100年前(?)のアルコールストーブ!? ~D・R・G・M ~
ある日いつものようにネットで海外のショップサイトをうろうろしていたら、
ヨーロッパのとある骨董屋さんで妙に気になるものを発見。
説明文によると、
「約100年前のフランス製のストーブ。使用法、詳細は不明。」
とのこと。
ほんまかどうかわからんけど、100年前のフランスといえば、
アール・ヌーヴォーの絶頂期で、私の大好きなミュシャが大活躍していた時期、場所でないの!
ということで、「妙に気になる」から、「かなり気になる」になってしまい、
価格も一回の飲み代程度で買えそうなので、勢いでポチリ♪
で、届いたのがこいつなんです。

え?
銀色のアーム筆入れではないかって?
そうそう♪
これだけ頑丈だと、確かにゾウが踏んでも壊れない!
って!
ちゃう!ちゃう!
というか、アーム筆入れを知っている世代はもうかなり少ないよね。
(参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=JGF40j7H9rw)
でも、ゴツい真鍮製のボディはやたら頑丈で、ずっしり重く、まさに質実剛健。
確かにゾウが踏んでも大丈夫そうではあります。
しかしながらそのデザインは、とても自然の中の美しい曲線を取り入れたアール・ヌーヴォーのそれとは全く違う。
で、付属のゴトクも、やたらゴツくて重くて、明らかに実用品。

で、このゴトク、一応折り畳み式にはなっているのですが、このごつさ、重さを考えると、
持ち運びのためというのとはちょっと違うような気がします。
そこで本体を手にとってしげしげと眺め、いったいどう使うものなのかしばし考察。

ほうほう底に折り畳み式の脚があるな…
全体を眺めても、どこにもにスス汚れが無いから燃料はアルコールか…
で、上の丸いものはフタになっていて、それを外すと中は空洞。
なるほど本体そのものがタンクになっていて、ここに燃料を入れるのだな。
で、そこから息を吹き込むと、上面中央に列の管に開けられた名から空気が…
なるほど理解した!
まずタンク内に燃料を入れた後、上面のくぼみに少し燃料を注ぎそれに点火(プレヒート)。
すると、とその熱で中央の管が熱せられ、その熱が全体に伝わり内部の燃料が気化。
で、気化しガスとなった燃料が管の穴から吹き出てきてそれに引火。
その後はその火力でどんどん燃焼が進むのだな!
というわけで、実際そうなのか実験実験♪
まずはプレヒート。
おお♪おお♪
思った通りだ!
最初ちょっと燃料を注ぎ過ぎたのでやや熱暴走気味だね。
というわけで、十分熱せられたので、消火後に再度点火♪
おお♪
いい感じじゃなぁ~い?
というわけで、無事使い方が分かったものの…
これは本来何に使うもの?
どちらかというと、ゆるい弱火の火力で、広い面積を均一に熱することができ、
なおかつ、火力に対してタンク容量が多めなので、数分程度ではなく、数時間単位の長時間で使用し続けるもの。
なによりこの(↓)見た目だと…

わかった!
100年前のミニたこ焼き器!
いや、100年前のミニ焼き鳥器!
いやいや、100年前のミニベビーカステラ焼き器にちがいない!
そうか~、100年前のフランスの屋台焼き物はすごく小さかったのだなぁ~。
φ(._*)☆\(-_-)
ということはやはりなく、その後あれこれ調べてみると、
やっと本来の使用法が判明しました。
100年前このゴトクの上に乗っていたのは…

仕立て屋さんや、洗濯屋さんのアイロン。
焼き印を押すための焼きごて。
病院で手術道具などを煮沸消毒するためのバット。
どうもそういったものであり、職人さんの大切な道具であったようです。
だから、やたら頑丈で当時の浮かれた空気にもかかわらず武骨なデザインであったのですね。
なるほど~♪
そう思いながらもう一度しげしげと眺めると、
長年働き続けて来た風格というか、厚みというか、そういうものすら感じます。
だから、敬意をこめてこのように赤じゅうたんに鎮座していただくと、

