ひす日記BBS

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2017-08

オプティマス系安全弁の分解

以前NRVの引き抜きと分解をお話ししましたが、
それと並んで頭を悩ますのがオプティマスストーブのこの安全弁

CIMG1449.jpg
このフィラーキャップ上の丸いキャップの中に安全弁があるため、
まずはこのキャップを取り外さねばならないのですが、それが一筋縄ではいかないのです。

というのもご覧の様にキャップに開けられた穴は5角形。
でも普通のレンチは6角形!

だからまずはそれに合う工具探しから始めねばなりません。
でもそんな特殊な工具ほとんど出回ってはいないのです。
(たまに海外のオークションサイトで見かけるくらいです。)

ですので私は代替的に別の工具を利用しております。
それが先ほどのキャップ横に映っている小さなビット。

これは5角形ではないものの、ほぼ同寸の星形をしておりますので、
頂点がぴったり合うため、しっかり力をかけて使用することができるのです。

ちなみにこちらはばらした状態。
CIMG1454.jpg
キャップは裏返しにしちゃってますが、左下のゴムガスケットを、その横のバネで押さえて、
それら全体をキャップが押さえこむという構造です。

ちなみにこの星型ビットは普通に流通しておりまして、
「いじり防止ネジ用 5ポイント星型 ts20」で調べるといくつかヒットすると思います。
(くわしくはこちらの過去記事をご覧ください。)

で、この工具が手に入れば無事解決かというと、
そうはいかないところがこの安全弁のいやらしいところ!


古いキャップは固着していることがほとんどだし、
あたらしくとも意地悪なほど固く、固く…
おまけに素材が薄い真鍮製なので、意地になって力を入れると、まず変形してしまいます。


この原因はキャップに塗られたネジ止剤。
これがまるで接着剤のようにしっかりとキャップを固定しているので、
まずはこれを除去するところから始めねばなりません。

というわけでここからが本題。
実際に外しながら説明していきますね。

①炙る
先ほどのネジ止剤を加熱して役立たずにします。
CIMG8480.jpg
小型トーチでピンポイントで攻め、「チリチリ」と音がしたり、
煙が出てきたり、臭いがしてきたらOK。

②咥える
フィラーキャップを工具でしっかり銜え込み固定します。
CIMG8481.jpg
私はバイス機能を持つモンキーを愛用しておりますが、こういう時本当に便利です。

③押し込む
先ほどのビットを刺した工具をキャップの穴に差し込み、押さえつけるようにしっかりと力をこめます。
CIMG8482.jpg

④回す
押さえこんだままの状態で、下側の工具(モンキー)の方を回します。

つい上のビットを回したくなりますが、軸が太いほど大きな力をかけれるのと、
接触面が広いほど、力の分散があるために、舐めにくくなりますので、必ずレンチを。

この時、ちょっとまだかたいかなと思ったら、
無理せず、今度はレンチをハンマーでこつんと叩いてください。
主観的な力のかかり方の方がネジは緩みやすく、また舐めにくいです。
一番舐めやすいのは、しつこく、ねっとりじっくり力をかけた時です。

これでたいていは外れると思います。
(実際私はこの方法で今までで失敗したことがありません。)
CIMG8486.jpg


でもそれでも無理だったときは…

・バイスプライヤーでくわえて回す。
・真鍮棒をハンダ付けして、それをもって回す。

などキャップを壊すつもりならなんなと方法はあります。
そしてその後は、ピッチの合うネジを探してきて、それに穴を開ければ十分代用できると思います。
というわけで無事分解ができたらば、スプリングの状態を確認し、必要ならば給油をし、
そしてガスケットのゴムを新品にして、組みなおせばOKです。
ただしこの時キャップが簡単に緩まないように、ネジ止材やテフロンテープなどで止めておくといいと思います。


以上ざっとですが安全弁の分解を説明しましたが、
実際になさる場合はくれぐれも自己責任で

なんせ安全弁の名前の通り、一歩間違うと非常に危険なパーツ!
だからこそ、オーナーがおいそれと手を出さないようにと、
このように分解しづらい造りにメーカーがしているのですから。


*おまけ* というか蛇足…

実はこの安全弁、灯油を燃料とするケロシンストーブにはほとんどついていないのです。
(マナスルの新しい機種にはついております。)
まあ、火力調整のための圧抜き弁をもともと備えているから、
不要といえば不要なのですが、やっぱ、あると気持ち嬉しくないですか?

