綺麗に磨いていきましょうか!
ヽ(^∀^)
そのうちいくつかは再生し、磨き上げたのち放出しておりますが、
それでもまだ手つかずが家にいくつか。
今回ご紹介するものもその一つで、
先月一つ仕上げた際、「ぼちぼちこいつも仕上げねばな…」とそう思っていたもの。
でもなかなか重い腰が上がらなかったのには訳があります。
というのも、最初のチェックでウイックが劣化し不良(詰まり)があると思ったので、
気合いが入るまで作業を中断してしまっていたのです。
なんせ、ウイック交換にはタンクとチューブを分離させねばいかんのですが、
エンダースのこの年代のものは、ヤケクソのように固着しているものが多く、
分離にかなりてこずるのがほとんどだから。
(実は1年がかりでも分離できないやつが手元にあったりします。)
そんなわけで、今週時間ができ、やっとやる気になったので、
準備万端まずはどれくらいの詰まりだったかを確認すべく、
コンプレッサーでエアを吹きこみ確認してみると…

え?水??
なんとヘッドから水が噴き出るではないですか!

まるでこんこんと湧き出る泉!
おそらく、全オーナーが少しでも見栄えをよくするために、
水の中に付けてじゃぶじゃぶ洗ったんでしょうね。
後で使う人のことなど全く考えもなしに…
というか、
これってウイック詰まってないやん!
つまり当初思っていたウイックの詰まりは、
実はウイックが劣化したために起きた詰まりではなく、
つまり、詰まりの原因はウイックに染み込んだ水!
そういや最初のチェックの時は、コンプレッサーを使わず、
直接口を付けて息を引き込んでいたから、圧が全く不足していたんでしょうね。
(最初からコンプレッサーを使うべきだった!)
しかしそうとわかれば話は早い!
ウイックが生きているなら、無理に分解する必要なし!
無駄な作業は、結局トラブルを引き起こすのが関の山。
なんせ、この手の作業は、一旦つまづくと、
頭に血が上ってしまい、「ならばこの手!」 「だったらあの手!」
と次第にエスカレートし、気が付けば、
目的と手段が入れ替わってしまいかねませんから。
そういうわけで、今回は機能復活が最大にして唯一の目的。
まずはエアで可能な限り吹き飛ばし、
その後は、石油ファンヒーターでチューブを熱し強制気化!
その後再度エアを吹き込み、水が出ないのを確認したら…

