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2017-06

英国って大雑把? ~英軍ストーブ Hurlock~

過去に何台かイギリス軍のストーブをご紹介しておりますが、
それらにはそれらは、「№2」№12」というふうに番号が名前になっております。
これはどうもイギリス軍の特徴である様で、ほかにも色々な「№○○」が存在します。
IMG_9935.jpg
(こちらは近いうちご紹介予定の「№7」

そんな中、イギリス軍のストーブなのはまちがいないのですが、
いくら調べてみてもその番号の割り振りの分からないストーブがありまして、
それがこれ。
CIMG5504.jpg
通称「Hurlock(ハーロック)」

なんともかっこよい愛称ですが、本体もその名に恥じずかっこよい!
左の専用の収納缶に収めれるよう、ゴトクや足は折りたたみ式になっており、
それを広げるとこんな感じ!
CIMG5414.jpg
何というか、大輪の花のようです。

ちなみに脚を折りたたんでいる状態はこんな感じ。
CIMG5434.jpg
タンク底の凹み部分に気持ちよく収まります。

また軍用だけあり、タンクにはラベル代わりのマニュアルが貼りつけられております。
CIMG5424.jpg
だからまあ、初めて手にしても使用することができるわけです。

無論軍用ですので予備部品も充実しており、
IMG_9897.jpg
ケースに収納されるパーツケースの中には、
工具や、各種消耗パーツの他に予熱用の固形燃料も入っております。


ちなみに燃料はケロシン(灯油)なので炎は見慣れたこんな青火♪
CIMG5525.jpg
「ゴゴゴゴ~!」
とローラーバーナ特有の吠え声で元気に燃焼します。

こんな形ですが、基本的にはありふれたケロシンストーブなので、
操作方法も、ポンプの加圧と、圧抜きネジで火力調整をするシンプルなもの。

動画はこちら。


こういうものは使われているうちに不具合が出てきたりして年々改良されたり、
また、コストの関係で材質がかえられたりするものですので、
当然このストーブにも前期・後期とバリエーションがあります。

今までの画像はすべて後期仕様で、前期型だとこんな感じ。
CIMG4122.jpg
ポンプの部が首折れ式の凝った形状で、タンクの材質も真鍮が使われておりいます。
ですので、このモデルに関しては、後期型は改良というよりは、コストダウンの結果であったと言えそうですね。

このストーブ、某所で画像を一目見た時から気に入って、
いつか手にしたいと思っていたのですが、結構レアもの。
でも昨年運よく話が複数件転がり込んできたのです。
が、その後、輸送中にテロ関係の品物と認定され一旦没収されてしまったりして、
手元に来るまでには結構紆余曲折あったのでした。
(ま、確かに武器っぽい形をしてるものね。)

そんなこんなで、いざ手元に来た時は大喜びで、
大慌てで箱から取り出し手にしたわけなのですが、
そのときの第一印象は…

「なにこれ?!大きい!重い!」

私の脳内では、勝手にアメリカのGIストーブと同じ程度になっていたので、
その予想以上の大きさとのギャップにしばし呆然。
ま、わかりやすくたとえるなら、
2歳児サイズの赤ん坊を目にしてしまったときのような、そんな感じ。
(あ、そういや友人の娘ちゃんがすごく大きく、初めてお目にかかった時そう感じた!)

まあね、大体がイギリスのストーブやトーチって予想以上に大きいのですよ。
しかもやたら各パーツがごつく、最後の詰めが何だかおおざっぱ。
あの人たちって、コンパクト化や軽量化という概念が無いのだろうか??
(そういやイギリス料理も、ザクッと切って、揚げて、煮て、そんな感じのおおざっぱな印象。)

いつもいつも、イギリス製のものをいじっていると、ついついそう思わずにはおれません。
だって、アメリカですら、こういうジャンルでは、年々コンパクト化していってましたもん。

IMG_9896.jpg
ちなみに、右端がハーロックで、その隣がアメリカ軍用ストーブ(右から40年代、60年代)

でも、ある時このストーブをメンテしていてふと気づいた!

「あれ?やけに操作性がいいぞ?!」

実はその時、私は作業用の手袋をはめたまま作業をしていたのです。
で、その状態だと、ホールド性や操作の感じがかなり良い!
そうか!
もしかしたら、イギリスでは手袋をはめたままストーブをいじる(調理する)のではないか?!
(何となく寒い時はひどく寒そうな気がするし。行ったことないけど。)
なるほど、それなら大雑把な料理も納得できるってもんだ。
(手袋はめてちゃ、細かい作業できないよね。)

いや、待て…
もしかしたら、わしが手袋はめたサイズが、あの人らの素手のサイズ?
だって、あの人らでっかいもんね。
おまけに軍人さんだったら、鍛えられていてごっついだろうからなおさら。
きっと、そうなのかもしれない!

