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2017-08

Vulcano Vulcano 222D Tourist メンテナンス 前編 ~Ernst Hãhnel ~

IMG_5176.jpg

以前ちらっと紹介しましたこのストーブ。
IMG_4777.jpg
青いのが今回いじる、ドイツはErnst Hãhnel社のストーブ。
Vulcano Vulcano 222D。
1940~50年ごろのものなので、70年以上前のしろもの。

今回は取りあえず実用状態するのが主目的。
ですので、ピカピカに磨き上げる気はないので、まずは機能面のチェックをします。

まずはポンピングし圧の掛かり具合をチェック。
押しごたえは十分にあるので、あとは、NRV(逆止弁)、フィラーキャップ、安全弁、
それらのガスケットが生きているかどうかをチェックします。

というわけでまずはフィラーキャップを外し、穴を親指で強く押さえながらポンピング。
IMG_4786_201702122140355e9.jpg
指を押してくる感覚があるのいで、圧は正常に掻けられている様子。
そのまま5分頑張っても、相変らず圧を感じるので、NRVはOK!

そこで今度はそのままの状態で、頬をニップルの上に持って行きバルブを開きます。
すると細い空気の流れが勢いよく当たるのを感じるので、
燃料経路の詰りなどもまずはOK!
(とはいえ、ウイックが焦げていて、燃料をうまく吸い上げれない場合もあるから、
それは燃焼テストで確認。)

次にキャップをはめて同じことを試すのですが、
どう見ても明らかにゴムが硬化しているので、ここは潔くガスケットの交換。

ヴォルケーノの安全弁も丸くて中央に切り込みがあるだけの分解しにくいタイプ。
この場合ドライバーなどを差し込むと、厚みが合わず溝を変形させてしまうので、
ピッタリのサイズの鉄板などを探す方が、後後の作業効率も上がります。
「マイナスネジの取り外し」参照のこと)

このヴォルケーノの場合は、一般的な金ノコの替え刃がジャストフィットします。
(焼きが入っているため硬度も申し分ないですね♪)

またキャップがつまみのある独特の形状のため、
バイスプライヤーでこの様にしっかり固定する必要があります。
IMG_4805_20170212214037f7c.jpg
当て皮は、キズ防止だけではなく、滑り止めも兼ねております。

むろんバイスに固定するのは金ノコで、そこにキャップの溝をはめ込み、
バイスをハンマーで軽く一撃!

むろん強く叩ぎすぎるのはNGですが、ビビッて何度もたたいたり、
中途半端な力でレンチを手でムギュッと回すと、たいてい舐めて溝を痛めますのでごご用心。
(無論、事前に潤滑剤を浸透させたのち、トーチで炙っておく方が無難です。)

そういうわけで、分解後内部を清掃し、新しいパッキンなどを装着したのち加圧。
その後数時間放置するも、圧漏れはないようなので、
ポンプをばらしてのメンテは省略することにしました。

まあ、今現在問題ないのなら、手を付けないほうが無難ですから。
(ここのパッキンは一度ばらすと気密性をなくしそうだし、新規で起こすのも面倒だから…)

そういうわけで、早速点火テストをしようかと思ったのですが、
ポンピング後の圧の保持がどうも心もとない。
20分ほどは耐えるのですが、1時間は持たない。
だからやっぱずぼらせず、ポンプを分解しNRVのメンテもすることに。

ちなみにこいつのポンプノブの取り付けは少し変わっており、
一般的なねじ込み式ではなく、この様なスナップリングで固定されております。
IMG_4879.jpg
ですので、取り外しには専用のプライヤーが必要となります。
だから、出先でのトラブル時には、これはちと不便だな…

で、NRVを開けてみてびっくりした!
IMG_4881.jpg
ガスケットは合っていないし、スプリングは錆びて折れてかけている!