チャッチャと組みつけテスト燃焼。
プレヒートにはガストーチを使用し、点火してみると、

予想通り最初は大きな火柱!
これはウイック内に残る水分が燃料に交じっているためにおこる燃焼不良。
ですから時間とともに水分量が減っていくと…

吹き出し口周辺から青火になってゆき、

青火が増えると、赤火は細く、低くなってゆきます
そして数分もすれば…

見慣れた調子の良いエンダースフレア♪
そんなわけで、今回はもう少しでいらぬ仕事を増やしてしまう所でした。
実はこういう水洗いは、海外では結構する人が多いので、
届いたストーブの内部が水浸しというのはよくあります。
ですので今回のようなことの他に、
皮カップやパッキンがダメになっていたってこともままります。
だからそれに気づかず放置していて、それが原因で錆でもしたら…
いやほんと、中途半端に余計なことはせんといて欲しいですよね。
さ、そういう事で無事復活したので綺麗に磨いていきましょうか!
ヽ(^∀^)
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コメント
丸洗い
Re: 丸洗い
まいどです。
ワインは飲み過ぎると、あとに残りますよね。
もう復活されました?
丸洗いといえば、リモコンは定番なのかな?
うちでもテレビのを洗いました。(たしかジュースだったかな?)
で、意図せぬ丸洗いでは、昔の携帯。
奥さんがダウンジャケットのポケットに入っているのに気づかず丸洗い。
でもなぜか無事で、電池の水濡れシールも変色してませんでした。
よっぽどダウンが吸水性悪かったのか??
ストーブの固着で一番厄介なのは、金属同士のかじりつき。
これのひどいのは、固着というよりももはや一体化で、
ドリルで砕いて、ハンマーでたたいてやっとはがれるほどに強い!
真鍮は特にかじりつきやすいので、難義です…
だからそういう意味で私はいつもシール巻きます。
密閉じゃなくかじりつき防止が目的なんで、ひと巻きちょいで十分♪
ウイックの水抜き。
わははは!
どんなもんなんでしょうね?
ワインは飲み過ぎると、あとに残りますよね。
もう復活されました?
丸洗いといえば、リモコンは定番なのかな?
うちでもテレビのを洗いました。(たしかジュースだったかな?)
で、意図せぬ丸洗いでは、昔の携帯。
奥さんがダウンジャケットのポケットに入っているのに気づかず丸洗い。
でもなぜか無事で、電池の水濡れシールも変色してませんでした。
よっぽどダウンが吸水性悪かったのか??
ストーブの固着で一番厄介なのは、金属同士のかじりつき。
これのひどいのは、固着というよりももはや一体化で、
ドリルで砕いて、ハンマーでたたいてやっとはがれるほどに強い!
真鍮は特にかじりつきやすいので、難義です…
だからそういう意味で私はいつもシール巻きます。
密閉じゃなくかじりつき防止が目的なんで、ひと巻きちょいで十分♪
ウイックの水抜き。
わははは!
どんなもんなんでしょうね?
Re:Re:丸洗い
ワインは、二人で2本飲んだので、量的には二日酔いにはならず、気が緩んだほうが大きです。
もちろん仕事仲間の相手は、いつもの成金社長さん。
遠慮すると失礼なので、毎回食べ飲みレジャーですよ。
支払いは、いつも社長さん持ちの経費扱い。
携帯電話の丸洗いもいけてますなぁ。
私は、初のスマートフォンを冷蔵庫の冷凍室に入れました。
防水スマホで放熱穴がなく、直ぐにCPUが熱暴走するので冷凍室で冷やしながら、テザリング機能でパソコンと通信し、インターネットです。
防水スマホ、カタログスペックは良かったんですが、電池抜き差し時の時刻バックアップもできない欠陥商品だったのでメーカー修理行き。
メーカーで再現しなくて戻ってきて、受け取り窓口で即再現させて、別メーカー機種に交換しました。
携帯電話の窓口は、大きな声を張り上げないと対応しない情報を得ていたので、騒ぐのは有効でした。
もちろん仕事仲間の相手は、いつもの成金社長さん。
遠慮すると失礼なので、毎回食べ飲みレジャーですよ。
支払いは、いつも社長さん持ちの経費扱い。
携帯電話の丸洗いもいけてますなぁ。
私は、初のスマートフォンを冷蔵庫の冷凍室に入れました。
防水スマホで放熱穴がなく、直ぐにCPUが熱暴走するので冷凍室で冷やしながら、テザリング機能でパソコンと通信し、インターネットです。
防水スマホ、カタログスペックは良かったんですが、電池抜き差し時の時刻バックアップもできない欠陥商品だったのでメーカー修理行き。
メーカーで再現しなくて戻ってきて、受け取り窓口で即再現させて、別メーカー機種に交換しました。
携帯電話の窓口は、大きな声を張り上げないと対応しない情報を得ていたので、騒ぐのは有効でした。
Re: Re:Re:丸洗い
なるほど…
それは良いお取引先ですね。
携帯といえば、私のはかれこれ10年以上使い続けているガラケーなんです。
そのせいか、最近ずいぶんカメラの反応が遅くなり、
起動はもちろん、ピント合わせやシャッター、
そして保存など、1分近くかかるので非常にめんどくさいのです。
でもまだ使えるしな~。
それは良いお取引先ですね。
携帯といえば、私のはかれこれ10年以上使い続けているガラケーなんです。
そのせいか、最近ずいぶんカメラの反応が遅くなり、
起動はもちろん、ピント合わせやシャッター、
そして保存など、1分近くかかるので非常にめんどくさいのです。
でもまだ使えるしな~。
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昨晩は仕事仲間と夕飯でワインなんぞ飲んだもんで、今日の午前中は気が抜けて休み。
午後から仕事。
桜が散ってきました。
知り合いの女性が、電気炊飯器本体を丸洗いして壊した人います。
うちのガキは昔、テレビのリモコンに食べ物こぼして、丸洗いしました。
使用できないので代替えの各社共通リモコンを買いました。
濡れたリモコンは電池を抜いて、分解して乾燥させたら治りました。
私も昔、水溶性ペンキ缶の中に関数電卓を落として、分解して水洗いして治しました。
ストーブの固着は難題ですよね。
固着する要因はなんだろうか?
にじんだ燃料・タール・ねじロック剤などが熱で炭化して接着剤化するのかな?
分解後にシールテープを巻けば、今後固着しないものなのだろうか?
シールテープも250℃以上で焼けるから、時間の問題かな?
シールテープも厚めに巻いた方が中心部が焼けにくいからマシかな?
ウィックの水抜き
タンクに水抜き剤(IPA・アルコール)を入れて、ポンプで加圧して、置換(ちかん・おきかえる)する方法はどうでしょう?