ひす日記BBS

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2017-10

ピーク1でよくある不調

もはやコールマンといえばこれというほどに有名な名機ピーク1ですが、
これがを初めて見た時の驚きと衝撃といえば、もう大変なものだったのですよ。
ほとんどがプレスの部品でできた、合理的なフォルム。
そして同じく合理的な仕組みから生まれる予想以上に静かで強力な炎!
何より、プレヒートが不要なその点火方法!

今まで必ず行わなければならなかった、あの作業無しでこの安定した青火!?

これには本当に驚きで、先輩たちが持つピーク1にすごく憧れたりしました。

ですので、その手軽さから考えれば当然のように、
その後のガソリンストーブの主流が、ローラーバーナーからピーク1へと移っただけではなく、
それまでガソリンストーブと縁のなかった、ライトなアウトドアファンにもすんなり受け入れられ、
今では、それこそホームセンターのワゴンで売られるほどに一般的でお手軽な道具になっております。

でもこのストーブ、操作はお手軽ですが、仕組みはそこそこ複雑で、
メンテナンスを怠れば、きっちり調子をくずします。
また、なにかのトラブルの際に販売店に相談しても、すぐに新品部品との交換などを勧めてきます。
そうなると新品本体は結構安値で売られているのに、
部品代は定価だと結構するから、いっそ修理をあきらめ新しいのを買う人が出てきます。
(実際私も昔はそういう一人でした。(=^^=)ゞ)

でもね、いざ仕組みを知れば、そんなに複雑でもないし、
トラブルの原因も大体推測できるようになるので、
部品交換をしなくとも、清掃で対応できることが結構あります。

そういうわけで、前置きが長くなりましたが、今回はピーク1の仕組みとメンテ方法。

ヽ(^∀^)ノ

まず大まかな仕組みやトラブルの対応は過去のこの記事の三番目「ピーク1タイプ」をご覧ください。

今回はとくに、ピーク1特有のパーツであるにジェネレター付近を説明したいと思います。

ジェネ

図の中でもあるように、赤矢印は燃料、青矢印は空気の流れを示します。
まず燃料はバルブからジェネレターへと流れ込み、
バーナー部の上を通過しその下へともぐりこみます。
そしてニップル(a)の小さな穴から、膨張室(b)へ向かって霧状に噴射され,
そこで空気と混じり合い、最も燃えやすい状態となりバーナー部へ立ち上りそこで燃焼します。

ですので、この部分での不調というと、各部の燃料通路の詰りと、不適切な空気との混合比率。
具体的にそれらが起こす症状は次の通り。

①火が点かない、もしくはすぐ消える、火力が上がらない
②きれいな青火でなく、大きな赤火になってしまう。
③横から火が漏れてしまう!


①の場合考えられるのは燃料が来ていないか、量の不足。
ですので、原因としては、
・ジェネレター内部の汚れによる詰り
・ニップルの穴の詰り

などが考えられます。

実は、ジェネレターの中はこのようなことを防ぐために内部に清掃用のニードルが仕込まれています。
ニードルの端のフックがバルブレバーに接続され、その動きと連動しニップルの穴の中を移動し清掃します。
ですので、本来はこういうトラブルはないはずなのですが、
指定以外の燃料などでタールやすすがたまるとさすがにこれで追いつかず詰まってしまうこともあります。
こういう場合は、分解できるタイプは分解し、できないタイプはそのままで、
にプルの穴をプリッカーなどで通したのち、
内部にキャプクリーナーなどを吹き込み、その後パーツクリーナーで汚れを飛ばします。
(空焼きして汚れをエアーで飛ばすのも効果的)
これでフックを少し引っ張り出し、息を吹き込んでみてニップルから気持ちよく空気が出ればおおむね良し♪
(フックを押し込んだ状態だと、ニードルがニップルの穴をふさぐので、どんなに頑張っても空気は出てきませんからご注意。)

そうそう、まれにフックが上手くバルブレバーに接続されておらず、
ニードルが動かない状態のままニップル穴をふさぎ燃料を止めているケースもありますから、
組み付けの際は、きっちりとフックを差し込み、その後動きを確認ください。

ちなみにニップル部分を拡大するとこんな感じ。
IMG_0686b
上は分解可能なタイプ、下は分解しにくいタイプ。
分解してある方は、ひょっこっとニードルが頭を出しているのが見えるでしょう?

