ひす日記BBS

日々の出来事や、連絡事項

2017-06

エスビット・ポケットストーブ  ~Esbit Kocher~

先日手元に届いた古いストーブ。
早速封を開けてみると、ストーブのケースの中に小さな包みがまた一つ。
「なんだろう?」
そう思い開けてみれば…

ああ~!、エスビット!
IMG_3798.jpg
「エスビットって何?」

エスビットてのはね、ポッケに入る小さな携行用の簡易ストーブなんだよ。
もともとは、戦前ドイツで発明された固形燃料の商品名なんだけど、
それを使用するためのこのケース兼ストーブが大変便利で、
今では、このストーブ自体をエスビットと呼ぶようになっているんだよ。

これはね、こうして広げ、中央に燃料を置いて使うの。
IMG_3807.jpg
白いのが専用の固形燃料で、この名称こそエスビットなんだよ。

でね、広げたふたがゴトクになるからそこにお鍋を置くんだよ。
ちなみにこの部分は角度を途中で固定できるから、
IMG_3794.jpg
こうすれば、底の小さいお鍋でも安定して使えるのだよ。

ん?

やや!広げてみて気が付いたけど、
これ、戦時中の古いモデルじゃないの!
(底面の「D.R.P(ドイツ帝国特許)」という刻印は戦時中のみ。)

なんでこんなもんが?!

後程メールで尋ねたら、
ストーブのおまけにこれも同封してくれたみたい。
やれ嬉しや!

だって、実は私今までずっとこれを使っていたもの。
140318vana.jpg
大昔に買った、メーカー不明のコピー商品。

最近でこそ出番があまりなくなりましたが、
バイクではなく自分の足で山を登っていたころには、
これが非常に便利で、毎回携行していたのです。
なんせ、小型ストーブの代表である8Rなんかより断然小型軽量で、
それこそポケットに入れることもできるし、
なにより、手軽で便利だったから。
(本体に数個の燃料を収納できる。)

使い方はいたって簡単。
取り出して、広げて、燃料を置いて着火するだけ!

インスタントラーメンや、コーヒーを沸かすだけならこれだけでも十分だったし、
何より、大好きな焼き缶詰(好きな缶詰を缶ごと直火で炙る)には、
吹きこぼれて汚れても気にならないこれが最適なのでした。
だから一人での日帰り山行には、何よりこいつが便利だったのです。

でもその後、徒歩ではなくバイクで山に入るようになり、
そして今ではそれすらもなくなってしまい出番がなくなってしまったのでり、
ここ何年も非常時の持ち出し袋が定位置になっておりました。

ですが、こうして久々に手にしてみたら、
なんかこう、そそられるではないですか…

そこで、今度自転車で遊んだついでに使おうかとかニヤニヤしております。
また焼き缶詰しようか?
それとも冷たい缶コーヒーを買って直火でホットにしてみようか?
(=^^=)ゞ


そうそう、実はこれメインの火器としてではなく、
補助的に使用してもすごく便利なのです。

実はあの時、簡易ヒーターを炙っていたのもこのスビットだし、
その後、ドリップしたコーヒーをこうしてのっけて、
冷めないよう保温に使っていたのもこれなのです。
IMG_3888.jpg

それどころか、あの時私の愚かな失敗「ガス欠」を、
見事リカバリーしてくれていたのも、じつはこれ!


いやいや、なかなかどうして、
使い勝手良く、頼りになるやつだ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、このエスビット、基本的には先ほどの戦時中モデルから、
今現在もほとんど形を変えずに製造され、世界中で売れております。
ほんと、この構造はシンプルながらよくできている。
(特に足の角度を変え、ゴトクの幅を変えるギミックはさすが!)

ですが、それ以前、
つまり一番最初の戦前モデルは少し姿かたちが違っております。

それがこれ。
IMG_3791.jpg

後のモデルと比べると、サイズが若干小さいかな?
IMG_3795.jpg
ちなみに、これは鉄ではなくアルミニウム製ですが、鉄製も存在。

でも一番違っているのは構造。
それ自体が燃料のケースになっているのは同じですが、
先ほどの様に箱を開いて使用するのではありません。
IMG_3790.jpg
裏面に使用法が図示されていますがいまいちよくわかりませんね。

では実際に♪

まずはケースのふたを左右に引き抜きます。
IMG_3789.jpg
するとこのように中から3つのパーツが出てきます。

広げてみるとこんな感じ。
IMG_3782.jpg
下の真ん中のパーツは固形燃料を置く燃焼皿です。
上のパーツはケースのふたと組み合わると…
IMG_3784.jpg
このようになり、これが片側のゴトクになります。

同様に反対側も組み合わせ、下のようにセットします。
IMG_3785.jpg
はい、これで完成!


