ひす日記BBS

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2017-08

『 街一番の写真家の慕情… 』(原爆模擬爆弾)

今回はぜひ読んでいただきたい日記を転載。

日記の主は地元の友人であるルナ氏。
わたしの十ほど下になるのですが、人生経験はおそらく数倍!
だから当然いろんな面を持っていて、
ある時はやくざも逃げる地元のヤンチャもん、ある時は野球の監督&整体師、
またある時は調理師だったり、会社の社長だったり。
しかしてその実態は…

下町のジムの主である筋肉オバケ!

そんな彼から聞いたとこんな話。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

~ 我が愛する街の隣街… ~

~ 浪花市東住吉区田辺町… ~


『 ルナちゃん 』

『 ルナちゃ~ん 』 」(よっさん)

「 ルあせあせ

『 ルナ兄貴あせあせ 』

『誰か』が、『ルナ兄貴』を呼んでますよあせあせ 」(チャミ=我が社の専務)

「 おう
『 よっさん 』

『よっさん』やんけ

久し振りやな

『よっさん』とは、『去年の11月の始め以来』やのう

『よっさん』は、元気にしてるん

『懐かしい顔』に出会えたのう

『今年』も『例の件』を頼むわな(拙者)

『拙者』が、「部下を引き連れて我が愛する街の隣街の現場へ参上すると「懐かしい顔」に出会い申した晴れ

その「懐かしい顔」とは、『よっさん』でござる

『よっさん』は、「我が街の周辺」では「有名な写真家」でござる

『よっさん』は、「我が街の周辺」では「有名な偏屈者」で通ってまする

『よっさん』は、「有名な写真家」なのでは在りまするが、「店」を構えてませぬ

『よっさん』は、「有名な写真家」なのでは在りまするが、「個展」を開きませぬ

『よっさん』は、「有名な写真家」なのでは在りまするが、「展覧会」へは出しませぬ

『よっさん』は、「有名な写真家」なのでは在りまするが、「我がの心を動かした事柄」しか写しませぬ

『街の人々』は、『偏屈者のよっさん』が取っ付き難いので煙たがってまする

『拙者』は、「よっさんの気持ち」を知ってまする

『拙者』は、「一年」に「数度」ほど『よっさん』と会いまする

何故ならば…

『拙者』は、「年賀の挨拶」には「ポストカード」を利用してまする

その「拙者の年賀のポストカードに用いる写真」は、『よっさん』が撮影してくれてるからでござる

『我が年賀』は、「よっさんの御陰」からか毎年のように「好評」を得てまする




「 『 ルナちゃん』

『アイスキャンディー』を食べよや

『君』も『アイスキャンディー』を食べよ 」(よっさん)

「 せやのう

『よっさん』と言えば、『アイスキャンディー』やもんな

ほな…

『俺』は、『苺味のアイスキャンディー』をよばれよかな 」(拙者)


『 ルナ兄貴 』

『ルナ兄貴』には、『次の予定』が詰まってます

『ルナ兄貴』は、『此処』で『油を売ってる暇』が有りません) 」(チャミ)

「 うん

済まんが…

その『予定』は、『時間』を遅らせてくれへんかのう

『俺』は、『よっさん』と『アイスキャンディー』を食べたいんやがのう

『チャミ』も『アイスキャンディー』をよばれろや

この『アイスキャンディー』は、『よっさんの思い出の味』なんやさかい

『チャミ』も『よっさんの思い出』を聴けや 」(拙者)

「 はい

では…

『俺』は、『メロン味のアイスキャンディー』をよばれても宜しいですか 」(チャミ)

「 どうぞ

『ルナちゃん』は、『苺味のアイスキャンディー』やな

『チャミ君』は、『メロン味のアイスキャンディー』ですなム

『ルナちゃん』は、いつも『苺味のアイスキャンディー』やな

たんと食べなはれ 」(よっさん)

