ピジョン復活 ~PIGEON ・IGNUS ~
すこし前にちょっとだけご紹介した、フランス製の可愛いストーブ「ピジョン(PIGEON)」のその後です。

実はこのストーブ、私の手元に来た時はハンドルもバーナーのトッププレート(たぶんサイレント)も欠品の状態。
とはいえ、少し手入れすればすぐに火が点くだろうと思っていたのですが…

あれれ?
ご覧のように、ニップル付近からガス漏れしていて、そこで漏れ火をおこし上手く炎が出ない状態。
普通この状態ならば、漏れを納めるべく対処すればいいのですが、
このストーブは面倒にも、この部分が溶接で一体化されているので、
漏れを直すには、一旦溶接をはがしばらさなければいけません。
しかしこの部分は、バーナーの最もデリケートな部分なので、下手に力をかけたり熱を加えすぎると、
ガス通路がつぶれてしまいもっとひどい状態になる恐れが…
そこで、なかなか手を出せずに、しばし放置していたのです。
そんなおり、先日修理依頼でやってきたプリムス41。
あの時自分自身でさらりと書いたこの文章。
「漏れ火があっても、使用することは可能なので、前オーナーが、ずぼらをかまして…」
それを思い出し
「漏れ火があっても使える程度の炎を安定させることができるはず!」
と、このように頭を切り替え、少し考えてみました。
幸いニップルからの噴出に勢いがあるのだから、その勢いを殺さないようにそのまま上に導き、
トッププレートにぶつけてやれば、下の漏れを上回る勢いで燃えるから、さほど影響は出ないのではないか?

つまりはこのように、ニップルからの燃料(赤矢印)を上に送り込む筒のようなものがあれば…
どうせトッププレートも欠品だからあわせて作ってみるか?
そう考えながら、なんとなく手持ちのストーブを見渡すと…

おやおやぁ~?
これかなり理想の形状していない?
と標的にされたのは、最近まったく使っていなくて、ケースの飾りと化していた英国製のモニターツーリスト。
ま、英仏は昔からなにかと関係ある両国なんで、ちょっと力を貸してね♪
というわけで、このヘッドをピジョンのヘッドのに入れてみると、
なんとまあ!
これが誂えたかのようにぴったりサイズ!
だから嬉しくなって即試験燃焼!
す・る・と…

おおおお~!
見事見事!
思った通り、というかそれ以上にきれいに燃える!

だってほら!
例の漏れ火すら起こっていない!
もしかしたら、ジェットからの上昇気流の勢いが強くて、それが背圧になって漏れ火が収まってくれているのかも?
というわけで、予想外の好結果に大喜び!
というわけで、調子に乗った私は、その勢いで次の作業に。

取り出したのは、ずっと前に作っていた図面にステンレスの板。

これをこのように切りだして…

こういう感じに折り曲げたらば…
さて、いったい何ができたのでしょう?
答は…

はい!
可愛いケースに可愛く乗っかると…

なんと!
その上にお鍋が乗るよ!
そう、これはピジョン専用のゴトクを作っていたのです。
無論こういうゴトクは本来ストーブについているわけですが、わたしのはすでに欠品だったので、
以前ネットで画像を見つけ出し、それをもとに、いつかのためにと、図面を起こしていたんです。
まあ、この部分に乗っかればいいだけなら、そこまできっちり図面を起こさなくてもよかったのですが、

実はこのゴトクこのようにタンクにはめ込むと…

ほら!そのままきれいに収納できちゃうんです!
だからそのために寸法をきっちり出しておく必要があったのですよね♪
というわけで、無事火も点いて、ゴトクも出来上がったピジョンは、
またしても私のお気に入りストーブの一つとして、特別にひいきされることとなったのでした。

う~♪やっぱこうして収納すると、小さくて可愛いいな~♪
やはりかわいいは正義だ!

実はこのストーブ、私の手元に来た時はハンドルもバーナーのトッププレート(たぶんサイレント)も欠品の状態。
とはいえ、少し手入れすればすぐに火が点くだろうと思っていたのですが…

あれれ?
ご覧のように、ニップル付近からガス漏れしていて、そこで漏れ火をおこし上手く炎が出ない状態。
普通この状態ならば、漏れを納めるべく対処すればいいのですが、
このストーブは面倒にも、この部分が溶接で一体化されているので、
漏れを直すには、一旦溶接をはがしばらさなければいけません。
しかしこの部分は、バーナーの最もデリケートな部分なので、下手に力をかけたり熱を加えすぎると、
ガス通路がつぶれてしまいもっとひどい状態になる恐れが…
そこで、なかなか手を出せずに、しばし放置していたのです。
そんなおり、先日修理依頼でやってきたプリムス41。
あの時自分自身でさらりと書いたこの文章。
「漏れ火があっても、使用することは可能なので、前オーナーが、ずぼらをかまして…」
それを思い出し
「漏れ火があっても使える程度の炎を安定させることができるはず!」
と、このように頭を切り替え、少し考えてみました。
幸いニップルからの噴出に勢いがあるのだから、その勢いを殺さないようにそのまま上に導き、
トッププレートにぶつけてやれば、下の漏れを上回る勢いで燃えるから、さほど影響は出ないのではないか?

