飾りじゃないのよ 何かな? ~アルコール・ブロートーチ~
先日海外から届いた洒落た真鍮製道具。

どことなく、化粧道具の中に混じっていても違和感無さそうなこれ、
時代的には1920年代頃のものだそうで、説明には「Antique Automatic Blow Torch」とありました。
直訳したら、「年代物の自動火炎噴射機」。
1920年代といえば、大正9~昭和4年!
それは確かに年代物だ!
でも、「自動」ってどゆこと?
いったいどういう仕組みなんでしょうか?
そこで手に取り観察してみることに。

ふむふむ、筒が二本でワンセット、そのどちらもが取り外し自在で、方向や高さを任意に変えれる。
で、片方には上蓋と、もう片方にはキャップ付きの火口になるようなバルブが付いております。

ちなみに、上蓋のある方はこうしてそこにも取り外しできる蓋があります。
そこで、ふたとバルブを開けてみると…

蓋の下には石綿があり、その下には綿が、バルブには綿製のウイック(芯)くっついております。
ふむふむなるほど…
ということはこういうことだな!
それぞれの筒に燃料を入れ、まずはふたを外した方に火をつけて、
その炎でキャップを外したバルブをあぶる。
すると、バルブは熱せられ、先から気化した燃料を吹き出し、それが着火!
で、燃料はどう見てもアルコール♪
ということで理解できたらさっそく実験!
アルコールをそれぞれの筒に入れ、
そして火をつけて、
と…

ぽっ!
お!ついた!ついた!
で、火元の筒をちょっとバルブ側にずらしていくと…

おお~!
ちゃんとそれらしい炎が噴き出した!
(このバルブとの距離で火力の調整ができる感じです。)
ま、燃料がアルコールなんで、火力自体はそんなに強くないので、
ガソリンやガスを燃料としたトーチのように、ロウ付けなどの処置はできそうにはないですが、
手元で炎の向きを自在に変えれるというのは、すごく便利であることは間違いない。
ランプなかなだと、手にしてもあぶれる範囲って限られるし、下向きに加熱って無理ですものね。
一応動画も撮りましたのでご覧ください。
(でも、アルコールは静かに燃えるのでほとんど迫力ないですが…)
全く掃除せず、汚れたまま使用してみましたが、
これ、内部とウイックを切れに清掃したら、もうちょっと勢いよく燃えるかな?
そうなれば、表面もきれいに磨き上げぴかぴかにしたくなるな~♪
となると、いよいよ何の道具かわからなくなるから、
うちの店のショーケースに放り込んどけば、誰もが何かの装飾品だと思い込むよね?
そう!
まさにアンティークな飾り物?

フフフ…
まさかこれが炎を吹き出す火炎放射器だとはだれも気付かないだろうな~♪
きれいだなとか思って眺めていたら、いきなり「ぼっ!」と炎が吹き出したりしたら、
さぞかし驚くだろうな~♪
などと、ちょっと梶井基次郎の小説「檸檬」の主人公にも似た快感を覚える私なのでありました。
(=^^=)ゞ
【ストーブのコーナー目次はこちら】

どことなく、化粧道具の中に混じっていても違和感無さそうなこれ、
時代的には1920年代頃のものだそうで、説明には「Antique Automatic Blow Torch」とありました。
直訳したら、「年代物の自動火炎噴射機」。
1920年代といえば、大正9~昭和4年!
それは確かに年代物だ!
でも、「自動」ってどゆこと?
いったいどういう仕組みなんでしょうか?
そこで手に取り観察してみることに。

ふむふむ、筒が二本でワンセット、そのどちらもが取り外し自在で、方向や高さを任意に変えれる。
で、片方には上蓋と、もう片方にはキャップ付きの火口になるようなバルブが付いております。

ちなみに、上蓋のある方はこうしてそこにも取り外しできる蓋があります。
そこで、ふたとバルブを開けてみると…

蓋の下には石綿があり、その下には綿が、バルブには綿製のウイック(芯)くっついております。
ふむふむなるほど…
ということはこういうことだな!
それぞれの筒に燃料を入れ、まずはふたを外した方に火をつけて、
その炎でキャップを外したバルブをあぶる。
すると、バルブは熱せられ、先から気化した燃料を吹き出し、それが着火!
で、燃料はどう見てもアルコール♪
ということで理解できたらさっそく実験!
アルコールをそれぞれの筒に入れ、
そして火をつけて、
と…

ぽっ!
お!ついた!ついた!
で、火元の筒をちょっとバルブ側にずらしていくと…

おお~!
ちゃんとそれらしい炎が噴き出した!
(このバルブとの距離で火力の調整ができる感じです。)
ま、燃料がアルコールなんで、火力自体はそんなに強くないので、
ガソリンやガスを燃料としたトーチのように、ロウ付けなどの処置はできそうにはないですが、
手元で炎の向きを自在に変えれるというのは、すごく便利であることは間違いない。
ランプなかなだと、手にしてもあぶれる範囲って限られるし、下向きに加熱って無理ですものね。
一応動画も撮りましたのでご覧ください。
(でも、アルコールは静かに燃えるのでほとんど迫力ないですが…)
全く掃除せず、汚れたまま使用してみましたが、
これ、内部とウイックを切れに清掃したら、もうちょっと勢いよく燃えるかな?
そうなれば、表面もきれいに磨き上げぴかぴかにしたくなるな~♪
となると、いよいよ何の道具かわからなくなるから、
うちの店のショーケースに放り込んどけば、誰もが何かの装飾品だと思い込むよね?
そう!
まさにアンティークな飾り物?

フフフ…
まさかこれが炎を吹き出す火炎放射器だとはだれも気付かないだろうな~♪
きれいだなとか思って眺めていたら、いきなり「ぼっ!」と炎が吹き出したりしたら、
さぞかし驚くだろうな~♪
などと、ちょっと梶井基次郎の小説「檸檬」の主人公にも似た快感を覚える私なのでありました。
(=^^=)ゞ
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コメント
昨日のNHK
Re: 昨日のNHK
面白そうですね~。
ぜひ参考にさせていただきます。
ありがとうございます。
(*^人^*)
ぜひ参考にさせていただきます。
ありがとうございます。
(*^人^*)
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ろうそく5本で効率よくお湯を沸かすって話☆
参考になるかもよ?