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2021-04

考え抜かれたアールヌーヴォー♪~アメリカン・ガスマシン モデル20~

前回前々回と100年越えの古いストーブをご紹介してきましたが、
二度あることは三度ある!
なんとまあ、今回私の手元の来たものもまたもやほぼ100年!

CIMG5561.jpg
アメリカン・ガスマシン社製 モデル20 コイルバーナー 1918年製
通称「 AGM No:20」


これもまた海外からやってきたわけなんですが、何がどうだという前にまず見てやってください!

このプリチィさ!
CIMG5551.jpg
手のひらにすっぽり収まる可愛いサイズ!
しかもタンクの曲面が絶妙で、本当にすっぽりと子気味良く手の中に納まる!

実はこれには見た目だけでなく機能的にも意味があるのでしょう。
というのもこの手のストーブは、コイルになった部分をマッチやライターで炙って点火するのですが、
その際少し燃料を溢れ出させておくと、その後燃焼がすばやく確実にできるのです。
で、そのために点火前に手のひらでタンクを温め、タンク内の空気を膨張させ、
それにより燃料を溢れ出させるという方法をとることがあるのです。

だからこいつの場合、その作業が本当に気持ちよくできる!
というか意味なくもてあそんでしまうから、
「わちゃ!あふれて来た!」
ってことの方が多そうです。
(=^^=)ゞ

そしてまた、この本体に負けず劣らず魅力的なのが、実はゴトク!
先ほど背後にちらりと見えておりましたこのゴトク!
こういう携帯ストーブのごときは、大抵収納性機能性を追求するので、
良くできているなと感心するのは大けれど、見ていて美しい、楽しいと思えるものはあまりまりません。
ですがどうですこのストーブのゴトクは!
CIMG5554.jpg
なんとも言えない独特の曲線美は、ままめかしくすらあります!
ちょうど20世紀初頭に世界中にブームを起こしたアールヌーヴォ
さらには、その後に大ブームを起こしたアール・デコに続く、
そういう様式美を感じるのは私だけではないはずです。

実はこのゴトク、当然携行しやすいように分解できて、
ばらしてみるとこのようなパーツになるのです。
CIMG5558.jpg
で、実際使うには、組み立てる際ストーブを内側に入れた形で組み上げるので…

CIMG5541.jpg
出来上がりはこんな感じ♪

なるほど!
あのセクシーな曲線は単なるおしゃれのためのデザインではなく、
ストーブ本体に添うようにしっかりとホールドしつつ、なおかつ、バネの応力を利用して、
ゴトクとして安定して自立できるようにするためのものだったのか!

そしてまたこの形式のストーブだから、このゴトクの曲線は、ストーブ本体をホールドするためだけでなく、
熱せられたゴトクの熱を、熱伝導を利用してストーブのタンクに伝え、
燃料の気化を促進し、炎をより力強くする目的もあったのだな!
なるほど、非常によく考えられらアール・ヌーヴォーだったわけだ!

いや~、改めてこのストーブをデザインした人のセンスとアイディアに脱帽!
(*^人^*)

さてそういうわけで高齢の、いや恒例の火入れ式♪
(高齢もあながち間違いではないけれどね。)

実は画像でもお判りのように、これにはコイル式にしては珍しく制御バルブが付いており、
その動作も実は楽しみなんですよ♪


ん?
よく燃えるけれど、赤火が続くな…
でも炎の出口はきれいな青火だし。
でバルブは…
CIMG5539.jpg
あれ?全く何も変わらない?そこで一度火を吹き消しジェット孔を掃除がてら確認。
ややや?
思っていたよりもかなり穴が大きいぞ?!
これでは不完全燃焼を起こし赤火になっても不思議ではない。
というか、この大きさのジェット孔って、アルコールストーブのものではない?
あ!もしかして…

そこで遅まきながらググってみました。
え~っと、
The American Gas Machine Co., Albert Lea, Minnesota」っと…

おっ!出たでた?!

なになに、
alcohol fueled stove
with a coil burner, circa 1918.
The fount is pressurized by the burning alcohol above.
This stove, In Joe Pagan's collection, came with the metal container.

やっぱそうか~!
燃料はアルコールやったんや!
道理でガソリンだと赤火になるはず。

アメリカン・ガスマシンという社名と、五徳やバーナー部にたっぷりついたん真っ黒な煤から、
燃料はガソリンであると思い込んでいたよ!
(=^^=)ゞ

そういうわけで、早速燃料を入れ替えて試してみたのだけれども…

あれ?
あれれ?
点火してもすぐ消える??

そこで、もう一度ググって調べる!すると、綺麗に燃焼している画像があり、その方は「燃料はガソリン」とおっしゃっておられる…
確かにガソリンの方がまだ燃え方はまし。

いったい正解はどっち?

無論届いたばかりで何もメンテせず使用したので、この個体が不調という可能性もかなりありますから、
まずは分解して細部まできれいにしてみます。

それまでしばしお待ちを!
(*^人^*)
CIMG5557.jpg


~追記~

そういうわけでストーブを収納缶にしまった後、缶を手にしばし考える…
CIMG5569.jpg
この穴ぼこは何だ?

仕上げが荒いのかやけに凸として指に引っかかる。
紐を通すには不自然だし、
相方の筒には穴が開いていないし…

実はこの穴にも諸説あり、
「取っ手を取り付け、小さいフライパンとして使用する。」や
「ふたをもって回す時の引っ掛かりになるよための加工。」とか…

何しろ100年近く前の代物なので、政界にたどり着くにはもう少し時間がかかりそうです。

(=^^=)ゞ

【追記】

その後さらに調べると、「燃料はアルコール」と書いていた人が、後ほど「アルコールではなくガソリンでした。」と訂正されていたので、
燃料はガソリンと考えて間違いなさそう。
するとあの赤火の原因は…?
やはり気になるのはジェット孔の穴の大きさ!
以前の持ち主がアイスピックのようなものでグリグリしたのか?
(そういえばその周辺にもゆがみというか凹みがある。)
だから、バルブ調整も利いていないようなので、それも含めて一度部分解&清掃&調整やね。

まあ、そこまでしてこれを実際に使用するのかと言われると…
(=^^=)ゞ「かなり怪しいのですが…。」

とはいえ、やはりバーナー部は綺麗な青火で燃えて欲しいですから。
ヽ(^∀^)ノ


【ストーブのコーナー目次はこちら】
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コメント

100年か~

まぁ、骨くらいは残せるか・・・

Re: 100年か~

そう言われれば…
学生の頃発掘のバイトで、弥生時代の人骨を掘り当てたけれど、
骨ってすごく丈夫ですよね。
わしも100年残せるようにしっかり食べて丈夫な骨にせねば!

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