ひす日記BBS

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2017-09

JUWEL34 中期型

旧東ドイツ軍用のJUWEL34は私の大好きなストーブなので、
過去に約15台ほど手に入れ、メンテをしては送り出してきております。

この機種はわずかなカラーバリエーションがあるくらいなのですが、
ごくたまに、
「おや?これは…??」
というものに出会います。

それがこれ。
IMG_1673_20170709101627d0b.jpg
レストアを終え綺麗になった記念写真。

一見何の変哲もない34ですが、かぱっと蓋を開けてみると…
IMG_1679.jpg
ん?ゴトクの形がなんか違う?

普通の34のゴトクと言えば、
IMG_3018.jpg
このように厚手の鉄板を切り取って作ったものなのに、
こいつのは鉄の丸棒を曲げてあるだけ。

だから最初は、前オーナーが加工したのかとも思ったけれども、
接合部位などを見ても、どうやらもともとこの形状らしい。

でそこで思い出したのが、東西分裂前のいわゆるナチスドイツ時代の軍用ストーブ、
つまり34の前のモデルである、JUWEL33ARARA37
IMG_1653.jpg
左から、JUWEL33(陸軍),ARARA37,JUWEL33(空軍)

これらのゴトクは先ほど同様に、丸棒を曲げて作ったものです。
だからもしかしたら、風防のみこれらの流用?

ですが、これらのモデルの風防は、空気取り入れ用の穴が横に一段しかありません。
IMG_1542.jpg
この様な感じ。

ですが、今回の34の風防にはその上に更にもう1段で計2段あるから、
33などの風防を流用したとは思えない。
(何より、蓋の取り付け部にねじ切りが無いので全然違う)

ですので、これはもしかしたら、
33から34に機種変更した際の過渡期のモデルではないでしょうか?

なんせ、この手の資料はほとんどないので、今のところ私の中ではそういうことになっております。
(=^^=)ゞ

じつはその後すぐ真相が判明!
↓の追記をご覧ください。
(*^人^*)


さて、34の話題ついでにこういうお話もご紹介。

ある日いじっていたのは一見何の変哲もない見慣れた34。

だから、ほほいのほい♪と分解清掃。
IMG_6811b.jpg
よし、きれいになった。

「ん?なんだこの部品?!」

拡大するとこんな感じ。
IMG_6807.jpg

実はこれニップルに取り付けるストレナー。
IMG_6804.jpg
こんな感じで取り付けます。

ですが、この機種はウイックでガソリンを吸い上げる方式なので、
この部品には、ごみを取り除くストレナーというよりは、
むしろ、GIストーブのヴァポライザーのスクリーン(こちらのa)の様に、
過熱を促進し、気化を早め、火力をアップする、
そういう狙いがあったのではないでしょうか?

ちなみに素材はよくある網状のものを丸めたものではなく、
細い真鍮線を型に入れギュッと押し固めたような構造になっております。

と、ここでふと気になった。
この部品を見るのは初めてだけど、もしかしたら…

そう思い取説にある分解図をよく見てみると、
IMG_7047.jpg
あった!これや!

そうか、ちゃんとこうして描いてあったんか!

今の今まで全く気付いていなかった!

というか、今までいじった中にはかなり綺麗で、ほぼ未使用のものもあったというのに、
この部品が入っていたのは一台もなかったぞ??

よっぽど紛失しやすいのか?

まあ、なくても何ら問題の無い部品だけに、紛失しても気にならないというのもあるんでしょうね。


**追記**

この記事を書いたのち、ふと有名ストーブサイトを思い出し、
そこでJUWEL34を見てみれば…

あ!

ちゃんとあるじゃない!


実は、34の初期モデル(1940年代から50年代にかけて)には今回同様丸棒のゴトクが付いておりました。
ただ、その場合風防の形状は33同様で、風穴は一段、蓋はねじ込み式となっており、
タンクも真鍮製のようでした。
こちらこちら等)

ですが、その後60年代半ばまでのモデルこそが、
今回私の紹介したものとほぼ同じ!
こちら等)

つまり、当初初期型と思っておりましたが、
いうなれば中期型だったわけですね。

これにて一件落着!
(*^人^*)
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コメント

焼結金属フィルタ

こんにちは。しばらくです。

金属の球を固めたストレイナーは、焼結(しょうけつ)金属です。

MUKAストーブのポンプ吸い込みチューブの先端には、フィルターとして付いていたような。

現行のMSRポンプでは、発砲樹脂のフィルタだから劣化するんですよね。

焼結金属を初めて見たのは、空圧機器の電磁弁の排気音サイレンサーで、「雷おこし」みたいと思いました。

Re: 焼結金属フィルタ

こんにちは。
なるほど、あれは焼結というのですか。
ということは、文字通り焼き固めてあるとか…?
(Wikiでお勉強中…)
なるほどなるほど、熱でそれぞれが融着しているので、
単なるプレストは全く違うのでですね。
これなら経年劣化でもろもろになることもなさそうですね。

でもたしかにあれは「おこし」ですね♪

Juwel 34

今回ご紹介いただいたJuwel34、風防の穴が2段になっているのはプリッカーでホジホジするのに便利ですよね~。Juwel33や初期のJuwel34は、一度風防を外さないとホジホジ出来ないですものね。。。

あと、Juwelの筒系は内部に煤が溜まりやすい気がします。ニップルにねじ込まれたストレーナー、効果ありそうな気がします。

Re: Juwel 34

そうなんですよ、やはりモデルチェンジごとに改良されているんですよね。
でもさすがに、内臓ニードルまでは無理だった様子。
ま、あれはある意味豪華装備ですからね。

ストレナーは茶こしなどの真鍮ネットで作れるので
装着する価値はありそうですね。

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