②の場合は、燃料が多すぎるため不完全燃焼を起こしていると思われます。
原因はおおむね、
・ニップル穴の拡大
・ジェネレターのゆがみによる、膨張室での位置の移動

ニップル穴の拡大は、もう何ともできないのであきらめて部品交換してください。
(こういう方法で対応できないこともないけど、新品部品が出るのだからそこまで労力をかける必要ないと思います。)

そして次の膨張室の方ですが、実はピーク1の不調で最も多いのがこのケース。

「何もしていないのに、いきなり赤火になって元に戻らない!」

そういう場合はほとんどがこの部分のゆがみです。

先ほどの図のように、霧状の燃料は膨張室で空気と混ざり合います。
ですので最適な混合比になる位置にニップルはセットされているのですが、
ジェネがゆがんでニップルの位置が変わるとその比率が崩れ、
不完全燃焼による赤火や、横位置からの漏れ火(③の症状)が起こります。

つまりイメージでいうとこんな感じ。
ジェネ2
ですので対応としては、ジェネレターを手で持って引っ張ったり押し込んだりして調整します。
位置的には、ストーブについているこの金具にジェネがぴったり納まるくらいが目安です。
IMG_0674.jpg

ジェネレターは、一番出っ張った部分であるくせに、柔らかい真鍮でできているため、
知らず知らずにぶつけてゆがめているケースが多いので、
ある日いきなりこういう症状になって、
「壊れた~!」
と思い込む人が多いのですよ。

そういう時は落ち着いて、この対処法を思い出してください。
(*^人^*)


*追記*

もう一つよくある症状として、
炎の出口(波状とリング状の板の組み合わせでできた炎の出る部分、以下プレートと呼びます)は良い感じの青火なのに、
その先が大きく膨らんで赤火になる場合。
これはたいてい、プレートの汚れや絞めつけきすぎ。

つまり、本来あるべき隙間に汚れがついてしまったり、
また、締め付けがきつすぎ隙間が変形したりした結果、
ガスの流れに乱れを生じ異常燃焼してしまうのです。

ですからこの場合は一度プレートをばらし汚れやサビが上がればワイヤーブラシで掃除。
そして、その後プレートを固定している中央のネジをきつくなりすぎないように絞めこみます。

なお、プレートには順番がありますから、バラバラにしたとき順番を間違わない様にしてください。
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コメント

赤火

ちょうど良い記事が載りました.自分の550Bも赤火多いですね,ジェネの指しすぎかと思い少し一ずらすと火力落ちするし,微妙な調節が難しいですね,まあ基本ガソリン仕様なのをケロで使用するからなかなか調節は難しいのかもしれませんが.

Re: 赤火

こんばんは!
赤火はやはり嫌ですよね~。
お鍋もすぐ黒くなっちゃうし。
ましてやケロだと、黒くなるだけでなくタールもこびりつくから後始末が大変!
550B赤火の原因は何でしょうかね?
ガソリンではそうならないんですか?
まずはそこらへんから見てくのがいいかもしれませんよ。

道東さんへ

今ふと思いついたのですが…

ケロ使用の際、ジェネレターだけでなくバルブそのものも交換されておられますか?
このストーブの説明は、
「ジェネ交換でケロシもOK!」
と書かれていますが、バルブも確か専用のケロ用に交換する必要があるはず。
(大きく「K」の刻印があるそうです。)

既にご承知ならいらぬお世話ですが、
もしそうでなければ是非一度ご確認を♪

コールマン

私は440を持ってますが赤火が出るように成って来たので全分解して組み立てようとしたらチェツクバルブを何故か給油口に入れてしまいましたorz
唖然として手をつけれなく成ってしまいました
今もタンクの中でカランコロン鳴ってます
大当たり~って