だったら、このサイズも、あちらではもっとも使いよいサイズであるのかもしれないな。

そんなわけで、ある意味日用品とでもいうべきストーブから、
体格の違いを身に染みて痛感してしまった私なのでありました。

でも、あの人ら、たまにやけにコンパクトなものを作るんだよな~。
あの名車のミニとか…

あ!

そういや、イギリス製のストーブでもそういうのがあった!


というわけで、次回に続く。

ヽ(^∀^)ノ
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コメント

ボク的には

日本以外は大雑把!って感じですね~
一度、海外の普通の生活や仕事に触れてみてみ
突っ込み所満載ですよ。

Re: ボク的には

こんにちは!
私は海外の経験が無いので、実生活の方は分かりませんが、
道具類を見る限りにおいては、
明らかに国民性が出ておりますね。

特にストーブ類でいうと、ドイツやオーストリアの製品の確かさは有名ですが、
それ以上に職人気質なのがスェーデン。
意匠や部品の細部にわたる拘りがすごい!
だからある意味、道具を越えて、インテリアに近いものが多いように思います。
で、良いのだけれども、非常に癖があり、独自性に富み過ぎるのがフランス。
構造もデザインも個性があってよいのだけれども、
「そうでなくともよいのでは?」というひねくれ方がなんかもう…
でもはまるとたまらん!
それと正反対なのはアメリカ。
もうほんと、より優れた工業製品を目指した結果。
でもそれがゆえに、非常に優れたインダストリアルデザインだったりするんですよね。


で、イギリス…

良くも悪くも大雑把!
でも、頑丈さはピカイチなんで、いつまでも使い続けれる丈夫さは確かにありますね。
古いものを大切に使うイギリス人らしいですね。

ほんと、こうして見ると、思った通りの御国柄がよく出てます。

英国製

ハーロック出ましたね。こいつの火力は強いのですか?たしかGIストーブの系統だったと・・・
物作りに対する考え方はお国柄出ますよね。特に今のアメリカ製は合理的と言うか、無駄カットと言うか。車作りだと、馬力に物言わせてまっすぐ走るじゃ~~曲がること知りません。

Re: 英国製

こんにちは。
でましたよ~♪
ハーロック!ヽ(^∀^)ノ

ケロのくせにこのスタイリッシュなフォルムがたまりませんよね♪

ゴトクも異様に大きいので、さぞかし火力が強いのかと思いきや…

う~ん、普通?

でもまあ、部隊で使うのは大鍋だし、煮込みなどの長時間使用に十分耐えうるタンク容量だし、
何より、そういう使い方に最適なケロだからこれで正解なんでしょうね。

こういうモノづくりは本当にお国柄が出ますよね。
作る際、「どういうことがらを最優先すべきか」そういうものが見えてきます。

だからアメ車は、直線加速の快感が何にもまして優先されるんでしょうね♪

うん、わしもハーレに乗っているから、その点はすごく賛同できます!

バイクにコーナーはいらんのじゃ~!ヽ(^∀^)ノ

フランス製も・・・

フランス製もVESTA以外にTypeC.F.D. 7052ってのもありますが・・・・
すさまじく癖があるストーブです。
一応マルチフューエルですが、ケロとWGでは特性ががらっと変わります。
デザインはいいんですけどね~
どうも真鍮の質が良くなく、タンクにクラック入ってますし。
前期型は手放そうかと思案中

Re: フランス製も・・・

こんばんは。

お!
CELUS TYPE CDFとは、これまたレアなものを持ちで!
あのドカベンでしょう?

私はまだ見たことが無いのですが、
そうですか、やはりくせがありますか…
ほんと、フランス製って道徳ですよね。
ま、そこが味なんで、好きになるとくせになる♪

だから実用性は乏しくとも、PIGEON IGNUSはずっと手元に置いておくだろうな~。

そうそう、タンクのクラックなら、ハンダで直してみてはいかがですか?
そんなに熱がかかるでもないから多分問題ないと思いますよ。

とりあえず、ハンダで直しました。

結構大きいですよね。でもタンク容量は小さいとw
あのゴトクいいですよ~小さいコッヘルだと落ちますけど。

バルブの開度なんですけど、中間あたりに谷があります。ここはケロでも、WGでもまともに使えない部分。

ケロ
 十分プレヒートでも煤まみれ、バルブではまともな火力調節不可能(バルブ開度中~全開では火柱上がります)。少しだけバルブ開けてタンクの内圧で火力調整

WG
 プレヒート普通、バルブを少し開けて着火。安定しているようだと素早くバルブを大きく開きます。
谷間でグズグズしていると、小爆発からの失火、もしくは内燃剥離。バルブ全開だと火が飛びますw

WGでの内燃剥離は多分バーナー部分の構造のためジェネレーターを加熱するためのノズルがあるんですけど多分これが原因だと。

まあ、結構遊べるストーブですよ。

なんてこった!

