ひす日記BBS

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2017-11

カンブリア・ランタン ~H&L社製~

昨日の春の嵐のおかげで、今朝は一面桜のカーペット。
その上を、まだで型崩れの無いカバンを背負った、
新しい制服姿の新入生たちがにぎやかに通り過ぎていきました。
その姿を見ていると、
ずいぶん昔の、何とも嬉しいようなこっぱずかしいような、
それでいて、ちょっと不安で、なおかつ、わくわくするような、
そんな、思い出せそうで思い出せない気持ちがわきあがり、
それを頭の中で反芻しながら今朝は散歩に出ておりました。

完全には思い出せないし、表現はできないけれど、
でも、確かにあの頃、世界は本当に輝いていて見えていたな…。
それも、キラキラとかではなく、
パ~ッと真っ白に。
あの時は、またそれが気持ちよかった。

でも今は同じく輝くにしても、そのような感じではなく、
もっと温かみがあり、優しく輝いたものの方が心地よく感じます。
だからかな?

今回はこういうものをご紹介したいと思います。

IMG_3461.jpg
HockleyLamp&Limelight Company
(ホックレイ・ランプ&ライムライト社 1930年代製造)

実は、私はこの手のものには不勉強です。
だから、これも単なる灯油ランタンであるなと思っていたのですが、
この社名から検索しいろいろ勉強していくと…

これはどうも大したもの!
その正体は、19世紀ごろ炭鉱夫のための照明として開発されたランタン。
それゆえに、ただ単に明かりが灯ればよいというものではなく、
頑丈で、消えにくくいのは当然として、
炭鉱での使用を考えて、周囲のガスへの引火性のしにくさと、
坑内では貴重な酸素消費量を減らし効率よく燃焼させる工夫があるとか!
(いったいどんな工夫なんだ?)
いやはや、なかなかによく考えられた代物ですね。

06_20160205140850bf4.jpg
そういえば「SERIAL No(識別番号)」と併せ、
「COLLIERY No(炭鉱番号)」の欄がある。

この個体については、ともに空欄なので、おそらく炭鉱では使用されなかったのでしょう。
(道理で程度が良いはずだ。)

で、実はこの手のランタンを総称し、「カンブリア・ランタン」と呼ぶのですが、
なんか不思議な感じがしません?
私はついこの「カンブリア」という言葉から、古生代のカンブリア紀をイメージするから、
「え?そんなに古いランタン?!」とか思ってしまいました。
でも実際はそういうことがあるはずもなく、次のようなことがその由来となっていたのです。

そもそも「カブリア」とはイギリスの街であるウェールズの古名。
で、そのウェールズは、イギリスでも有数の炭鉱の街!
つまり、炭鉱といえば「カンブリア(ウェールズ)」、「カンブリア」といえば炭鉱というイメージ。
だから、炭鉱のためのランタンだから、そう呼ばれるようになったのですね。
だから、「カンブリア・ランタン」はつまり「炭鉱用照明」と訳してもいいでしょう。
(古生代の「カンブリア紀」も、この町が化石の出土による研究が最初にされた土地によることに由来。)

そういうことを頭に入れて各部を見ると、
確かに、どこもずっしりしっかり作られており非常に頑丈。
(ちなみに重さも予想外の1キロ越え!(1150g))
IMG_3401.jpg
ほ~、こんな隠れた部分に小さな穴(排気口)が。

ガラスのホヤもかなりぶ厚めでちょっとや外では割れそうになく、
不意の横風からもしっかりと炎を守ってくれそうです。
(実際点火してみると、ホヤを外さない限り吹き消せませんでした。)

また、燃焼部分はかなりしっかりガードされており、
ある程度までの水しぶきになら十分耐えれそうです。
無論すべての素材は腐食に強い真鍮製。

また、上部のフックも大きく使い勝手が良いので、
場所を選ばずに引っ掛けることができそうですね。
このあたり本当に質実剛健!