そんなあなたに…

はい!
CIMG8546_201503261617270a0.jpg
そう、実はこのフィラーキャップの規格は昔から変わっていないので、
先ほど手入れしたキャップが、実はケロシンストーブのフィラー部にもぴったり合うんですよ!

ということは…

これであなたのケロシンも安全性アップ!ヽ(^∀^)

と喜んでいたら…

「じゃ、火を消したいときどうするの?」

あ!(・∀・)

まあ、キャップを緩めて圧を抜くという手もありますが…

というわけで、ぬか喜びなアイディアでした。


でも、キャップをなくしてしまったとか、そういう場合にはおぼえておくといいかもしれませんね。


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コメント

このキャップが~~

8Rのキャツプの安全弁ネジはずれないですよ~☆5ts20で合うのですか~。自分もts20で回そうとしてうまく回らずお願いした、次第なのです。ネジ止め剤の存在までは考えなかった。しかし、うまくやらないとぴったり合っていないから舐めますよね。ぴったし合う5角レンチ無いですか~.
ひすさんは本日もお仕事ですか

Re: このキャップが~~

こんにちは!
そうそう、この5角形のネジには本当に悩まされました。
このビットを入手してからずいぶん作業がしやすくなりましたが、
それまでは、いろいろ試行錯誤を繰り返しましたよ。
(=^^=)ゞ

で、ネジ止剤はある時引き抜いたネジをしげしげ眺めていたときに気が付いたのです。
毎回抜くのは硬いのに、絞めこむときはトルク感が薄いので不思議だったのが、
それでやっと納得できた次第です♪

で、5角レンチですが…
以前は出物があったのですよ。
で、少し高いな~。
とか思っているうちにもうなくなってしまい、それ以来見かけなくなっちゃいました。
思えば、個人で作成して貼ったのでしょうね。
今度有れば押さえておきますよ~!
ヽ(^∀^)ノ

PS
うちはGWとは全く無関係でいつも通り営業いたしております!
(*^人^*)

参考になりました

スベア123Rのフィラーキャップの分解で参考にさせていただきました。有用な情報ありがとうございました。1979年頃123Rの個体についてるキャップなんですが、TS15がフィットしました(<-ペンタビットのセットだったので問題なし)。20はギリギリという感じです。ツールの精度の問題かもしれません。

anonymousさんへ

こんばんは。
お役に立てて何よりです。

へ~、なるほど…
TS15が!?
でもセットでおそろいのあたりはさすが!
それなら慌てなくてすみますね。

あそこの部分は、形が変な上に、結構薄手の素材なので、
変にこじるとすぐ変形しちゃうから、本当にめんどくさいですよね。
だからやっぱり、ぴたりと合う工具が重要ってことなんでしょう。

整備の済んだ123で気持ちよくお楽しみくださいね!
ヽ(^∀^)ノ

ずぶずぶ

(^_^;)いや〜実は順番に合うの探して、あ、これだー、えいっ! とやったらたまたまトラブルなく開腹できたのです、あとで見たらTS20じゃなくて15だったという。なんででしょう⁇ 汗)
今回調子にのって手持ちのキャップ3つほど(六角のも)全部外してみたんですが、スプリングの上についてるネジ、組み直そうとしたらモノによってはいくらでも入って行ってしまいますね〜、外した時の回転数までは覚えておりませんでした。個体差あり微妙です。

そういえばペンタ専用工具今オクにありますね、高。

P.S.スミマセンこないだから勝手に居着いてます。

あのにます さんへ

なるほど…
私の場合は、五角形のサイズをノギスで測り、
それをメモして工具やさんで見ていたから、
もし現物合わせで逝くなら、むしろ15の方があっているのかもしれませんね。
(というか、ちょうど中間のサイズかも?)

あのキャップは、押し込めばズンズン入っていくので、
回しながら、ある程度のテンションを感じた位置でやめるといいと思います。
それで使用時漏れなければOk!

専用工具出てます?!
ほんとだ!
これかっこよいですね~!
私も欲しいけど、ちょっと高すぎ…
まあ、クオリティもそれに見合って高そうですけどね。

書き込みどうもありがとうございます。
これからもどんどん居ついてくださいね♪
(*^人^*)

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