なんてこった!!

マニュアルを翻訳してみたら、こいつの燃料は
WGと無鉛ガソリンって。
盛大な勘違いをしてたみたい。
マルチフューエルじゃなくてデュアルフューエルだったとは・・・

フランス製のドカベン

へ~、ずいぶん癖のあるストーブなんだなぁ~。
と、そう思って拝読させていただいていたら…

なるほど、ガソリン専用なわけですね!
そりゃケロでは難しいはずだ!

ということは…

もしかしてお話にあった、「谷」や「内燃」の原因も、
ケロ使用による、煤やタール屋に汚れが原因ではないでしょうか?
(恐らくずいぶんと内部に汚れがたまっていると思われますから。)

ちょっと話がずれますが、バイクでもエンジンの回転に谷間があるときは、
キャブのジェットやニードルのセッテイングがあっていない時が多いです。
それはストーブでいうなら、スピンドル、バルブ、ニードル、ジェット。
で、これらのどれもが不完全燃焼だと汚れが堆積するものばかり。
で宇ので、一度分解して、そして組みなおされると、きっと不調もなくきれいに燃焼できると思います。
なんせ、もとは軍用だから、そんなに扱いにくいはずがないと思われますから♪

タンクもきちんと修繕されているようなので、
是非今後もかわいがってあげてくださいね。

で、できたら画像など拝見できると楽しいですね♪

では、いつもありがとうございます。
ヽ(^∀^)ノ

なるほど…

ちょっと興味が出たので、動画などを検索して見ましたら、
確かにどなたも点火の際苦労されていますね。
プレヒートをしっかりしても、普通の感覚でハンドルを回すと炎が吹き消されるような感じで、
ハンドルを結構回さないと安定して点火しない感じ。
なんか、VESTAと同じような感じなんで、
一度ニードルを取っ払ってみれば、案外即燃焼したりしないかな?

それと前期・後期で。フィラーキャップとポンプが違うのですね。
これを見ていたら、後期の方のキャップには減圧ネジがあるので、やはりケロも使えそうに見えますよね。
(実際ほとんどの方がそう言ってますね。)
露出が少ないだけに、謎の多いモデルですね。
ぜひとも使いこなして、これの第一人者になってくださいませ♪

そうそう、
タンクのクラックトラブル多いようですね!
ざっと見ただけ3~4人の方がそう言われていたのでビックリしました!

今、マニュアル(蓋に付いてる黒いプレート、軍用ではおなじみ)の翻訳終わりました。紙の方も翻訳したいのですが、気力が・・・
ちなみに紙のマニュアルに書いていたものですが、
Carburant utilise : Essence Blanche ou essencs au plomb.
使用燃料:ホワイトガソリンもしくは有鉛ガソリン

となっています。
1文ほど意味が分からないものがありましたが、意外と面白いことわかりましたよ。

実際使ってみた感じでは、強火~中火は普通に使えます。(若干赤火が出る瞬間がありますが、しばらくすると安定します)
弱火は風があると少し難しいかな。これは構造上しょうがないかと。
とろ火は・・・・屋内で付きっきりで見てれば可能かも(立ち消えしますから)。
バーナーと鍋底がかなり近いので、とろ火が難しいと炊飯だと慣れが必要かなと思います。
今度、試してみようと。

よしくんさんへ

こんばんは!
私は今日バイクで山に行きコーヒーを淹れていました。
今回は、定番のGIストーブ(M-1950)でした。
軍用はラフに扱ってもいいので、こういう時は一番使い勝手がいいです♪

さてさて…
なるほど、やはりガソリン仕様なわけですね。
で、中火強火が使えれば、この手のストーブとしては合格点♪
まず問題ないですよね。

強火、中火で時折赤火の出るストーブは、
多分ガスの流出に若干の乱れがあることが多く、
十分温まると大抵おさまりはしますが、
とろ火だとどうしても、温度が十分上がりきらないのか、
どうして苦手になりますね。

このストーブも、ヘッドがタンクの上にあれば、
熱効率が良くなり、とろ火も結構安定すると思うのですよ。

このストーブはバーナーの配置がコールマンの502に近いです。ですが、502ではジェネレーターがバーナーの上にあるのに対して、7052ではバーナーの下にあります(ジェネレーターが見えるのが美しくないという、フランス人の美的感覚w)。そのためジェネレーターを暖める為のバーナー?がヘッドの下側にあり内燃に近い状態でジェネレーターを暖めるという、なんとも面白い構造をしています。
説明が結構難しいですね。

へ~!下にジェネが?!

えらい変わった構造ですね。

そういや、このストーブの画像はそう多くないので、
ゴトクを外したところや、分解したところなど目にしたことがありませんでした。
なんとも、独創的でそして複雑。
効率の良いプレヒートでも目指したのでしょうかね?

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