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2021-04

ん?どこかで見たぞ! ~SELUS CAMPING RECAUD~ 

IMG_9060.jpg
「こんにちは、ぼくフランスから来たSELUSCAMPING RECAUDいいます。
あまり見かけん顔や思いますけど、よろしゅう頼みます。」



IMG_9062.jpg
「ちょっとまった!」
「はっ!あんたはアメリカのM-1942はん!(汗)」
「な~んか、あんたの顔見覚えあるでぇ…。」
「そんなことおまへんって~。」
「い~や、そんなことある!ちょい、こっち来て、腕広げてみてんか!」
「え~~~~。かんにんしてくださいよ~。」



IMG_9065.jpg
「ほれ!」
「はい…」
「ほれみてみぃ!わしそっくりやないかい!」
「すんまへ~ん!」


というわけで、このSELUSはまず確実にM-1942のをコピーしたストーブ。
ですが、あまり見かけることが無いため情報も少なく、
フランス製という以外詳細は不明なんです。
ですが、M-1942の製造が1942~45年までの3年間ですから、
恐らく生産された時期は、1940後半~60年代と思われます。

実はフランス製のストーブというのは、
ピジョンVESTACDFなどのようにやたら個性的なものが多いので、
このようにコピー製品を作るというのはなんだかすごく意外でした。
とはいえ、全体の作りも結構しっかりしているので、
コピーながらきちんとまじめに作られたのだなとは感じます。

IMG_9077.jpg
アポロ月着陸船のような脚もきっちり再現。

さて、そうはいったもののコピーされた部分は全体のフォルムだけのようで、
少し見るとオリジナルとはずいぶん違うことにすぐ気づきます。

まずは材質。
M-1942はバーナー部が真鍮でその他はほとんどがステンレス。
ですので、劣化しにくく、今でもかなり良い状態のものが多いです。
一方、SELUSEは真鍮と鉄。
ですが、素材そのものの質は結構上質な印象ですね。

また、各パーツで見ていくと、
M-1942はポンプがこのようにフィラーキャップを兼ねていますが、
IMG_2319.jpg
こちらは、それぞれが独立。

IMG_9080.jpg
キャップ

安全弁を持たないのでいたってシンプルな構造なのでメンテは楽勝♪
(Mー1942も安全弁はありません。)

IMG_9078.jpg
ポンプ

見慣れた形なんでメンテは楽ちん。
かと思いきや…

IMG_9084.jpg
え~、なんなのこのNRV!

マイナスネジなんで固着してるとかなり苦労します。
(実際今回はしっかり固着)
おそらく、よくあるフィラーキャップの安全弁と同じ構造なんだろうけど、
なんで、一般的なNRVを使用してくれていないのか…
こういう点も、やっぱ変わり者のフランス製だ。

IMG_9085.jpg
ちなみにポンプはかなりショートストローク。


また、火力のコントロールも、M-1942は調整ダイアルが本体についており、
クリーニングニードルも内蔵されております。
IMG_2326.jpg
左の黒い星型のものがダイアルで、
その奥に見えるレバーを上下させクリーニングニードルを作動させます。
右はプロトタイプで横向きの歯車状のものがダイアルで、
その操作でニードルが作動します。

ですが、SELUSは一般的なストーブ同様、抜き差しするコントロールキーです。
ですので、紛失しがちなので気を付けないといけません。
チェーンでもつけようかな。

つまりスピンドルは一般的な構造なので、
弱火~強火まで火力調整も簡単に行えます。
この点、ONorOFFしかできない1942より優れているといえないないかな?

キーはこの様に長めでプリムス71のものによく似ています。
IMG_9081.jpg
付属のジョウゴはアルミ製で超軽量♪
ちなみに、プリッカーが付属していることからお分かりの様に
ニードルは内蔵されておりません。

そしてゴトクの収納方法にも違いが。

1942は大きなリングでゴトクのを固定しておりす。
IMG_4296b.jpg
ですので展開・収納は片手でゴトクをまとめてつまみ、
もう片手でリングを上下に動かし行います。

IMG_4332.jpg
リングの位置が微妙に違っているのがわかるでしょう?