クマ太郎さんへ

わははは!
じゃ、常に予備のバルブを持ち歩いているということで、
いざ何かあっても安心ですね♪
そりゃ確かに大当たりだ~!
ヽ(^∀^)ノ

でも、確かにあの辺りはよく似た穴ぼこなので、
間違いやすいですね。
ですので、いつもチェックバルブのセット時には、
バルブにステム(ねじ込む棒)を差し込んでからタンクの方にセットするようにしております。
でも、その後まず、ポンプを間違って給油口に差し込んでしまうんですよね~。
で、むむ?入らない?
とか思ってしまったり…
(=^^=)ゞ

どうにかうまく取り出す方法ないかな~?
真鍮なんで磁石も聞きませんし面倒ですね。

やっぱ、大当たりタンクのまましかないかな?

コールマン

今朝もカランコロンしてみましたが出てきません
入ったんだから出てきても良いはずなのに(笑)
所でスベアの105に付けれるサイレントヘッド探していますがお持ちでは御座いませんか?

なかなか出ない当たりくじ!

あそこんところは、
ちょうど内側に出っ張りがあるんで、
さかさまにしても、そこに引っかかるので出てこないんですよ。
細めのピックアップツールでもあれば何とかなるかな?
もしくは針金の先を鉤状にして、何とかバルブに引っ掛かけるとか、
完全に脱脂ができれば、割り箸に強力両面テープをつけてそっと抜き取る手もありますね。
なんにせよ、ポンプのスリーブがちょうど邪魔な位置にあるから、結構イラつく作業になりそう。

>スベアの105に付けれるサイレントヘッド
一応過去の出品していたヘッドがまだ手元にいくつかありますが、
それが、合うかどうかよくわからないのです。
過去に買ってくださった方で、スベアに装着を試みた方々もおられまして、
簡単についた方1名。
苦労しねじ込んだ方1名。
合わなかった方1名。
でもそれが、スベアの何だったのか忘れてしまいました…

もしよかったら試してみはります?
で、合いそうに無かったら送り返してもらえればいいですし。
(ちなみに、ヘッドの根元がオスネジで、径は14.5ほどです)
価格は2500円で結構です。

それでよろしければ、非公開コメントでメルアドをお教えくださればご連絡したします。
(*^人^*)

スベア

何度も済みません、スベアのタンク側が雄ネジに成っていますから入らないですね、過去に入った人はどんなストーブだったんでしょうね
手持ちの121のローラーバーナーヘッドは入りましたが内径16.5mm位でした
ネットで気長に探してみますね

Re: スベア

なるほど、そりゃオス同士だと無理ですね。
オカマ掘るのも無理ですから♪
(=^^=)ゞ

実は先ほどの合わなかった方も雄ネジだったんです。
スベアでも、いろいろタンクにパターンがあるのですね。

私は今日ジャンクを集めてでピーク1のケロシン化をしておりました。
確かに簡単にできましたが、
入念なプレヒートが必要なんで、実用的ではないと判断し
結局ガソリン仕様に戻しました。

うん、やっぱピーク1はプレいらずのこの手軽さが一番♪

スベア

たぶん、それ私のことです。ネジ込みが若干渋かったので潤滑油吹いて徐々にねじ込みました。
スベア106(105のローラーヘッドモデル)に、ひすさんの売られていたサイレントヘッドを取り付けて使っています。
ひすさんのものには、スピリットカップ(Optimusの品番だと#2204)とライジングチューブ(Optimusの品番だと#2011)が付いていないので、元のローラーヘッドから取り外して取り付けました(14.5mm径)。
ちなみにsvea121やoptimus00のライジングチューブ#2014(13.5mm径)には取付出来ません。

なるほど!

