ひす日記BBS

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2017-10

鉛ガスケットの自作

先日ブログのコメント欄で、ケロシンストーブによく用いられる鉛のガスケットのお話をしておりました。
耐熱性があり、柔らかく伸びが良いので、高温部の密閉には絶大な効果があるので、
ストーブやトーチの各部の接続には非常に重宝しております。
具体的には、タンクとライジングチューブの接続部と、NRVの取り付け部にワッシャーのように装着されております。

ですが、これいざ入手しようとすると、専門店でしか手に入らなく、
またあったとしても高価だったり、サイズが合わなかったりで、結構みなさん苦労されております。
無論私もそういう思いをしていたので、
それならばいっそ自分で作ってしまえ!
と、そう思い、なるべくお手軽に作れるように考えてみました。

そういうわけで今回はその作り方のご紹介。

材料は鉛なのですが、最も入手しやすいのは釣りの錘(おもり)なので今回はそれを使用。
種類はいろいろありますが、球状のものが加工しやすいので、
まずはそれを万力などで挟んで、厚めの板状にします。
で、それをその後、平たい鉄板などの上に置き、ハンマーでトントンと叩いて伸ばし任意の厚みに伸ばしていきます。
この時の厚みについては、ライジングチューブなら1.7mm、NRVなら1.3mmなのですが、
あまりシビアに考えなくともいいと思います。
それよりむしろ、作成するガスケットの外径内でなるべく厚みが均等になるように意識して伸ばしてください。

一応参考までに、一般的にガスケットの目安としては次の通りです。(単位mm)
・タンク、ライジングチューブ接続部
大(オプティマス45など)
 →外径×内径 厚み 14.2×8.0 1.7 
小 (オプティマス00、プリムス96など)
→ 12.0×8.0 1.7
・NRV 
→ 12.0×7.5 1・3 
(英国製のものはこれよりやや大きく、12×8程度)

その後は、穴を開けていくのですが、この場合必ずまず内穴からあけていきます。
というのも、鉛は伸びやすく、後で内穴を開けると、外径のサイズが大きくなったり、ゆがみなどが生じることが多いから。
同じ理由で、できることなら、ポンチではなくドリルで内穴を開けることをお勧めします。
ポンチの先はテーパーがあるので、この厚みだと、打ち抜いた際、穴が大きく広がってしまうのです。

そしてその後に外径をポンチで打ち抜き、やすりで整形。
(ポンチで打ち抜き難い場合は、ニッパーでカットし、やすりで整形してもOKです。)

IMG_0462.jpg
この方法だと、市販されていないサイズのガスケットも作成できるので、
ガタのきやすい英軍№2の基部にもこうして新しいガスケットを挿入できます。


また入手できるなら車のホイールバランス用の錘も加工しやすく便利です。
カットして重さを変えれるこの手のタイプが便利です。
IMG_1320.jpg
金づちでトントン叩いて、伸ばして…

IMG_1321.jpg
ドリルで穴を開けたら、後は外径に合わせて打ち抜くか、ニッパーでカット。




で、ここからは裏技…

前述のように完全にガスケットを入れ替えるのではなく、
今あるガスケットにもう少しだけ追加したいな…
そんなとき、もっとお手軽簡単に作業できる方法がこちら。

IMG_1303.jpg
材料は左端のロール状の鉛。

これも釣り用で「板おもり」というシート状になった鉛です。
これを任意のサイズに重ねて折りたたみ、カナヅチでトントンと軽くたたいてならしたのち、
ポンポンツ♪とポンチで打ち抜くと、簡易版ガスケットの完成!

薄手なのでポンチを使用してもゆがみが少なく作業も楽ちん。
いくつか作って重ね合わせれば、そこそこの厚みまで対応できます。

とはいえ、あくまでも重なっているミルフィーユ状態なので、
今あるガスケットへの補充や、完全に密閉された場所での使用にとどめてください。
でないと、絞めこめば絞めこむだけ伸びてしまいまい、薄っぺらになってしまいますから。

しかしながら、これをストーブケースに放り込んでいると、
屋外で使用中での、不意の漏れ時の応急処置などに非常に役立ちます。

古いガスケットを取り除くのって結構めんどくさい作業ですし、
それが屋外で、しかも暗かったり、工具も乏しかったりしたら結構手こずっちゃいますからね。

そういう時、この簡易版をポンと放り込み、ギュッと絞めこめば、
簡単にほとんど漏れは収まりますよ。

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コメント

ドリル

ド、ドリルですか、段々我が家は鍛冶屋さんのように工具だらけになって来ました。確かにポンチだとゆがみや斜めカットなど不具合が出ますね。ガスケットは鉛でもノンアスベストシートの使い分け有りますか?