つまりはこのように、ニップルからの燃料(赤矢印)を上に送り込む筒のようなものがあれば…
どうせトッププレートも欠品だからあわせて作ってみるか?
そう考えながら、なんとなく手持ちのストーブを見渡すと…

おやおやぁ~?
これかなり理想の形状していない?
と標的にされたのは、最近まったく使っていなくて、ケースの飾りと化していた英国製のモニターツーリスト。
ま、英仏は昔からなにかと関係ある両国なんで、ちょっと力を貸してね♪
というわけで、このヘッドをピジョンのヘッドのに入れてみると、
なんとまあ!
これが誂えたかのようにぴったりサイズ!
だから嬉しくなって即試験燃焼!
す・る・と…

おおおお~!
見事見事!
思った通り、というかそれ以上にきれいに燃える!

だってほら!
例の漏れ火すら起こっていない!
もしかしたら、ジェットからの上昇気流の勢いが強くて、それが背圧になって漏れ火が収まってくれているのかも?
というわけで、予想外の好結果に大喜び!
というわけで、調子に乗った私は、その勢いで次の作業に。

取り出したのは、ずっと前に作っていた図面にステンレスの板。

これをこのように切りだして…

こういう感じに折り曲げたらば…
さて、いったい何ができたのでしょう?
答は…

はい!
可愛いケースに可愛く乗っかると…

なんと!
その上にお鍋が乗るよ!
そう、これはピジョン専用のゴトクを作っていたのです。
無論こういうゴトクは本来ストーブについているわけですが、わたしのはすでに欠品だったので、
以前ネットで画像を見つけ出し、それをもとに、いつかのためにと、図面を起こしていたんです。
まあ、この部分に乗っかればいいだけなら、そこまできっちり図面を起こさなくてもよかったのですが、

実はこのゴトクこのようにタンクにはめ込むと…

ほら!そのままきれいに収納できちゃうんです!
だからそのために寸法をきっちり出しておく必要があったのですよね♪
というわけで、無事火も点いて、ゴトクも出来上がったピジョンは、
またしても私のお気に入りストーブの一つとして、特別にひいきされることとなったのでした。

う~♪やっぱこうして収納すると、小さくて可愛いいな~♪
やはりかわいいは正義だ!
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コメント
器用
いやいや,ヒスさんは器用なんですね.ステンの加工なんて,考えもつかないですよ.ピジョン君も復活して喜んでいそうですな.
Re: 器用
こんばんは!
いえいえいえ、ステンと言ってもこれは薄手なんで切るのも曲げるのも楽なんですよ。
本当なら、厚手の鉄板で作りたかったのですが、
それはさすがに…
でも、薄手でもステンは熱にも強いので、実用には耐えてくれるから、
これからしばらくは、店番時のお昼のお湯沸かしに活躍してくれることと思います♪
で、このピジョン、いいですよ~♪
火力は弱いけれど、なんといっても見ていて楽しく、手にして可愛い!
ヽ(^∀^)ノ
いえいえいえ、ステンと言ってもこれは薄手なんで切るのも曲げるのも楽なんですよ。
本当なら、厚手の鉄板で作りたかったのですが、
それはさすがに…
でも、薄手でもステンは熱にも強いので、実用には耐えてくれるから、
これからしばらくは、店番時のお昼のお湯沸かしに活躍してくれることと思います♪
で、このピジョン、いいですよ~♪
火力は弱いけれど、なんといっても見ていて楽しく、手にして可愛い!
ヽ(^∀^)ノ
手作り
手作りしたモノには,より一層愛着がわきますよね.最初見たときには,郵便受け想像してしまいましたよ.外への持ち出しにも手頃そうですね.
Re: 手作り
そうそう、まさにそうなんですよ!
自分でちまちま手を入れたものは、
一層愛着が湧くから、ホント手放せないお気に入りになっちゃうんです。
そういった意味で、見た目ぼろぼろのGIストーブや、凹みだらけの123コピーなんかも、
断前気に入ってしまい、気が付くと、使用頻度も多くなってしまってます。
(=^^=)ゞ
でこのルックス。
実はわたしもこれを初めて見た時、
「あ!郵便受け!」
とおもい、正体もよく分からず買ったのです。
で、のちに「ピジョン」という名前を知り、
そうか、これは小鳥(ハト)小屋だったのか!と気付きました。
実物は予想以上に小さくて可愛いんですよ♪
自分でちまちま手を入れたものは、
一層愛着が湧くから、ホント手放せないお気に入りになっちゃうんです。
そういった意味で、見た目ぼろぼろのGIストーブや、凹みだらけの123コピーなんかも、
断前気に入ってしまい、気が付くと、使用頻度も多くなってしまってます。
(=^^=)ゞ
でこのルックス。
実はわたしもこれを初めて見た時、
「あ!郵便受け!」
とおもい、正体もよく分からず買ったのです。
で、のちに「ピジョン」という名前を知り、
そうか、これは小鳥(ハト)小屋だったのか!と気付きました。
実物は予想以上に小さくて可愛いんですよ♪
ピジョンを治す方法
ピジョンを治す方法を知っていますか?
青い🔥が出てこないので
教えてください。
よろしくお願い致します。
青い🔥が出てこないので
教えてください。
よろしくお願い致します。
Re: ピジョンを治す方法
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