ですから、慣れると一瞬で出来るので便利!
さすが軍用!

ですがこちらはそのようにはなっておらず、
一つ一つ指でつまんで行います。

IMG_9066.jpg
こうやって引き上げて…

ガイドに沿わせ指を話すと、
IMG_9067.jpg
ストン♪

これはこれでよくできていて、結構楽しいです。

動画で違いを。


前述のポンプやバーナー部の構造の違いは、
明らかにコスト上コピーはできなかっただろうけど、
このゴトク部分については、むしろこっちの方が面倒だったのではない?

そこで私は思うのですが…

もしかしたらSELUSは、実物の1942を見て作ったわけでなく、
映像やその他の資料を基に作られたのではないかな?

というのも、今見ていたゴトク収納方法もそうですが、
1942の場合ポンプ部なども、初見では分解時「?」となるほど独創的ですから、
ましてや、コピーしようとしたら実物を手にしてみないと構造がわからない、
そういうもののように思えるのです。

というわけで、このSELUSは1942のコピーとは言いながら、
実は中身は全く違うものなのですよ。

「なるほど、だったら今後は遠慮のぅのびのびさせてもらいますわ。」

IMG_9195.jpg
う~ん、のびのび~♪


* おまけ *


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コメント

おフランス

フランスのVESTA、CDFなどのストーブは独特ですよね,VESTAはともかく.CDFは修理もしなければ点火もしたくないです.壊れると面倒そうですからね.その点,SELUS君は活躍出来そうですね.修理もこまらなそうですしね!!時代的にはSELUSが一番古くて,ベトナムあたりでVESTAが出てくるのですよね.箱形に移行するのはわかりますが,CDFはどうしてあんなに複雑なんでしょう

Re: おフランス

まいどです。
ほんと、おフランス製ってどうしてこうなんでしょうね?

ただ今預かりもののVESTAで思案中ですし、
CDFはそろそろ手を出さねばと思いつつ、後回しにしてコールマんいじっちゃってたし。
更に、実はピジョンも来たのですよ。
こちらも実はバリエーションが意味なく多いのです!
(以前からあるものとライジングチューブの長さ形状が全然違う!)

でもいつまでも放っておけないので、まずはCDFかな?

NRV

マイナスのNRVは、英国のVapalux,ドイツのHASAG,オーストリアのDITMARと、ランタンでは数社で見かけますが、ストーブでは初めて見ました。。。

Re: NRV

ランタンでは多いのでしょうか?
そういや、バタフライはどうだったっけ?
http://hisuaki.blog31.fc2.com/blog-entry-2968.html

でも、こういう場所のマイナスは本当にめんどくさい…
だからオリジナルにこだわらなければ、メンテの際は一般的なものに交換しております。
ゲニールなんかはいつもそうしております。
hisuaki.blog31.fc2.com/blog-entry-2906.html

マイナスのNRV

現行のコールマンストーブもマイナスNRVですよ。(金属球の逆止弁ですが)
USAコールマン と カナダコールマンでは、マイナスの寸法が違うみたいで、工具が違うようです。

カミシマストーブもマイナスNRVで、ゴムカップです。
カミシマさんの予熱燃料を染み込ませるところが、見た目では判断できないが、石綿ではないかな?と思う。

Re: マイナスのNRV

コールマンのチェックバルブも固着がひどいと苦労しますね。
特に、古いタイプでスピンドル風のねじが分割式で抜けないタイプ。
(ポンプロッド先端がマイナスになっているやつ)
あれは苦労します。

とはいえ、工具に汎用性を持たすという意味では、
やはりマイナスが一番なのかな~?

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