NRVホルダの形状から見ると、ここにはBarthel Nr 80同様ドーム型のガスケットが入るはず。
ですがそこにはホルダよりも大きめの円盤状のガスケットが。
多分前オーナーが苦肉の策で使用したんでしょうね。
スプリングはよくこれで機能していたな…
この状態で熱が加われば、すぐ折れてしまうから、
使用中ここからガソリンが噴き出し大炎上というのもあり得た…

ずぼらせずにいて、本当によかった。
(=^^=)ゞ

そういうわけで、この部分をばらしたついでに約浴の上清掃することに。
IMG_4887.jpg
ついでなんでニップルも清掃♪

バーナー部は、まあまあ汚れがひどくないからこのままでええかな?
(とか言いながら、結局全バラしていたりして…)

さて、薬浴後はここの処理。
IMG_4889_201702161624361df.jpg
取り付け部の古いガスケットを取り除かねばなりません。

これかなり頑固でめんどくさいのですよ…

こういう細かい部分はスクレイパーも使用できないので、
カッターの刃で慎重に粗削りしたのちは、
オイルを塗ってスチールウールを割りばしに巻いて研いでいきます。
IMG_4892.jpg
こんなもんでよし!

むろん、相手側のタンクの口も同様に。
IMG_4894.jpg
よし、OK!


そうそう、話はそれますが、
今ちょっと「スクレイパー」で思い出したこと。
(スクレイパー → こびりついたものを数理除去するヘラのような工具)

皆さん「摩天楼」ってなんか不思議な言葉と思いません?
まあ、平たく言えば高層建築物のことなんですが、
この言葉、何となく古い中国語か日本語だとばかり思っていたのですが、
実はこれ、英語の直訳なんですよね!
つまり「skyscraper」(スカイ・スクレイパー)で「空を削る(擦る)もの」
という意味だから、「空を摩耗させる楼閣(高く立派な建物)」ということで、
摩天楼。
普通直訳だと、味もそっけもない言葉になりがちなのに、
なんとも、センスと雰囲気のある訳語だと思いません?

じつは、ある時作業で「スクレイパー」を使用していて、
あれ?これって「スカイ・スクレイパーのスクレイパーだよな?」と気づき、
その時、やっとこれが摩天楼とつながり、その成り立ちが、私にはすごく意外だったのです。

あ、余計な話をしていたら長くなったので、続きはまた後半で。

(=^^=)ゞ


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コメント

ストーブのばらし

ちょっと前まで、良くばらしていて思ったのが、ポンプ系と、安全弁は、ばらして様子を見た方がいい気がしますね。
確かにポンプとタンクのパッキンを交換するはめになるんだけど、ポンプの溶接が甘い奴が極たまに有りますね。
で、古いストーブとかだと、ゴムが劣化していることの方が多いので、弾力を確かめる為にばらします。
安全弁のゴムは、8割方交換してる、意外と交換しないと後でいたずらしてくれるので、遅かれ早かれ、ゴム系、パッキンは交換しておいて、損はないと思いますね。
よくあるあるだと思うんだけど、外してて、バネが飛んでいくとどこ行ったとか?
探しませんか?
でポンプと燃料タンクのパッキンを一時的にゴムパッキンにして様子を見て、ノンアスベストパッキンにするのが、ベストのような気がしますね。
ゴムとかだと、ガソリンに触れた物なら一年ほどで結構、劣化してたりとかするのを、msrストーブで、経験が有りますね。
なので、ゴムパッキンは!常にメンテナンスしたら、ツンツンする癖が、ついてますね。
結構、オイルアップしてあっても、漏れた経験が有、少しマッサージしてあげたら直ったみたいな、嘘みたいな、本当の話です。

マイナスねじの取り外し

仕事場にステンレス製の物差し。150mm,300mm,600mmがあるのて、これ使ってます。
それぞれ厚さが違うのでどれかが合います。
たいていは、300mmが合いますね。
サシが曲がると嫌なので目盛り0mm付近は使わず、反対の末端付近を使います。

NRVから漏れても、ポンプカップが受け止めてくれるから、火だるまにはなりにくいのでは?
コールマンタイプなら、ポンプシャフトのねじこみ忘れすれば、火だるまあり得ますね。

ポンプの干し柿の粉、真鍮の錆びより、クリヤー塗装の変質ですかね?

8枚スプリッターですよね。
123Rを8枚にしたらかっこよくなるかな。
塗料皿で作ってみるかな。

そういえば、イタリア産の液燃ストーブは、世の中にないのですか?

