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2017-11

カーバイトランプ ~CARBO MODEL~ 前編

今回は、いつもと趣向を変えてこういうもの。
s-l1600b.jpg
19世紀~20世紀初頭に使用されていた自転車用カーバイトランプ。

以前も少し述べましたが、カーバイトランプとは、
カーバイトと水の反応でガスを発生させ、それを燃やし灯りをとるランプ。
まだまだ電気による安定した灯りが手に入れられなかった当時は、
画期的で非常に重宝されたランプです。

そういうわけで、今回この古いランプで火を灯したいと、
そう思い立ち、軽く整備してみることにしたのです。

まずその作りを見てみると、
本体は大きく分けて、バーナー(ライト)、水タンク、カーバイトタンクの3つに分かれ、
それぞれの役割などはこの様な感じです。
カーバイト
タンクから落ちた水がカーバイトと反応しガスが発生、
そのガスは軽いため上へ昇り、バーナー口から噴出するのでそこに点火。

こんな感じでシンプルな作りですから、
各通路に詰りが無く、タンクなどに漏れ箇所が無ければまずOK!

では早速取り掛かりましょうか。

まずはこちらは水タンクの裏側。
IMG_8002.jpg
カーバイトのかすや煤汚れでコッテコテ!
これを丁寧に落としてからねじを緩め分解します。

で、仕切りを外すとこの様な感じ。
IMG_8003.jpg
シュロの皮のような植物繊維のフィルターがあります。
これは発生したガスに含まれる細かな汚れ(反応後にできる消石灰)
どを取り除くためのものでしょう。


で、フィルターを外すとこう。
IMG_8011_20170904145634af0.jpg
水・ガス、どちらの通路も詰りは無し!

試しにタンクに水を入れ、調整ネジをひねってみると、
きちんと段階的に、水が一滴づつタレてくるので、ねじの方も正常に作動している感じ。
(この水量でガスの発生量、つまり明るさを調整します。)

で、こちらがガスの噴出口。
IMG_8010.jpg
一つ穴、二つ穴といろいろなタイプがありますが、
これはなんと、6つ穴!

狭い空間で多めのガスを燃やすための工夫でしょうね。

で全部ばらすとこういう感じです。(レンズ部は除く)
IMG_8007v.jpg
水チューブは、タンクの水をカーバイトタンクの底面に確実に導くとともに、
発生したガスが水タンクへ流入することを防ぎます。
カーバイト押さえは、横のスプリングをセットし、
常にタンク内のカーバイトを上から押さえ込むためのものですが、
これは自転車や自動車用のもの独特のもので、
これが無いと中でカーバイトが暴れて結構ワヤワヤになりそうです。
(ちなみに、それぞれに名称を書いてありますが、
便宜上私がそう呼んでいるだけで、正式名称ではありません。)

さて、こうしてみたところ、水チューブは歪みがひどく、押さえのスプリングは折れていて、
パッキンは劣化して役立たず、フィルターは汚れで一杯!

ということは…

それら以外は問題なしってことやんね?

ヽ(^∀^)ノ 次回へ続く。


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コメント

何か変です

こんばんは。

別の自転車用カーバイトランプではないですか。

本体全体が黒いのが気になります。
黒い塗装で光って見えますが。
レンズのリングだけが真鍮の腐食色ですよね。

アセチレンの煤が付いて黒光りしたとは思えません。

ここまで黒いと、なんだか蒸気機関車時代のホーム係員用にも見えてくるのですが。

アセチレン灯

英国のルーカス社製のランプでしょうか?まん丸デザインの水タンクが良い感じですね。
やはり海外物は当時の日本の物と比べて、デザイン面で遊べている余裕を感じますよね。基礎工業力の差ってやつでしょうか。

それにしても火口が6つ穴とは!真ん中の2つ穴は想像がつきますが・・・残り4つはどんな風になるんでしょう?ツノが4本ピピッと生えるのか、はたまた全部纏まって火の玉になるのか、これは気になりますね。
点灯式を楽しみにしております^^

Re: 何か変です

はい、こんにちは!
そうそう、これは以前のものとはまた別のヤツ。
そしてよくご覧になられてますね。
確かに一般的な真鍮ボディや銀メッキではなく黒色なんです。
で、当初とそうかなと思っていたのですが、どうも違う。
黒染め?黒メッキ?