万力は?

ひすさん
トーチで温めながら万力で当て板挟んで伸ばした方が均等になりませんか?

道東さんへ

まいどです!
ドリルは、トリガーの引き具合で回転数を調整でき、
逆回転できるものを買っておけば本当にいろいろ役立ちます。
ホームセンターでだいた3000円前後で売っているのコード付きのがおすすめですよ。
充電式のは、普段あまり使わない我々には、使いたい時に限ってバッテリー切れだったり、
数年で必ずバッテリーがだめになりその都度結構な出費を強いられますから。

家庭に一台あれば、子穴あけ以外にネジの絞め外しにもいろいろ役立つからおすすめです!
(バフ付ければ、真鍮もピッカピカですよ!)

さて、鉛とノンアスの使い分けですか?

材質の違いからいうと、部品の合わせ部分に隙間が生まれそうな場所には、変形して密着する鉛。
そうでなく、表面に凹凸が無くぴったり合わさっている部品同士なら厚みが均一なノンアス。
耐熱性でいうと、直接熱のかかる部分は鉛。
熱伝導で熱くなる部分はノンアス。
さらに言うなら、もっと高温で表面が平らな部分はアルミや銅のガスケットを用いております。

ミンゴさんへ

こんにちは。
いつもどうもありがとうございます。

さて、確かにその方法もありそうですが、
実際挟んでみると、結構な力がいるので、
労力の割に期待したほどは薄くなりません。
またトーチで炙ると、万力の口も熱せられ焼きナマされそうなので、
私はそれが嫌なのですよ。
(万力とトーチが家に無い方の方が普通は多いですしね♪)

それに、結局最後は現物合わせで、ヤスリでの修正作業が最後に入りまから、
その時ヤスリで削って厚みを均等にする方が圧倒的に楽で時間もかからないのです。

そういう意味で最初の叩きのばしの作業は結構アバウトでも問題ないし、
そう思うと気軽に作業ができるのですよ♪

でも本音を言うと…

プレスが一台欲しいですよね~。
こういう作業はもちろん、ほかにもいろいろ使えるから。
最近は結構安く出回っておるのですが、
いかんせん場所をとるからな~。

プレス機

なるほど、万力だとシンドそうですね。
僕の地元は町工場が多いから、知り合いの工場にプレス機があるか確認してみようかなと(^^;;
材料持込で潰してくれと、なんならカッティングまで(笑)
自作して楽しむという意味合いがなくなりますけど。

Re: プレス機

こんにちは。
へ~。お知り合いにそういう方がいると本当に助かりますね。
で、ついでにカッティング!?
それは素晴らしい!
ではこの際量産して、一手に販売だ~!

でもたしかに、
なんかどんどん自作から離れちゃいますね。
(=^^=)ゞ

やっぱ、ちまちま作る楽しみってのは、
考えている間、作っている間、
そして出来上がって役に立った時!
そこのある嬉しさは何物にも代えがたいものがありますね。

ひす様
こんにちは
「NRVのメンテ」記事も拝見させて頂きました。
鉛パッキンを記事にして頂き有難うございます。

車のホイールバランス鉛までは思い浮かびませんでした。
ゴルフクラブ用は粘着シートが付いているし。
釣りの板おもりは厚さ0.25mm位だし。
釣りの「なす型」おもりは、鋳造用鉛合金なので柔らかくない(純鉛より展延性が多少悪い)。合金だと融点が低いかも知れないと悩んでいました。

ヤフオクで純鉛板が1mm・1.5mm・2mmの厚さのものが、お安く出ていますので、これを入手して自作してみます。

参考まで
プレス機の代用として、卓上ボール盤のドリルチャックで押せば簡易プレスできますが、主軸が歪むかも知れませんが・・・

ボール盤のテーブルにX-Yテーブルを付ければ、フライス盤もどきになります。
刃物のエンドミルが高いのですが・・・

こちらこそどうもありがとうございます。

こんばんは。
ご丁寧にどうもありがとうございます。
そしてまた色々な情報をお教えいただきこちらもありがとうございます。
(*^人^*)

そうですか!
ヤフオクに?!
そこでさっそく見てみたら、なるほど、防振用…
(ということはオーディオ関係?)
これなら叩いて伸ばす手間も省けるしいいですね!
私も取り寄せてみよう~!
ヽ(^∀^)ノ