工具

ほにゃさんへ、イタリア産のストーブって見たことがないですね。
ショウセイさんのホームページをのぞいて来たけどなさそうですね。
フランスもあるけど少ないですね。
ベスタは持ってないのよね。
cdfとかアラジンのm-1942ににてる奴とかは、あるけどね。
ロシアにラジウス系のストーブとかもあるけどね。
イタリアの物は、見たことがないね。
そうそう、本題へ、ipsのソフトタッチのコンビネーションプライヤーが意外と使いやすかったのでご報告迄にちょっとの差なんだけど、使うと、やっぱり違うと思いましたね。
さっきのストーブ物で取説等が着いていても、私、英語がからきし駄目なので、宝の持ち腐れになってますね。
まぁ、わからなかった場合、ユーチューブで見る感じかなぁ。
歴史的価値が取説にあっても見てもわかんないので、見ません。
意外と難解だったのが昭和11年頃のコイル式ガソリンストーブについてきた保証書と取説が日本語だけど、殆ど漢文に近くて、家の親とかに見せたけど、難しいよ、これって感じでニュアンスでなんとなくでしたね。
ストーブや、ランタン等は、普通に使えているので、問題はないけどね。

Re:イタリア産ストーブ

なべさん。
わざわざ知れべて頂き、有難うございます。

イタリアは、ヨーロッパアルプスのお膝元で、ピッケルとか有名さんがあるので、ストーブがあっても良さそうなのにね。

以前に

以前にヤフオクにて、フランスに住んでる人と、取引をした際に、何かあったら宜しくお願いしますと言われて考えてみたけどフランスとかだと、プジョー、オピネル、グランテトラ、鞄とかブランド物後は、食い物になってしまうのよね。
今なら、cdfとかベスタ等のストーブとかがおもい浮かぶけど
イタリアとかだと、車ですよね、後は、食、服等のブランド物、後は、軍物とかの格好いいものとか、意外とランタンとか、ストーブを探すのは難儀だったりしますね。
イギリスとかだとvapaluxの系統と軍用ストーブにラジュース系のストーブですかね。
イギリス系は、実質剛健って感じですね。
色々弄って来たけど、定番品を扱うのが、一番確実だと思いますね。
コールマンのガソリンストーブをまねたOptimus323,324とか、リコールにあってなくなった物も燃料バルブのパッキンが一つだしポンプがしたにあるから炎上するしでポンプは、上の方が間違いないだろうとか、物的には好きなんだけどね。
皆、コスト削減と試行錯誤した結果だと思いますね。
msrのストーブでOリングにオイルアップしてあっても、漏れた経験が有り、たまたま、燃料が灯油で、助かった経験が有りますね。
msr自体は凄く好きですけどね。
msrは、まだ、アメリカの良心的なとこが残されてる所があるけど、品質は、劣化してますね。
ドラゴンフライは、現行モデルを買っても良いけど、それ以外は、旧型が良いですね。
optimusポラリスも液体燃料のみを使うならoptimus nova82の方が良いのよね、85の方は、意外と使いずらいのよね。
サイレントキャップも82の方だと88ハイカーと共用できるので、そちらがおすすめだし。
コールマンで言ったら。
コールマン550Bとかは、使い易いですね。
但しバーナーの首のカラーの部分がアルミの筒で強度不足なので、一人用のクッカー位かなぁ。
後は、皆さんが知ってる通りかなぁ

Re: 以前に

お二方どうもです。
前回お返事する記事を間違ったので再度こちらへ。

>なべさん
ゴムの劣化は見極めが微妙な時有りますね。
私は竹串で押したりして確認してますが、
十分弾力があってもダメな時はだめだし…
ま、ゴムもいろいろあるから、どのようなものを使用しているかわからないので、
怪しい時は交換が無難ですね。

バネ飛ばしは日常茶飯事ですよ。
特に真鍮の微妙なのを飛ばしてしまったときは泣きが入ります。

>ほにゃさん
なるほど、ものさしも数種そろえればいろいろ便利そうですね。
でも曲げちゃったら叱られる~!
ポンプの粉は、真鍮と、おそらく劣化したハンダかな?
ちなみにクリア塗装はないうですよ。

イタリアストーブ…
アルピーニで名を馳せているから、小型のストーブがありそうなのにね?
やっぱ、パスタを茹でるには小型ストーブでは火力不足なのかな

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