うむ!武骨だが確かに美しい!
とまあ、こんな感じで何かよく分からないものの正体が徐々に判明していったりするので、
やっぱりガラクタあさりはやめられない!
(=^^=)ゞ
*実は、今回このストーブのゴトクの脚の一部が折れており困っていたのですが、
友人の斧爆弾君(斧ちゃん)が快く溶接を引き受けてくださり、
このように無事復活させるkとができました。
「斧ちゃん、いつもありがとう!」(*^人^*)
【ストーブのコーナー目次はこちら】
ヨーロッパのとある骨董屋さんで妙に気になるものを発見。
説明文によると、
「約100年前のフランス製のストーブ。使用法、詳細は不明。」
とのこと。
ほんまかどうかわからんけど、100年前のフランスといえば、
アール・ヌーヴォーの絶頂期で、私の大好きなミュシャが大活躍していた時期、場所でないの!
ということで、「妙に気になる」から、「かなり気になる」になってしまい、
価格も一回の飲み代程度で買えそうなので、勢いでポチリ♪
で、届いたのがこいつなんです。

え?
銀色のアーム筆入れではないかって?
そうそう♪
これだけ頑丈だと、確かにゾウが踏んでも壊れない!
って!
ちゃう!ちゃう!
というか、アーム筆入れを知っている世代はもうかなり少ないよね。
(参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=JGF40j7H9rw)
でも、ゴツい真鍮製のボディはやたら頑丈で、ずっしり重く、まさに質実剛健。
確かにゾウが踏んでも大丈夫そうではあります。
しかしながらそのデザインは、とても自然の中の美しい曲線を取り入れたアール・ヌーヴォーのそれとは全く違う。
で、付属のゴトクも、やたらゴツくて重くて、明らかに実用品。

で、このゴトク、一応折り畳み式にはなっているのですが、このごつさ、重さを考えると、
持ち運びのためというのとはちょっと違うような気がします。
そこで本体を手にとってしげしげと眺め、いったいどう使うものなのかしばし考察。

ほうほう底に折り畳み式の脚があるな…
全体を眺めても、どこにもにスス汚れが無いから燃料はアルコールか…
で、上の丸いものはフタになっていて、それを外すと中は空洞。
なるほど本体そのものがタンクになっていて、ここに燃料を入れるのだな。
で、そこから息を吹き込むと、上面中央に列の管に開けられた名から空気が…
なるほど理解した!
まずタンク内に燃料を入れた後、上面のくぼみに少し燃料を注ぎそれに点火(プレヒート)。
すると、とその熱で中央の管が熱せられ、その熱が全体に伝わり内部の燃料が気化。
で、気化しガスとなった燃料が管の穴から吹き出てきてそれに引火。
その後はその火力でどんどん燃焼が進むのだな!
というわけで、実際そうなのか実験実験♪
まずはプレヒート。
おお♪おお♪
思った通りだ!
最初ちょっと燃料を注ぎ過ぎたのでやや熱暴走気味だね。
というわけで、十分熱せられたので、消火後に再度点火♪
おお♪
いい感じじゃなぁ~い?
というわけで、無事使い方が分かったものの…
これは本来何に使うもの?
どちらかというと、ゆるい弱火の火力で、広い面積を均一に熱することができ、
なおかつ、火力に対してタンク容量が多めなので、数分程度ではなく、数時間単位の長時間で使用し続けるもの。
なによりこの(↓)見た目だと…

わかった!
100年前のミニたこ焼き器!
いや、100年前のミニ焼き鳥器!
いやいや、100年前のミニベビーカステラ焼き器にちがいない!
そうか~、100年前のフランスの屋台焼き物はすごく小さかったのだなぁ~。
φ(._*)☆\(-_-)
ということはやはりなく、その後あれこれ調べてみると、
やっと本来の使用法が判明しました。
100年前このゴトクの上に乗っていたのは…

仕立て屋さんや、洗濯屋さんのアイロン。
焼き印を押すための焼きごて。
病院で手術道具などを煮沸消毒するためのバット。
どうもそういったものであり、職人さんの大切な道具であったようです。
だから、やたら頑丈で当時の浮かれた空気にもかかわらず武骨なデザインであったのですね。
なるほど~♪
そう思いながらもう一度しげしげと眺めると、
長年働き続けて来た風格というか、厚みというか、そういうものすら感じます。
だから、敬意をこめてこのように赤じゅうたんに鎮座していただくと、

うむ!武骨だが確かに美しい!
とまあ、こんな感じで何かよく分からないものの正体が徐々に判明していったりするので、
やっぱりガラクタあさりはやめられない!
(=^^=)ゞ
*実は、今回このストーブのゴトクの脚の一部が折れており困っていたのですが、
友人の斧爆弾君(斧ちゃん)が快く溶接を引き受けてくださり、
このように無事復活させるkとができました。
「斧ちゃん、いつもありがとう!」(*^人^*)
【ストーブのコーナー目次はこちら】
スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
トラックバック
http://hisuaki.blog31.fc2.com/tb.php/2817-c6bf8562
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)