ピーク1ネタ ~2レバーのとろ火&ケース~
コールマンの2レバーは、簡単に安定したとろ火を得ることができるので、
煮込み料理やご飯を炊かれる方々には絶大な人気があります。
ですが、この2レバーで最も多いトラブルというか悩み事もそのとろ火に関すること。
・とろ火が安定しない。
・とろ火にすると火が消える。
などです。
実際、先日もある方からこのご相談があり、アドバイスさせていただいたばかり。
でも、実はこれたいてい簡単に解決するのですよ。
しかし、ざっと見渡してもそれに触れているところをあまり見かけなかったので、
ついでだから今回記事にしてみました。
まず2レバーの火力調整に関する構造ですが、
これは、よく庭に水を撒くときなどに使用するホース、
手元のレバーで水量を調整できるあの手のホースをイメージしてみてください。
実は2レバーもあれと同じようなしくみになっておるのです。
この場合、、赤レバーが水道の蛇口で、黒レバーがホースの手元の調整レバーにあたります。
ホースの場合蛇口をひねらないと水が出ないように、
2レバーもの赤レバーを開かないと燃料は出てきません。
また、蛇口全開のホースの水量を手元のレバーで調整するように、
黒レバーで火力調整をするのです。
だから黒レバー全開で燃料が出ていない場合は、赤レバー側に何か問題があります。
(もちろん黒側で詰まっている場合もありますが。)
で、つよびはOKなのに、とろ火ができない場合は、
手元のレバー、つまり黒レバー側に問題があります。
黒レバー側の構造は、燃料噴出口のニップルを覗いてみるとよくわかりますが、
レバーの動きに合わせ、ニップルの穴の中を細い針が出入りするような仕組みとなっております。
つまり、下図のような感じ。

いわゆる「クリーニングニードル」とよく似た構造ですが、
あれに比べると、穴に対しする針の太さをかなり細めにしてあります。
ですので、穴から針が飛び出てきても、穴をふさぐことがないので、
ガスが微小に続けることができ、
結果として安定したとろ火を実現することができているのです。
ですが、このとろ火の場合ガスの流れがごく少量であるから、
周辺のちょっとした汚れに対しても影響を受けやすく、
すすやタールなどで少し汚れれば、即ガスの流れに乱れが生じ、
それが不安定さや、消火を招くこととなるのです。
というわけで、そういう場合の対処法はすごくシンプル。
ニップルを取り外し、ニップルと針をきれいに清掃。
(スチールウールとパーツクリーナを使うと便利です)
そうして組み直せば、たいていとろ火に関するトラブルは解決するはずです。
またついでなので、この際レバー根元のナットもしめ込んでおくと、
そこからの漏れも防止できます。
さあ、これからも当分続く寒い季節。
屋外でガンガンとろ火を活用し煮込み料理にチャレンジしてみてくださいね!
ヽ(^∀^)ノ
*おまけ*
ピーク1の話題ついでに…
ピーク1の収納といえば、すぐ専用のアルミケースを連想します。

こういうのね。
実はあれ、私も愛用しておりますが、
なんかサイズが本当に微妙で、使っていて今いち気持ちよくない。
鍋つかみを入れると、どうもなんか…
まあそれでも非常に便利なわけですが、
最近は価格がどんどん上がり、非常に高価な代物となってしまっております。
そこで常々これに変わる何か使い良いケースはないものかと物色しておりましたら。
そんなときホームセンターで、
「お!これサイズ的にぴったり違う?」
と思う容器に遭遇!
それがこれ。

塗料用のペール缶(小)
若干頭がはみ出しますが、それくらいはOKOK!
なんてったって、これで160円という非常にやさしい価格設定!
だからその気になれば、二つ買って合体させ背を伸ばすことも可能。
でも私はそうしない!
だって、こういうぴったりのふた兼コッフェルがあるから!