実は以前、鉛の切れ端を煮溶かして自分で板を作ろうとしたのですが、
労力の割にろくなものができなかったから、
結局再度煮溶かし、石こうで作った型に流し込み車のエンブレムを作ってしまいました。
(こいつのフロントのやつですhttp://hisuaki.inukubou.com/old/baikul/mekitahama.jpg
こういうシートの存在を知っていればそういう苦労もしなくて済んだのにな~。
(=^^=)ゞ

>フライス盤モドキ
なるほど!
これも面白い!
色々使いでがあって、夢(妄想)が膨らみますね~♪

ひす様こんにちわ
最近、暇なときは何も考えずに交換部品を作成しています。
昨日は気が付いたらウイックを10本とか・・・
使い切るのに何年かかるんでしょうか?w

ラジウスの圧力弁(パッキンと真鍮版)の小さいもの(21mm5穴)を作ったんですけどサイズを間違えて(外径20mm弱)しまいましたが、当方では使用可能か確認できません。
送りますので、ひすさん確認お願いできませんか?返送は必要ないです。おまけで大きいもの(26mm6穴)も送ります。使ってみてください。

よしくんさんへ

こんにちは。
なるほど、なるほど…
確かにそういう単純作業は、
こなしているとあっという間に時間が過ぎておりますね。

今度ウイック屋さんはじめられてはいかがですか?
ヽ(^∀^)ノ

で、ラジウスのあの真鍮板とパッキン?
それは手が込んで、結構めんどくさそうなものを…
お疲れになられたでしょう?
ご苦労様でした。
(*^人^*)

多分1ミリ程度の差なら問題なく使用できるんではないでしょうか?
ありがとうございます。
46で一度試してみて、圧抜けが無いか確認してみますね。

真鍮板

ゴムパッキンの方は型紙さえあればどうにでもなるんですけど、穴の数が多いもので結構面倒です。
真鍮板は真円に抜くのがすごく大変。すごく薄いのでちょっとしたことでゆがんだり折り目が付いたりします。
外注に出せばそんなことないんでしょうけどね。
本日、普通郵便で送らせていただきました。

よしくんさんへ

こんにちは。
そうなんですよね。
薄い金属板は、ちょっとしたことですぐ歪んだりするんでめんどくさいですね。
そんなに手の込んだものをどうもありがとうございます。
では到着を楽しみに待っております。

(*^人^*)

ノンアス

ひす様こんにちは。
以前ニップルでお世話になった者です。
鉛パッキンですが、バーナーヘッドとタンクの間にあるパッキンが外す時に毎回タンク側に着いてしまいます。
オイルを塗ったりしてみたのですが、パーコレーターでコーヒーを沸かすのに3回ぐらい使うとまた張り付いてしまいます。剥すと形が変形してしまうのでハメ直すのに一苦労です。
あと鉛のカスがバーナーヘッドをハメる時にネジ部にこびり着いてしまいネジが渋くなります。
ネジは精密ドライバーで掃除をしていますが、パッキンが張り付かない何か良い方法をご存じではないでしょうか?
ちなみに今はノンアスでパッキンを形成して使用しております。今のところ問題なく仕えておりますが、今後不具合が出てくるでしょうか?
一方的な長文でで申し訳ありませんがアドバイスが有ったらよろしくお願い致します。
 追記
ノンアスパッキンの前に釣りのナス型錘を輪切りにしてパッキンを製造しましたが、ナス型錘は材質が違うのですね~!?勉強になりました!
使ってみた感じはそんなに変わらなかったです。

ニードルさんへ

こんにちは。
あの時はどうもありがとうございました。
ストーブは調子よく燃えておりますか?

さて、あの部分の鉛パッキンですね?
あそこは大抵タンク側に残るので、それで問題ないと思います。
サイズ的に押し込んでいくとタンク側の穴にはまり込み固定され、
使用の度毎に、ライジングチューブがそれに食い込む形で密閉を保ちます。
ですので、長期間使用してパッキンがやせていっても、
その都度食い込み使用可能となっております。
で、その食い込む余裕がなくなるほどに痩せてしまうと交換時期です。
(記事中で「簡易版」が楽だと書いているのも、
タンク側に押しこんで、押し固めて使用できるからなんですよ。)

ノンアスも良いのですが、あれは平面部以外では結構シビアで、
そういう場所でも何度も脱着を繰り返すと小さな凸凹の癖が付き、
締め上げてもそこから漏れてきますから。
だからだったy句を繰り返す部分に使用す「パッキン」ではなく、
一度締め付ければ当分緩めない部分に使用する「ガスケット」と考えていただく方がいいですね。

やや!
ニードルさんも釣り錘?
ヤッパ鉛といえば、まずはそこに目が行きますよね♪

ではこれからもよろしく!
ヽ(^∀^)ノ

よしくんさんへ

ありがとうございます。
たったいま届きました~!
(*^人^*)

お見事な出来ですね。
このまま販売できちゃうんじゃないですか?

