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ひす日記BBS

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2021-04

なぜか炎上?! ~バックラッシュ~

さてさて、前回ラディウス43と同じく修理依頼で来たプリムス41。

この子は、使用時なぜか急に赤い火を噴き炎上するとのこと。
炎上??
イメージがわかないのでとりあえず、火をつけてみると…


「なるほど!これか!」

いきなり燃料が吹き返したかと思うと、それらが赤く燃え上がる!
まるでバックラッシュとも呼ぶべき現象。

使用時にいきなりこんな大きな火柱がたあってしまうなんて、
キャンプファイヤーではないのだからこれは危険。
何とかせねば…

で、色々原因を考えてみる。
圧不足でも加熱不足でもないのだから、考えられるのは燃料の流れ。
おそらく、一瞬流れがせき止められたのち、その後の加圧で一気に吹き返すから、
十分ガス化していない燃料も一緒に出てきてしまいこういう風になるのではないか?

というわけで、まずはニップルを取り外し、きれいに清掃し装着。
さてさて、どうかな??

ずいぶんましにはなったけのだけれど…
それでも、炎に偏りがあるうえに、一部(タンク側)の炎が息継ぎを始める。

これはもうバーナー内部の汚れが原因かな?

そういうわけで、前回同様分解バラバラの後きれいに清掃。

今回汚れている部分の写真を撮り忘れましたが、バーナー内部というよりは、
クリーニングニードルやスピンドル周辺が異常に汚れておりました。
(もしかしたらこの辺に原因があるのか?)

そして組み付け。
CIMG7759.jpg
内部は神経質なまでに洗ったので、かなりきれいになったはず。

CIMG7764_2015022116383868c.jpg
ニップルも、内側のこびりついた汚れをそぎ落とし、研磨剤できれいに磨き上げました。

CIMG7788.jpg
スピンドル周辺は、グラファイトパッキンがやや痩せていた感じがしたので、
シートを丸め、スタッフィングボックスで押し込み固め、シール性を高めました。

そしていざ実験!

思った通り炎は安定したものの…
CIMG7802_201502211638431a3.jpg
こんなところから漏れ火?!

動画だと結構な漏れ火を確認できます。


おかしいな?
ニップルは確かにきっちり絞めこんだのに…?

そこでニップルを取り外し、ニップルとバーナー側の接合部をよく確認すると…

あっ!こんなところに傷がある!
CIMG7798_201502211639377d3.jpg
掃除した時は汚れがひどくて気付かなかったけれど、
そうか、ここから漏れていたのか…

というわけで、な~んとなく一連の原因がわかってきた気がしました。

まず一番最初のキャンプファイヤーは思った通り内部の汚れが原因で、
頑固にこびりつきながらも、不安定な汚れが、燃料流路をふさいだり、あけたりしていたせいでしょう。
で、その後の漏れ火の原因は、先ほどのキズ。
ですがこれは偶然こびりついた汚れが傷をふさぐような感じでぎりぎり漏れ火を防いでいた感じ。
とはいえ、微妙な漏れがあり、それが不安定な炎の息継ぎの原因なっていたのではないか?

ということで、このキズを何とかせねばならないのですが…

そこでさっそく日本橋まで走り、ネジ屋さんでアルミのワッシャーを買ってきたのはいいけれど、
ちょうどのサイズがあるはずないので、ヤスリと砥石を片手にシコシコシコ…

CIMG7807.jpg
でけた!

後はこれを装着し、試してみると…
CIMG7820.jpg
よっしゃ!
漏れが収まり圧も増したのか炎の勢いが格段にアップ!
無論先ほどの漏れ火も収まりました。

こちらが動画♪


その後↓のようなテストをクリアしたのでこれにて作業完了!
(15分間連続燃焼~3時間休憩~点火消火たびたび繰り返し、最後にもう一度15分間連続燃焼。)

というわけで、この子も無事オーナーさんの手元へ帰れることとなりました。


~原因考察~
今回のバックラッシュの直接の原因は、上で述べたようにやはり内部の汚れ。
でもそれがどこから来たのか考えると、後半対処していたニップル接合部のキズか歪み。
いつの頃か、このキズなどが付いたものの、
先ほどのように漏れ火があっても、使用することは可能なので、
前オーナーが、ずぼらをかましてそのまま使い続けていたのではないかな?
すると、その漏れ口にススが積もり、使用後そこに生の灯油がコーティングされ、
それが長年繰り返されると、案外頑丈なカーボンの層になるから、いつしか漏れ火そのものは収まってくる。
でもそれと同じ状況が内部でも起きているわけなので、スピンドル周辺には恐ろしくカーボンが堆積。
結果それらがガスの流路を乱し、噴出を不安定にする。
そして、バックラッシュ!
炎上!
そして今度はニップルの外部周辺にもススがたまる…
で、この悪循環が延々と繰り返されていたのではないかな。

以上考察おしまい♪
(*^人^*)




*追記*
この手のケロシンの箱ストーブの場合、操作は意識してデリケートに行ってください。
通常のタンクの上にバーナーがあるタイプの場合は、使用しておればバーナー部の熱がタンクに即伝わるので、
噴出するガスの圧力と温度は点火しやすく理想的なバランスになっているのですが、
バルブ付の箱ストのばあい、タンクへの熱が伝わりにくいにもかかわらず、
ポンプとバルブで圧力だけは高めれるので、点火しにくい低温のガスが高圧で吹き出す場合があります。

そうなると火が点くどころか反対に、
「バシュ!」と煙を吐いて、ライターなどのて種火を消したり、
場合によっては吹き出した煙が赤く燃え上がり火柱をあげたりします。

そう、一番最初の動画(バックラッシュ現象)に似た感じ。

ですのでそうしないためにも、点火の際のバルブの解放は、ゆっくりと丁寧に、
まずは弱火から
点火し始め、炎が落ち着いてから強火へ移行してください。
だから最初の加圧もさほど必要ではなく、5~6回程度のポンピングでOKです。

まあつまりは、何事も優しくということですね。
やっぱ、大切なのは愛情♪愛ですよ、愛!
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コメント

漏れ火

ニップル取り付け部の小さな傷からも漏れ火起こすのですね.バルブの解放も丁寧に行うことが大事なことがよくわかりました.

Re: 漏れ火

そうなんですよ。
どうも、もともとの原因はこいつのようです。
でもまあ、なんとか使えちゃうから、結局こんなことになったんでしょうね。

>バルブ開閉
ぜひポンピングを少な目、最初は弱火でお試しください。
(*^人^*)

*先ほどメールさせていただきましたのでよろしく!

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