ひす日記BBS

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2017-08

謎の部品 ~モニター CABINET №1(ピクニック旧型?)~

最近手元にやってきたとあるストーブ。
おそらく、以前ご紹介したモニター・ピクニック・ストーブと同じだとは思うのですが、
なんだかあちこち少しずつ違っております。

まずはケース。
IMG_1585.jpg
以前のはアルミ製ですが、今回のは鉄製。
上蓋の開閉も、アルミはプッシュボタンで、鉄のはフックでのひっかけ。
(アルミは上蓋が取り外せますが鉄は開くだけ。)

で、背面・側面の空気取り入れ口もこの様に。
IMG_1583.jpg
アルミの方が数が多く、空気の流れが良いようです。

ふたを開けてみると、
IMG_1579.jpg
ゴトク部分が鉄製の方はシンプルな作りで、
1930年代ごろの古いタイプである「MONITOR NO 2 」と同じパターンに見えます。
また、アルミ製にはあるプリッカー固定金具もありません。


そしてまたストーブ本体に目をやると、
CIMG1621.jpg
アルミの方は、この様にフィラーキャップに圧抜き用のネジがついておりますが、
こちら鉄製の方はというと、
IMG_1573.jpg
ネジはなく、キャップを直接回して圧を調整するようで、
タンク側のネジに切り込みがあり、そこから圧が抜けるよう加工してあります。
(黄色の矢印については後述。)

こうして見ると、
アルミケースの仕様は、どうも鉄ケースの改良版で、
流れ的には、鉄製→アルミ製の順で製造された同一モデルなのでしょう。

以上のようなことから、
鉄ケースの方はアルミケースのものが販売された1950年代よりも以前の旧モデルで、
販売時期は、前述の№2と同様1930年代頃ではないかと推測しております。

とまあ、なんせこの手のストーブに関する情報は、
あちこち探しても本当に少ないので、
毎回このような感じで推測し、正体がわかったような気になっております。

ですが、それでもわからない謎が一つ!

それが先ほどの写真に写っている謎の部品。
画像で黄色の矢印で示しているものですが、
実はこれこのような二つのパーツからなっております。
IMG_1587b
で、先ほどの様に、ケースの穴に差し込んで、
組み合わせた形で固定されておりました。

で、
IMG_1586.jpg
いったいこれなんだ???

この様に組み合わせて使うのか?
それともバラして使うのか?

ちなみに、そこそこの長さのあるaの筒は貫通しております。

さっぱりわからないので、手に取りじっと眺めていたら、
なんとなくaの下のネジ部分が、タンクのフィラー部に合いそうな気がし、
実際合わせてみるとみごとにぴったり!
だから当然bのネジはフィラーキャップに合うから、
aをタンクに取り付けた場合、フィラーキャップの紛失を防ぐため、
bを使用してケースに固定していたのか?

でも、そうだとしてもaを使用する意図が全く分からない!
だって、取り付けても、圧が抜けるだけで役に立たないでしょう?
(燃焼させれない!)

そこでしばらく悩んでみて、アルミタイプとの違いをもう一度よく考えてみた。

あれにはこういうの無かったよな?
でも反対に、あれにあって、これに無いもの…

確かあれには、移動の際に燃料があふれださないように、
ヴァポライザーを塞ぐキャップがあったな。
07_20150320151343ff8.jpg
てっぺんに付いているふちの無いシルクハットみたいな部品です。

これがあれば、気温変化で内圧が高まってもニップル部から燃料漏れを起こすことはない。
(バルブを持たないケロストーブには大抵このようなキャップが付いています。)
そう言えば、アルミには外したヘッドを固定する金具もケースについていた。

ん?

そうか!

分かったぞ!



やはり先ほどの部品は、フィラー部に取り付けて使用するんだ!
で、内圧が高まった場合は、その筒の先からタンク内の空気を逃がし、
内圧を抜きニップルからの燃料漏れを塞ぐのだな!
だからこそ、タンク内に燃料が満タンでもあふれ出ないようにあの筒の長さなんだな!
(ゆえにヘッドを外す必要もないので、固定金具がケースに無い!)

なるほど、よく考えてある!

でもこれだとどうしても、筒を通じてタンク内に異物が入り込む恐れがあるから、
その後先ほどの様にキャップをする方法に改良されたのだな。

うむ、やはりこれはアルミケースの旧型で間違いない!



とまあこの様に、情報の少ない古いストーブの場合、
色々な「?」に出会うことが多いのですが、
こうして、色々推理していくと、答えが出てくることがあるので、
それがまたたまらなく楽しくもあるのです♪

だから今回も…

あ~、すっきりした♪
ヽ(^∀^)ノ




*追記*

このストーブの正体がのちに判明いたしました。
「CABINET №1 P92390」という1939年ごろのカタログに載っているモデルでした。
ちなみに、№2 P92391というモデルもあり、ケースは共通で、
中のストーブのタンク容量がそれ下記の通りとなっております。
№1 0.5パイント(284cc)
№2 1.5パイント(426cc)

またどちらのモデルにも、キャンバス生地のショルダータイプのキャリーバッグが付属していたようです。
画像の資料はないけど、あのガスマスクみたいなイメージかな?
IMG_3294.jpg

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