こちらはもと100円の手鍋。
その持ち手を取り除いたものなのですが、嬉しいことにサイズがぴったり!
これで調理の方も安心してできますね。
(オリジナルのアルミケースのふたよりも容量があります。)
なお、この鍋が手に入るまでの間はこうして使用しておりました。

鍋焼きうどんについているアルミの鍋。
あれのふちをハサミでカットし、ふちを折り曲げただけ。
これもサイズがちょうどなんです。
無論ラーメンくらい余裕で作れますよ♪
(でも弱いので、鍋つかみは使用できません。)
この組み合わせは、頑丈なのと使い勝手が良いこともあり、
最近ではオリジナルのケースを使わず、この組み合わせで袋に放り込んで持ち歩いております。
で、さらに言うと…

こちらの英軍ガスマスク用バッグ。
これがまたこのセットにぴったりのサイズなんです!
というのも、若干バッグの方が深いので、

併せて、このように専用の風防も収納できちゃうから!
またこのバッグにはいくつかポケットがあり、そこに小物を収納できるのですが、
四角に丸筒を収納するから、内部に四隅に空間が生まれるので、
そこに鍋つかみや、ライターも収納できる。
ほんと、使い勝手がすごくよく、一度使うと手放せません。
ピーク1ご愛用のみなさんもも、もしこのバッグを見かけたら、
即購入をお勧めします。
(大体ミリタリーショップなので、700~2000円程度で見かけます。)
煮込み料理やご飯を炊かれる方々には絶大な人気があります。
ですが、この2レバーで最も多いトラブルというか悩み事もそのとろ火に関すること。
・とろ火が安定しない。
・とろ火にすると火が消える。
などです。
実際、先日もある方からこのご相談があり、アドバイスさせていただいたばかり。
でも、実はこれたいてい簡単に解決するのですよ。
しかし、ざっと見渡してもそれに触れているところをあまり見かけなかったので、
ついでだから今回記事にしてみました。
まず2レバーの火力調整に関する構造ですが、
これは、よく庭に水を撒くときなどに使用するホース、
手元のレバーで水量を調整できるあの手のホースをイメージしてみてください。
実は2レバーもあれと同じようなしくみになっておるのです。
この場合、、赤レバーが水道の蛇口で、黒レバーがホースの手元の調整レバーにあたります。
ホースの場合蛇口をひねらないと水が出ないように、
2レバーもの赤レバーを開かないと燃料は出てきません。
また、蛇口全開のホースの水量を手元のレバーで調整するように、
黒レバーで火力調整をするのです。
だから黒レバー全開で燃料が出ていない場合は、赤レバー側に何か問題があります。
(もちろん黒側で詰まっている場合もありますが。)
で、つよびはOKなのに、とろ火ができない場合は、
手元のレバー、つまり黒レバー側に問題があります。
黒レバー側の構造は、燃料噴出口のニップルを覗いてみるとよくわかりますが、
レバーの動きに合わせ、ニップルの穴の中を細い針が出入りするような仕組みとなっております。
つまり、下図のような感じ。

いわゆる「クリーニングニードル」とよく似た構造ですが、
あれに比べると、穴に対しする針の太さをかなり細めにしてあります。
ですので、穴から針が飛び出てきても、穴をふさぐことがないので、
ガスが微小に続けることができ、
結果として安定したとろ火を実現することができているのです。
ですが、このとろ火の場合ガスの流れがごく少量であるから、
周辺のちょっとした汚れに対しても影響を受けやすく、
すすやタールなどで少し汚れれば、即ガスの流れに乱れが生じ、
それが不安定さや、消火を招くこととなるのです。
というわけで、そういう場合の対処法はすごくシンプル。
ニップルを取り外し、ニップルと針をきれいに清掃。
(スチールウールとパーツクリーナを使うと便利です)
そうして組み直せば、たいていとろ火に関するトラブルは解決するはずです。
またついでなので、この際レバー根元のナットもしめ込んでおくと、
そこからの漏れも防止できます。
さあ、これからも当分続く寒い季節。
屋外でガンガンとろ火を活用し煮込み料理にチャレンジしてみてくださいね!
ヽ(^∀^)ノ
*おまけ*
ピーク1の話題ついでに…
ピーク1の収納といえば、すぐ専用のアルミケースを連想します。