そうでしたか!
よしくんさんがあの方だったのですか?!
その節はどうもありがとうございました。
(*^人^*)

なるほど、スベアの106でしたか。
で、それは105のヘッド違いバージョン??
あれ?でも、ということは、タンクも微妙に105とは違うのでしょうか??
何せ、私はスヴェアについては、123くらいしか触ったことが無いのでよくわからないのです。
ですので、またいろいろお教えくださいね。

ちなみに、あのヘッドは私はオプの45に取り付け使用しております。
静かなのが嬉しいですが、
やはり騒がしいのも聞きたくなるので、
その日の気分でヘッドを変えて楽しんでおります。
ヽ(^∀^)ノ


106は

Svea106はOptimus45とほぼ一緒です。若干タンクの形が違うかな~。なぜか両方あります・・・
Svea121はOptimus00と一緒、これもなぜか両方ありますw
それにしても最近8Rのニードル売ってないですね。eBayしかないのかな~。

Re: 106は

なるほど~。

で、話はちょっと違うのですが、
ストーブの品番の数字。
あれ一体どういう言う意味があるんでしょうかね?
当初タンク容量かと思ったら、まったくそうでもないし。
で、各メーカーで同じ番号のストーブがが似たようなものだったり全く違ったり。
(96とか210とか00とか)
どこかに詳しく出ているサイト御存じではないでしょうか?

>8Rのニードル
あれ?そう?
と思いながらいまアマゾンを見ていたら…
あら!本当だ!
123R用のはあるのに…
確か夏前は普通に売っていたのに?
(ニップルとのセットでしたが)
で、調べてみたら、どこでも居間在庫切れのようですね。
ヤフオクですら出ていない!
こうなると急いでいたらやはり海外しかないかも?
実は私もeBayで知り合った方から譲ってもらっております。
確か手持ちがいくつかあったはず…
お急ぎならばご相談ください。

有れば、ニップルとニードルセットで^^;

もしよろしければ、ニップルとニードルをセットでお願いできますでしょうか?
ラジウスNo12のニードルが一つ死んでいるので・・・
ラジウスの圧力弁パッキン作るのめんどくさいです。46や43の圧力弁パッキンって外径いくつか解りますか?No10やNo12だと外径25ミリで4ミリ6穴+センター2ミリだったんですけど。10枚ほど作ってみましたw外径合えば使えそうですけど。

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

Re: 有れば、ニップルとニードルセットで^^;

了解です。
確かあと数セットあったはずなので確認しておきますね。
(詳しくはメールにて。)

さえ、ラジのあの部分のパッキンは面倒ですよね。
なぜあそこまで凝った造りなのか…
まあ、そこがラジのストーブづくりの魅力でもあるわけですが♪

ちなみに、今ラジ46のを測ってみましたら、
厚み1、外径20.3、穴4×5つ、中心穴2.5ほどでした。
何分古いものですので多少縮んだりして誤差があるとは思いますが、こんな感じです。

ラジの圧力弁

構造上、外径はそこまでシビアじゃなくても大丈夫そう。5つある穴の径も0.5くらいだったら問題ないみたいだし。あれって実際ばらしてみないとどうやって圧力の調節しているのかわかりませんよね。

Re: メールアドレスです。

ありがとうございます。
今メールさせていただきました。

Re: ラジの圧力弁

そうそう、
このパッキンを初めて見た時には、
「ん?いったいこれはどうなっておるのだ??」
となりました。

でも実際はよく考えてありますよね。
42の弁も、最初はすごく不思議でした。
特に、一番最初に手にした42は弁のパーツが一部欠品だったため、
色々推理して考えましたよ。
でもそれが、また楽しかったです。

Re: 106は

Optimus の 品番というかマトメがあるサイト見つけました。
人によってはバーナーの品番で分けているみたいですね。

http://www.base-camp.co.uk/paraffin.html#Burners

Optimusのパーツリストです。
http://www.base-camp.co.uk/Optimus.html

Re: Re: 106は

こんにちは。

なるほど!
これは面白く貴重な資料!
早速保存させていただきました。
どうもありがとうございます。

でもそうか~。
整合性があるようで、実はけっこう行き当たりばったりなつけ方だったんでしょうかね。
まあ、バイクの形式でも、
昔のホンダなんか、ぱっと見は分からなくとも、
社内ではちゃんとした理由付けがあったので、もしかしたらそういうのがあったのかもしれませんね。

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