『拙者』は、この「玄冬の写真家」を無碍には扱えませぬ…

『拙者』は、この「玄冬の写真家の心の傷」を知ってるからでござる…

この「玄冬の写真家の心の傷」とは…

「 『 チャミ 』

『俺』は、『中野中学校』を卒業してから直ぐに、そこの『マンション』で『一人暮らし』を始めたんや

その時に『よっさん』と知り合ってん

『俺』と『よっさん』は、『行き着けの飲み屋』が一緒やってん

『俺』は、この『街』へ越して来たばかりで『知り合い』が居てないから寂しかった

『よっさん』が、『アイスキャンディー』を奢ってくれた

もう『30年くらい』は、経つかな 」(拙者)

「そうなんですか


そんなに『以前』からですか

ってか…

『行き着けの飲み屋』って…

その『時分』は、『高校一年生』でしょうに 」(チャミ)

「 せやな
『ルナちゃん』は、『高校生』やったわ

『ルナちゃん』は、『人』とは『雰囲気』が違ったもんな

『ルナちゃん』が、『此処』へ越して来たから『此処らのヤンチャ暮れ達』が逃げて行ったもんな

『此処』は、『住み易い街』やねんけどな

『ルナちゃん』は、『南田辺商店街』で『ヤンチャ暮れ達』を『一人』と残らずに殴ってたもんな

聴けば…

『ルナちゃん』は、『隣街の駒川』では『有名なヤンチャ暮れ』で『手』が付けられへんかったらしいもんな

その後に…

『ルナちゃんの仲間達』が、『此処』を牛耳ってたわ

そら…

『此処らのヤンチャ暮れ達』は、『ルナちゃん』を見たら逃げて行くわな

『ワシ』は、生まれも育ちも『此処』やから驚いたわ 」(よっさん)

「 まぁな

『俺』は、餓鬼の頃から『街の嫌われ者』やったからな

『チャミ』は、『地元の西成区』では『ヤンチャ暮れ』てたけどな

『俺』は、生まれも育ちも『隣街の駒川』やけど、この『田辺』にも『思い出』が有って好きやけどな

『JRの南田辺駅』に『南田辺商店街』に『山坂神社』に『地下鉄谷町線の田辺駅』に『桃ヶ池』に…

『俺』には、『沢山の思い出』が有る

今宵は、久し振りに『スタンドあさひ』へ『顔』を出そうかな

『俺』は、『よっさん』には『アイスキャンディー』ばかり喰わされたな 」(拙者)