こういうのね。
実はあれ、私も愛用しておりますが、
なんかサイズが本当に微妙で、使っていて今いち気持ちよくない。
鍋つかみを入れると、どうもなんか…
まあそれでも非常に便利なわけですが、
最近は価格がどんどん上がり、非常に高価な代物となってしまっております。
そこで常々これに変わる何か使い良いケースはないものかと物色しておりましたら。
そんなときホームセンターで、
「お!これサイズ的にぴったり違う?」
と思う容器に遭遇!
それがこれ。

塗料用のペール缶(小)
若干頭がはみ出しますが、それくらいはOKOK!
なんてったって、これで160円という非常にやさしい価格設定!
だからその気になれば、二つ買って合体させ背を伸ばすことも可能。
でも私はそうしない!
だって、こういうぴったりのふた兼コッフェルがあるから!

こちらはもと100円の手鍋。
その持ち手を取り除いたものなのですが、嬉しいことにサイズがぴったり!
これで調理の方も安心してできますね。
(オリジナルのアルミケースのふたよりも容量があります。)
なお、この鍋が手に入るまでの間はこうして使用しておりました。

鍋焼きうどんについているアルミの鍋。
あれのふちをハサミでカットし、ふちを折り曲げただけ。
これもサイズがちょうどなんです。
無論ラーメンくらい余裕で作れますよ♪
(でも弱いので、鍋つかみは使用できません。)
この組み合わせは、頑丈なのと使い勝手が良いこともあり、
最近ではオリジナルのケースを使わず、この組み合わせで袋に放り込んで持ち歩いております。
で、さらに言うと…

こちらの英軍ガスマスク用バッグ。
これがまたこのセットにぴったりのサイズなんです!
というのも、若干バッグの方が深いので、

併せて、このように専用の風防も収納できちゃうから!
またこのバッグにはいくつかポケットがあり、そこに小物を収納できるのですが、
四角に丸筒を収納するから、内部に四隅に空間が生まれるので、
そこに鍋つかみや、ライターも収納できる。
ほんと、使い勝手がすごくよく、一度使うと手放せません。
ピーク1ご愛用のみなさんもも、もしこのバッグを見かけたら、
即購入をお勧めします。
(大体ミリタリーショップなので、700~2000円程度で見かけます。)
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コメント
分解
黒レバーの所、分解するのに、何かコツ有りますか?ネジ回して緩めても、その先うまく引き抜けないのですが。
Re: 分解
こんにちは!
あの部分はグラファイトパッキンを圧着させているので、
引っ張るだけではまず抜けません。
スピンドルを引き抜くのと同様、
レバー部にカラーなどをかまし、ネジを回してその力で引き抜くのが一般的です。
それでもうんともすんともいかない場合は、
グラファイトパッキンを砕いて取り除くのも一つの方法。
でもその部分かなり調子悪いですか?
あそこはあまり汚れが溜まったのを見たことが無いので、
普通は、ニップルを外してそちら側から掃除したほうが
苦労せずに良いと思います。
あの部分はグラファイトパッキンを圧着させているので、
引っ張るだけではまず抜けません。
スピンドルを引き抜くのと同様、
レバー部にカラーなどをかまし、ネジを回してその力で引き抜くのが一般的です。
それでもうんともすんともいかない場合は、
グラファイトパッキンを砕いて取り除くのも一つの方法。
でもその部分かなり調子悪いですか?
あそこはあまり汚れが溜まったのを見たことが無いので、
普通は、ニップルを外してそちら側から掃除したほうが
苦労せずに良いと思います。
ニップル
ニップル側も外せるのですか・・・・知らなかった。確かに、つかめるように平面になって居ますね。試しに回して見ましたが、堅くて回りません、結構がっちり閉めてあるのですね。
Re: ニップル
そうそう、回りますよ!
根元の四角の部分をバイスなどでしっかり理固定し、
ニップルをレンチでくわえて、ハンマーで叩くといいです。
事前にトーチで炙ってね♪
根元の四角の部分をバイスなどでしっかり理固定し、
ニップルをレンチでくわえて、ハンマーで叩くといいです。
事前にトーチで炙ってね♪
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