特に真鍮の打ち抜きが本当に綺麗。
このまま磨いて飾っておきたくなりますね。
(=^^=)ゞ

らぢうすのあつりょくべん

結構大変でした
最初はポンチで抜こうとしたのですがあえなく失敗。
サークルカッターで切ろうとしたけど、これもだめ。

はさみで切ってから、センター穴にリューターのマンドレルをつけて回転させながらヤスリで外周を削りました。これで真円に近く加工できます。
送った物は若干削りすぎたものです。
使えそうですか?

なるほど、マンドリル!

なるほど…
これはいいアイディアですね。
私も丸棒を削るとき、ボール盤で咥えてやすりを当てますが、
この方法を応用すれば、ほかにも色々と製作できそうですね。

早速明日ラジの46を発掘してテストさせていただきます。
(*^人^*)

テスト結果!

↓のような感じです♪

https://youtu.be/PJKet1uhGfA

ヽ(^∀^)ノ

テストありがとうございます。

圧抜けもないようで安心しました。
radiusの安全弁ってほとんど売ってないから
本気で売ること考えてもいいかな・・・

いくらで売れるかな~

Re: テストありがとうございます。

いえいえ、こちらこそ楽しめました。
(*^人^*)

さて、この手のリペアパーツはほとんど見かけることが無いので、
必要な人にはのどから手の出るほど欲しいはず。

いけるんじゃないですか~?

ご教授有難うございました!

ひす様こんにちは!

ストーブは調子よく燃焼しております!
この前山に持って行った時に、コーヒー沸かしで鉛パッキンが張り付き、剥す時に変形させてしまいお昼のラーメンが食べられなくなるところでした!
風防で削ってなんとか形を整えました!
ノンアスパッキン張り付かなくて良いじゃん!ナイッス~!
なんて思っていたのですが、使用素材には理由が有るのですね!
不具合が出てからでは困るので、自分もこれから予備の鉛パッキン作りに励みます!
早速12mmポンチを買いに行かなくては・・。

では、これからも宜しくお願い致します!

ニードル さんへ

こんにちは!
ストーブ調子よさそうで何よりです。
で、すんでのところでしたが、風防で削られるとはナイスアイディア!
無事ラーメンができて何よりでしたね。
ヽ(^∀^)ノ

実はそこのパッキンなんですが、
結構入手しにくくて、多くの方が自作されており、
中には鉛を流し込み作られたツワモノ様もおられるのですよ!
でも確かに、あそこから漏れるとすべてパーですもんね。

で、あまりおすすめはしないのですが…

ゴムのOリングを一個放り込んでおくと緊急の場合役に立ちます。
例の場所と、フィラーキャップに合うサイズとかいくつか適当にあれば。
(実は私も、ピクニック↓のその部分にOリングを使用していますが特に問題なさそうです)
http://hisuaki.blog31.fc2.com/blog-entry-2941.html
フッ素ゴムやニトリルゴムであればなお良いですが、
耐熱耐油関係なしに、緊急時は取りあえず使えます。
でも、本当に緊急時なんでね。
(=^^=)ゞ

当然ハンダ特に糸ハンダは180度で溶ける!

有難う御座いました!
あれから、、、長い時間炊いてると当然糸ハンダは低温180度で溶ける故に、ダメ!
でした!
コネクタも余り熱くない所はハンダ付けたのですが
此れも真鍮のロー付けでやり直ししました。
そうですね!
★純粋な 鉛なら328度迄!なんですね!
今度やり直しします!
あのグラファイトを、この薄い鉛で表裏とでサンドイッチすれば!あのモロさも解決!
(300度も有れば解けないかと?)
こうすれば、繰り返し使えないでしょうか? ^o^!


一応今回手持ちの4D P5 サイズ(フッ素系のOリング230度)を入れましたが!
さすが、矢張りそう締め付けしなくても止まります!
まあ〜予備に数個常備とします!

Re: 当然ハンダ特に糸ハンダは180度で溶ける!

こんにちは。
わはははは!
やっぱ溶けちゃいましたか?
でも大ごとにならずに何よりです。
今度はぜひ鉛でチャレンジくださいませ。
(*^人^*)

鉛サンド面白そうですね。
また結果を教えてくださいね。

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