「 せやな

『 チャミ君 』

あれが、『田辺小学校』やわ

あの『田辺小学校の北側』には、『石碑』が在るんや

その『石碑』は、『原子力爆弾の模擬弾が投下された場所』なんや

『アメリカ』は、『広島県』と『長崎県』へ『原子力爆弾』を投下した

『8月6日』は、『広島県』へ…

『8月9日』は、『長崎県』へ…

『アメリカ』は、『広島県』と『長崎県』へ『原子力爆弾を落とす前』に『原子力爆弾を落とす練習』をしたんや

既に…

その時は、『太平洋戦争の勝敗』が決まってたのにな

『日本』は、『アメリカの空襲』で『焼け野原』と化してたのにな

『アメリカのB29爆撃機』は、『太平洋戦争終了直前の1945年7月26日の朝の9時26分』に『あの場所』へ『原子力爆弾の模擬弾』を投下したんや

『死者』は、『7人』でな…

『重軽傷者』は、『73人』でな…

『倒壊家屋』は、『485戸』でな…

『被災者』は、『1645人』やわ…

その『爆弾』は、『カボチャ』に似てた

その『爆弾』は、『カボチャ』をもじって『パンプキン』と呼ばれてる

これは、『約72年前の話し』やな

『死者7人の内の二人』が、『ワシのお母さん』と『ワシの妹』なんや

『被災者1645人の一人』が、『ワシ』やわ

『知り合い達』が、一瞬に『何百人』も死んだわ

その時に『ワシのお母さん』も『ワシの妹』も死んでしもた

その『前の日』にな…

その『原子力爆弾の模擬弾を落とされる前の日』にな…

『7月25日』にな…

『ワシ』は、『妹』と『アイスキャンディーの取り合い』をしたんや

『ワシのお母さん』は、『ワシ』と『妹』に『アイスキャンディー』を買ってくれたんやがな

『ワシの妹』は、小さいから『自分のアイスキャンディー』を『地べた』へ落としてしもたんや

『 ワシ… 』

『ワシ』は、『意地汚い』から『妹』へ『アイスキャンディー』を分けたらんかったんや

『妹』は、大泣きしてたわ

その『明くる日』にな…

その『原子力爆弾の模擬弾を落とされた日』にな…

『妹』は、『お母さん』に言いよった

『妹』は、『アイスキャンディーの件』を『お母さん』に『告げ口』しよった

『ワシ』は、『お母さん』に怒られて『家』で『留守番』をさせられた

『お母さん』は、『妹の手』を引いて『寝屋川市の親戚の家』へ『西瓜』を取りに出掛けたんや

その時にな…

その時に…

『原子力爆弾の模擬弾』が、『あそこ』へ落ちて来たんや

それが、最後やった

忘れもせん

『昭和20年7月26日』をな…

『お母さんの怒った顔』と『妹の泣き顔』をな…


『妹』に『アイスキャンディー』を食べさせたら良かったのにな

『ワシ』は、『妹』に『アイスキャンディー』をあげたら良かったのにな

『 ワシ… 』

『ケチん坊』やったからな

『ワシの妹』な…

『今日子』って、言うねん

『両親』が、『今日子』へ一日一日を大切に生きて欲しいと付けてん

『あの時分』やからな…

『写真』が、『一枚』も在らへん

『うち』には、『家族の写真』が『一枚』も在らへんねん

でもな…

『ワシの心』に残ってる

『お父さん』も『お母さん』も『今日子ちゃん』もな…

『ワシの心』に残ってる

『皆の顔』が、『ワシの後悔』と『一緒』に残ってる

これからもずっと『ワシの心』に残ってる

ずっと一緒や… 」(よっさん)

「 済みません

『良い話し』を有り難う御座います 」(チャミ)

「 ガハハハハハ

『 チャミ 』

気にすんな

この『おっさん』は、この『話し』しかしよれへん

『よっさん』は、『有名な写真家』なんやが

『よっさん』は、『有名人達』から『写真撮影の依頼』が来るんやがな

『よっさん』は、『個展』も開かんしな

『よっさん』は、『展覧会』へも出さんしな

『よっさん』は、この『街』で『アイスキャンディー』ばかり食べとる

アホやろ

でも…

『俺』は、『よっさん』が大好きやねん

『俺』は、『よっさん』と『アイスキャンディー』を食べたいねん」(拙者)

「 す・済みません

『俺』に『貴重な話し』を聴かせて戴いて有り難う御座います 」(チャミ)

「 『 ルナちゃん 』

『 チャミ君 』

どうや

『一枚』、撮らんか

『ワシ』に『写真』を撮らせてくれへんか 」(よっさん)

「 えっ

そんな…

いいんですか

『俺』なんかで… 」(チャミ)

「 『 よっさん 』

『店』も構えずに『個展』も開かずに『展覧会』へも出さずに『此処』で『アイスキャンディー』ばかり食べてたら『ルンペン』やんけパンチ

ほんで…

『写真撮影のギャラ』は、『なんぼ』やねん

その『額』で決めるわ 」(拙者)

「 ワハハハハ

アホか

『誰』が、『ルンペン』やねん

『ルナちゃん』は、相変わらず『口』が悪いな 」(よっさん)