そういうわけで、せっかくの黒が落ちると嫌なので
今回は薬浴無しで磨くだけにしております。
まさしく黒光りが嬉しいんですよ♪

でこういう色の違いはおそらくは、自転車等のフレームに合わせたのでは?
むこうはそういうしゃれたことをしますからね。

Re: アセチレン灯

こんにちは!
これはルーカスではないようですが、
たまに旧車でよく見かける会社の名前のものも見かけます。
でもほとんどは知らない名前なんで、
当時は無数のメーカーがしのぎを削っていたんでしょうね。

でもそのどれもがデザイン的にも優れているので、
競争力強化には、やはりそういう面も重要であったのだろうと思います。
(またそれぞれに独自の仕組みがあり、各々誇らしげにパテント番号を刻印してますよ)

さて、私も早く火を入れたいのですが、ここで大きな問題が…

肝心のカーバイトが無い!

昔は近所の釣具屋で普通に売っていたのに…

むろん通販でも買えるのですが、送料が同じくらい!
だからただいま、抱き合わせで買う何かを探している最中。
なんか、おかしな感じですよね。

アセチレンランプ

明治時代に祖父が所有していた1908年~1910年製のT形フォード、手回しクランクのあるやつ、たしかドアのところのランプが昔の銀座のガス燈みたいだったからアセチレンランプ、(写真がどこかに紛れてしまったので記憶ですが)戦前、実家で輸入販売していたノッティンガムのラーレーも多分カーバイト。のんきな時代だったんですね~

Re: アセチレンランプ

こんにちは!
そんな時代に自動車なんて、かなり珍しかったのではないですか?
しかも古い街並みの残る宿場町でしょう?
そりゃ目立つしかっこいい~!
さすがラッシーさん!

ラーレーの輸入販売もされていたのですか?
こりゃご実家には様々なお宝が眠っているのではないですか?
一度夜忍び込みに行こうかしら…

φ(._*)☆\(-_-)


古いバイクや自動車にを博物館などで見ていると、
大きなタンクを持つカーバイトランプをよく見かけます。
そこからパイプで前後左右のライトにガスを送り灯していたのですが、
その配管の仕方などが、まるで蒸気機関車のそれのようで、
複雑で大変そうには見えるのですが、その反面。
なるほどな~。
蒸気は当時主流の動力だもんな。
こういう配管などお茶の子さいさいだな。
と妙に納得もするのです。

なるはど。電気モノにはない機械の魅力、男としてはたまらんですね。

そうなんです。免許試験場も静岡県下にはなく、横浜まで取りに行ったそうです。なので静岡県初の自動車。轍のあとをクンクンと匂いを嗅ぎながら子どもたちがついていて行ったと聞いています。(まるで未開人)これは自慢話ですが、天皇陛下が沼津の御用邸にいらっしゃった時、送っていったと聞いています。 

実家は戦前、自転車の製造販売をするかたわら、BMWやノートン、BSAのバイクを輸入販売していまして、子どもや従兄弟は身長に合った自転車をそのつどプレゼントされていたようです。

あの時代はオートバイレースが盛んで、レース場も近くにあり、町内の運動会の様に気軽にレースを楽しんでいたと聞いています。父親が抱かれてレースを観戦に行った時、祖父がトップを走ってくるのですが、子どものところに来るとニコニコ顔で激しく手を振るのでビリになってしまい、なにもあんなことしなくてもいいのに、と幼い父親は思ったと言ってました。

大東亜戦争前のアメリカとの貿易も盛んだった、豊かで、のんびりとした、旧きよき時代だったんですね~

Re: タイトルなし

こんにちは!
なるほど、県下初の自動車!?
そりゃすごい!
しかも天皇陛下を?!
これは本当にご自慢ですね♪

で、バイクの方も?
こりゃ絶対ご実家を家探しせねば!
ヽ(^∀^)ノ

おじいさまのレースの話いいですね。
子供心には不満だったでしょうが、
後になると、むしろうれしく誇らしいエピソードですね。

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