ひす日記BBS

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2017-06

インターナショナル

灯油やガソリンを燃料とする携帯用のストーブといえば、
いまでこそアウトドア・レジャーなど、娯楽や趣味での使用が中心ですが、
実は、これらが生まれた100年ほど前は、今のような使い方ではなく、
もっと身近で大変便利な日常も実用品であったのです。
なんせその頃は、電気はもちろん、ガスなどのインフラもまだまだ整備されておらず、
そういう状態で煮炊きするには、炭や木を用いるしかありませんでしたから。

ですから、場所を選ばず手軽に強い火力を得られ、しかもススの出ないストーブは、
大変便利で非常に魅力的であったわけです。
(実際今でも、アフリカやインドなどでは日常的に使用されております。)

そういうわけですから、そのストーブを製造する方も、
自国だけでなく、広く海外に目を向けた販売戦略をとっているところが多く、
特にスエーデンなどにおいては、国家を代表する外貨獲得の主要産業となっていたくらいなのです。

それだけに、当時の製品を見ると、「へ~!」と驚くようなところにその形跡がみられます。

たとえばおなじみのケロシンストーブのヘッド。
CIMG7764_2015022116383868c.jpg
ここに英語とともに記されている不思議な模様は、実はアラビア文字。

当時、中東は、ヨーロッパのストーブメーカーにとっては非常に大きな市場であったため、
このように、ストーブの顔というべき部分にも、母国語並みに大きく記されていたのです。

さらにその下のタンクに目を向けると…
CIMG6025.jpg
自社の住所などの紹介文章が、英語から始まって、ドイツ語、フランス語、ロシア語、
さらにその横には…

CIMG6024_2015040210470190e.jpg
アラビア語、エジプト語?、タイ語、おお!日本語!そして中国語

日本語の部分など、よく見ると漢字とカタカナで、
「瑞典(スエーデン)國 ストックホーム(ストックホルム)市 ビーエーヨート株式会社 正眞(本物)」
とちゃんと読めますね。
こういうのを見るとなんか嬉しい♪

とはいえ、このようにいろんな言語がしっかり書かれているものは戦前(1920~40)のものが多く、
その後のものは、ほとんど母国語だけになっていきます。
(実ほどのタンクも80年前、1931年(昭和6年)製です。)
ですが、アラビア語だけは結構最後まで表記されていましたから、
やはり最も大きな市場として認識されていたようですね。

さて、認識といえば…
戦前の世界観というか、各国に対する認識、
その国々のイメージというのもストーブを介して垣間見ることができたりします。

たとえばこれ!
CIMG8729.jpg
1940年代のドイツのケロシン(灯油)ストーブ、JUWEL21の収納缶。

特に日本向けに作られたものではないくせに、
正面にいきなり「徳商 謙信洋行」と当時の取り扱い商社名が日本語で書かれております。
(この商社は今も健在で、相変らずドイツとの取引をしているようです。「イムペックスケミカルス謙信洋行」

これは当時いかに日本が期待される大きな市場だったかという表れではないでしょうか?

そしてまた今度は缶の側面に目を向けると…
CIMG8730.jpg
大きな船で運ばれる自社のストーブのイメージが!

そう、自国はもちろんですが、もうそれ以上に海外での販売に重きを置いていたわけですね。

ですから、世界各国での理想の使われ方の提案もちゃんとしていたりします。

まずは(たぶん)アメリカ。
CIMG8732_201504021117510fc.jpg
にこやかですね~♪
余裕ですね~♪
ボートの上でランチですよ!
オープンカーでキャンプですよ!
すでにもうレジャーですね~♪

やはりこの当時、最も力があり富める国であったんでしょうね。


で、今度は…
CIMG8731.jpg
中東、エジプトでしょうね。
旅の途中の食事風景かな?
どう見ても仕事で出張中のワンシーン。
先ほどとはイメージが全く違いますね。
(左の人が飲んでいるのはアラビアコーヒーかな?)

で、最後は…
CIMG8733.jpg
日本!
なのでしょうね?
だって富士山があるし…

でもどう見ても、これは中国のイメージ。
当時のドイツは日本の同盟国であったにもかかわらず、
また先ほどの様に、正面に大きく日本をフューチャーしているにもかかわらず、
日本に対するイメージってこういう感じだったんでしょうね。

ま、当時の中国はある意味日本領であったから、
間違いではないといやそうかもしんないけど…

でもまあ、ともかく、
当時にほではストーブはこのように日常的な調理に使われると思われていたんでしょうね。
同じ船の上でも先ほどのアメリカのボートとは全く意味が違いますね。

このように、当時の世界観がちらりと見えたりするところも、
古いストーブいじりの楽しみの一つであります。

というか…

木の船の上でストーブ焚いたらあかんやろ!

燃え移って沈没するで!

(=^^=)ゞ
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コメント

是非、実物を

是非、実物を見てみたい!

Re: 是非、実物を

是非、実物を見ていただきたい!

真鍮の深い輝きとずっしりした重みは癖になりますよ~♪
またこちらにお越しの際はぜひお立ち寄りください~!

今度はコロンもお出迎えいたしますよ♪
(コロンと言っても、コロン婆さんではないのでご安心を♪)

Re: 是非、実物を

ビックリした~!

まさか、本当に見に来られると~!

そうか、そういうわけだったのですね!

これはやられた~!

(=^^=)ゞ


しかし本当に遠いところ、
しかもたくさんのお土産までいただいて、
いつも本当にありがとうございます。

(*^人^*)

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