『今作』は、「隣街の哀愁」を綴り申した

『よっさん』は、『隣街の方達』から「偏屈者」と呼ばれてまする

『 苺味のアイスキャンディー 』

『拙者』は、必ず「苺味のアイスキャンディー」を『よっさん』によばれまする

『拙者』は、『よっさん』と会えば「アイスキャンディー」を絶対に断りませぬ

何故ならば…

あの日…

『今日子さん』が、「地べたへ零したアイスキャンディー」は「苺味のアイスキャンディー」だからでござる

『拙者』が、「苺味のアイスキャンディー」をよばれながら「よっさんの後悔話し」を聴けば、「よっさんの気持ちが楽に成れば幸いだと思ってるからでござる

『拙者』は、知ってまする

『拙者』は、察してまする

『拙者』は、「よっさんが偏屈な写真家なのはよっさんの心の中に最高の一枚が残ってるからだ」と感じてまする

その「最高の一枚」とは…

それは、「過ぎし日のよっさん家族の写真」だと…

『拙者』は、「よっさんの心の中に現在でも家族の笑顔が残ってる事」を知ってます

そして…

『拙者』は、「その最高の一枚がよっさんを支えてくれてる事」を知ってます

その「よっさんの澄み切った心の中」で…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


昨晩ジムにてこの話をルナ氏としていたら、
くだんのよっさんは、過去に写真集なども出し、受賞歴もある立派な写真家さんで、
実際あちこちの俳優さんたちからのオファーもあるのだとか。
でも、彼はそれらを全部断って、自分の撮りたいものだけを撮り続けているのだとか。
そして、おおむね彼のカメ₃ラは、いつも兄妹のいる風景に向けられているとか。

そういうわけで、今日も恐らく、片手にカメラ、そしてもう片手にワンカップを携えて、
よっさんはこの街をふらふらさまよっておるのだろうと。


* 補足 *

話の中に出てくる模擬爆弾の話ですが、
実は私の地元でも結構知らない方が多いのです。
というのも、あまり話題に上らないうえ、投下跡碑などがとても小さく、
そのうえ、目立たない路地裏にひっそりと建てられているから。

模擬爆弾


わたしは子供の頃、その一角のみが広く凹地になっているのが不思議で、
祖母に尋ねたところ、この話を聞き、知ることができました。
でもその時は単に「爆弾」と聞いていたので、よもや原爆の模擬段であったとは夢にも思いませんでした。

そんなわけで、もし機会があるのなら、
一度その地を訪れ、そしてお参りしてみてください。
あの時のあの被害は、長崎、広島だけでなく、
本当にすごく身近にあったということを体感できるので、
今までのものの見方、考え方に何らかの変化があるかとも思います。

・碑の場所はこちら
・大阪への模擬爆弾の詳しい話はこちら
・模擬爆弾(パンプキン)の詳しい話はこちら
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コメント

この碑は以前から知ってます。
ほんと目立たない場所にあるんですよ。

碑のある場所、模擬弾が落ちた現場から南東、
田辺小学校の南付近に母親の実家があったので、
風の流れや投下のタイミング次第では、
うちの母親の実家付近に落ちていたかもしれないわけです。

ちなみに当時祖父祖母と母親は生駒山の方に疎開していたそうで、
爆撃の話は戦後に知ったらしいです。

生駒山に疎開していても安全だったのではなく、
当時赤子だった母親を背負った祖母はグラマンに銃撃されて
死にかけたらしいです・・・。

いろいろあって、わたしゃ生きているのですな。



犠牲者の方々に黙祷。

Re: タイトルなし

こんにちは。
そうなんですよ。本当に目立たない場所に、
しかも、やたら安っぽい感じなんですよね。
他にお金をかける余裕があるなら、もう少し何とかならないんでしょうか?
ばしょがマンションの敷地を少し借りている感じなので、
できれば、公地である歩道の脇、街路樹を植えているスペースなどとか。
そうしないと、どんどん忘れられ、いつか風化してしまいそう。

過去は、そこでちょん切れているわけでなく、
今に続けるための連結器みたいなもんだから、
決して忘れたりしていいものではないのにね。

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