IMG_3786.jpg
後はこの様に鍋を置き使用するのです。

この形状も非常にコンパクトなのですが、
現行のものと比べると、組み立てが少し面倒で、
材質的・構造的にパーツの変形や紛失の恐れがあります。
また、そこの小さい鍋が使えないというのも、個人用としてはちょっと不便。

実際私もこれを持ち出して使うには、ちょい面倒で、
また、壊してしまうのではないかと気を遣うし、
愛用のカップを乗せれないというのも不便で、
いつも前述のコピー品を持ち歩いておりました。

だから多分このままの形では今ほど大ヒットしていなかったはず。
そう思うと、やはりのちの改良はやはり大正解ですね。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ちなみにどちらのモデルも、構造上風に弱いので風防は必携です。
ですが、この手軽さが売りなんで、
わざわざ別に風防を持ち歩くのもなんだか…

そういうことで私はこういうものを作っておりました。
IMG_3803.jpg
鉄板をカットして曲げたもの。

IMG_3801.jpg
これをこの様にエスビットに噛ませて固定し使います。

で、このようにそのまま収納もできる!
IMG_3804.jpg
あ!
何を材料に作ったかばれちゃいましたね。

いや~、この手の空き缶って錆に強いんで便利なのですよ~♪
(=^^=)ゞ



*おまけ*

実は今回、開封済みで使いかけのエスビットもいくつか入っていました。
これ多分、3~40年以上は前のもんだと思うけど、

使えるのかな?

そう思い、ちょっと試してみました。

IMG_3834.jpg
いけるやん!

ガソリンや灯油だと、長期間放置したら変質して使えなくなる場合もあるのに、
なかなかにこのエスビットは素晴らしい!

もったいないのでお昼のラーメンを作ってみました。

意外に火力もあるのですよ。



*おまけ2*


本文中にも触れましたが、本来エスビットは固形燃料の商品名。
煙が出ず、カロリーも高く、途中吹き消してもまた再使用でき、
なにより、自然発火せず、安全で携行性に優れたとても良い商品です。
ですが、燃やした後なべ底にヤニが付くのが嫌で、
私はよく似た別の商品である「META(メタ)」(固形アルコール)というものを使用しておりました。

ところが、数年前それが有害であるとのことから製造中止になってしまい、
今では入手不可でちょっと困っていたのですよ。
で、それに代わる燃料をいろいろ探してみたところ、
なんとまあ、100均でいろいろあるではないですか!

いやほんと、便利な世の中になったもんだ~!
スポンサーサイト

コメント

エスビットの初期の奴、お持ちなんですね、スゲー!

初期の奴、中々出てこないですよ!
今回紹介されてたのが、その後のモデルで筆記体なんですよね。
その後がブロック文字になり、ナショナルストックナンバー付きになりますよね。
風防として、他の方がやっていた、ダイソーのケーキの型が丁度風防で使えるみたいですね。
また、ダイソーの固形燃料の青ぽい奴が、汚れにくく、コスト的にも、良いみたいです、後、ケースも丁度良いのがダイソーにて買えますよ。
確かに、初期の奴、が、あれだけ面倒なのは、ビックリしましたよ!

Re: エスビットの初期の奴、お持ちなんですね、スゲー!

まいどです!
この初期エスビットは、たまたま入手できましたが、
その後、鉄製もないものかと探してみると、
ほんと、案外出物がないですね。
そういう意味ではラッキーでした♪

ですが、さすがに使いにくい!

そういうわけで、もっぱらこの戦時中タイプを重宝しております。

燃料にはダイソーの青いものは、ラッピングのセロファンみたいなのが弱そうで、
すぐに破れてしまいそうなのと、なんだか火力が弱く感じるので、
同じくダイソーの袋入りのピンク色のジェルを使用しております。
一袋で一人前の水を沸かしてその後しばらく燃え続けて保温もできるのでちょうどいいのです。
ほんというと、「META」が市場新野だけど、もうあれ売ってなさそうですしね。



meta

meta、多分売ってないですね。
アメリカ軍の固形燃料なども地球環境の絡みで、昔のタイプは、なくなったみたいですね。
今はユーティリティフレームって奴を使ってるみたいです。
確かに燃料用アルコールを燃やすとホルムアルデヒドが作られるから、体に悪いし、燃料用アルコールそのもの自体が、メチルアルコールだから、毒ですね!
他には、いいものは、なくなりますね。

Re: meta

METAないですよね~。
実は30年ほど前のが今も手元にあるのですが、
そういうこともあり使えずにおります。
確かに途中吹き消すと、独特の刺激臭とともにタンポポの綿毛のようなものが舞い、
「あれが毒だ。」と先輩から教わりましたが、
あの程度でね~。

それくらい自分で気を付ければよいだけの話なのに…

毒の無い世界だと、自衛すらできない人ばかりになってきそうな気がしてきます。

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hisuaki.blog31.fc2.com/tb.php/3237-0b4ff968
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

FC2Ad

 

プロフィール

ひす

Author:ひす
ようこそ!
私のプライバシーを覗いておくれ!
(/ω\)

「ひす画像BBS」ができました。
放出品やイベントのお知らせなどを掲載予定す。
また、各種ご連絡・ご相談もこちらまでお気軽に♪

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する