では実際に明かりを灯してみましょうか。

まずは上部分をタンク部分を分離して、
IMG_3430.jpg
で、このように芯を引っ張り出したのち給油。

本来燃料は灯油なのですが、
私はすすの出にくさから液体パラフィンを使用しております。
ですがランプ専用品は売ってる店が限られるので、
100均のベビーオイルを使っています。
(うっかりこぼしてもかえって肌によさそうだし…)

そして点火♪

IMG_3439.jpg
お!可愛い灯り♪

この、先ほどの排気口と同じく、周囲にまばらにあいた小さな穴が、
気になっていた酸素消費量減少の工夫ですね!

普通こういうランタンは、完全燃焼を目指しより多くの酸素を取り込むべく、
芯より下部に空気を取り入れるため多くの穴が開いていたりするのですが、
このランタンの場合は、その空気の取り入れ口をかなり絞り込んでおります。
つまり、必用最小限の空気を取り入れ、そして排出。

またこの空気取り入れ口と、先ほどの排気口の位置も、
横風の影響が炎に出ないような位置に配置されていますね。
これなら炎の変化も少なく、安定した照明を得ることができそう。

よくこのランタンの話になると、
「ベテラン鉱夫は、炎色の変化で有毒ガスを検知できる。」
と言われるようですが、それもこの安定した炎があってこその話なんですね。

実際に、私もこのように手で持ってあちこちうろうろしたのですが、
IMG_3457.jpg
炎が揺らくこともないし、
何より、炎の真上にある持ち手が全く熱くならない!

なるほど、こりゃまさに作業用の灯りだ!

とまあ、このようなランタンですが、
今となっては過酷な現場や、ぎりぎりの環境下で使用することもないので、
この様に私の仕事場で、
IMG_3435.jpg
ほわわ~ん♪
と明かりを灯し第二の人生を過ごしております。

先日のランタンの灯りもそうですが、
こういう優しいあかりって、本当に心が和むな~。



*追記*


このランタン、じつはあのジブリアニメ「天空の城ラピュタ」の劇中に登場しているようですね!
ランタンb
(「バズー ランタン」の画像検索結果より)

ほんとだ!

実は私はあの映画を見たことはないのですが、
そういうことならちょっと見てみたいなと思いました。
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コメント

カンブリアン

実際に使われていたカンブリアンランタンいいですよね。
私も、Protector lamp & lighting社のカンブリアンランタン持っていますよ。
これは バラさなくても給油できるし、火力の調節も出来ます。何より点火装置がついているのでホヤを開けなくても点火できるのがいいです。

Re: カンブリアン

こんにちは。
よしくんさんもお持ちですか?
この灯りって本当に雰囲気いいですよね♪
実用性はもはやないといってもいいですが、
それでも、わざわざ照明を落として灯したくなりません?

さて、そちらのは何かと便利ですね!
最初ハリケーンランタンのような感じかなと思いましたが、
自動点火装置?!
それはすごい!
ここがもう想像外!
機会があればぜひ拝見させていただきたいものです。
(*^人^*)

Protector Lamp & Lighting Type 6?だと思います。

私の持っているものと若干違いますが(私のものは、トップのプレートにはモデル名が入っていないので、Type6の初期モデルかな?)、画像と動画張っておきますね。
動画
https://www.youtube.com/watch?v=6zURPOiSViE&feature=player_embedded

画像:http://farm3.static.flickr.com/2432/3633053463_cd58fe377c.jpg

ジッポーライターのフリントを使って火をつけます。

Re: Protector Lamp & Lighting Type 6?だと思います。

こんにちは。
早速どうもありがとうございます。

なるほど~!
これは面白いアイディアですね!
そして楽しい!

このジャンルも、勉強すればまだまだ面白いものがあふれていそうですね~。
やばいやばい!
泥沼だ~!
(=^^=)ゞ

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