FC2ブログ

ひす日記BBS

日々の出来事や、連絡事項

2021-04

液体燃料ストーブの仕組みとメンテナス【その2  圧漏れ】

さて、前回大まかにですが各ストーブの構造を紹介し、
正常な燃焼に必要なのは「圧力」だとお話ししましたので、今回は圧漏れとその対処法などのお話。

(その前に前記事「GIタイプ」も追記しましたのでご覧ください。)

~圧漏れの発見と対処法~

まず、不調の原因が圧漏れによるものなのかどうなのか。
それをしらべることが、ぞのまま圧漏れ場所の特定につながります。
もしどこにも圧漏れが見つからない場合は、燃料不足や通路の詰りなど別の原因があるかもしれません。
(それらの対応はまた後程)

最初に圧漏れがあるかどうかを簡単に調べる方法を。

灯油ストーブの場合は、バーナー部を取り外し、トップキャップと燃料キャップ(フィラーキャップ)をしっかし閉めこみ、
その後ポンピングを20~30回ほどし、数分おいたのち燃料キャップについている減圧ネジを緩めます。
この際圧漏れがなくば、「シュ~」と勢いよく空気が漏れてきますが、
圧漏れがある場合は、「シュ」と弱く一瞬吹くだけか、もしくは何の反応もありません。

ガソリンバーナーの場合は、まず火力調整バルブ(以下バルブ)を閉じ、タンク内のガソリンをきれいに抜いて置き、
ポンプがあるタイプなら灯油同様ポンピング、
ポンプの無いタイプなら、燃料口にパーツクリーナやCRCなどを勢いよく吹き込み素早くキャップを閉じます。
その後しばらく待ちバルブを開き、先ほど同様空気の出具合で判断します。

さて、この結果圧漏れがあると判断できれば、次は圧漏れを起こしている場所の特定です。
単純に、ねじのゆるみなどで漏れている場合もありますから、まずは各ナットやねじ部分がしっかりしまっているか確認してください。

部位の特定で、最も手っ取り早いのはストーブをザブンと丸ごとお湯に浸ける方法。
これだとタンクの空気が熱で膨張するし、漏れは気泡で目で見えるから一番わかりやすいです。
ですが、空気が漏れるということは、お湯が入り込むということでもあるので、
その後の水抜き&乾燥をしっかりせねば、それが新たな不調の原因になる!
そういうわけで、私は怪しい部分に順番にセッケン水を塗ってチェックしております。
(泡タイプのマジックリンとかがついでに掃除もできて便利♪)
この時タンクをドライヤーなどで温めると、圧漏れの勢いがよくなるので見つけやすいいです。

そうして部位が特定できたらば、場所に応じて対処していきます。
とはいえ、大抵はパッキン類の交換で済むのですがね。
というわけで部位ごとの対処法を。

①燃料キャップ及びトップキャップ付近
最も開け閉めが頻繁な場所なので、最も圧漏れを起こしやすい場所です。
口全体をラップなどでふさいでキャップを固く締め、その状態で圧漏れが無ければキャップのパッキン不良。
その状態でも漏れる場合は、ねじ部分やタンクとの接合部の不良(ゆがみ、割れなど)かもしれませんから、
はんだ付けなど結構面倒なことになるので、技術の無い方にはお手上げ!
(その場合は私に下さい!ヽ(^∀^)ノ)

まあたいていはパッキンが古くなり、硬化し役に立っていない場合がほとんど。
その時は、古いものを取り去り新しいのを入れるだけ。
でも古くなるとパッキンは石のように硬くくなるから、デザインカッターなど小ぶりの良く切れる刃物を用い、
まずは一部分に切れ目を入れ、その数ミリ横も同じように切れ目を入れ、その部分を慎重に取り去ります。
そうすると、残りの部分がスポッと一気に取り出せます。
この抜き取りの作業は、市販の精密ドライバーのマイナスでやると楽です。
また事前に古いパッキンをガストーチなどで炙り焦がしてやるとすごく楽に作業できます。
その後軽く油を塗った新しいパッキンを挿入すれば出来上がり。
この時押し込む必要があるときは、ドライバーなどではパッキンを傷つけてしまうので、割りばしなどで押し込んでください。

②ポンプ付近
ポンプはそもそも「逆止弁」(ノー・リターン・バルブ以下NRV)というものにより、一方向に空気を送り込む仕組みになっています。
ですから、漏れがあるということは、NRVに異常が出ているといこと。

NRVには以下の代表的な二つのタイプがあります。

最も一般的なものはゴムパッキンを持つこのタイプ。
逆止弁
①赤い四角形がゴムパッキンで、普段はバネで空気穴をふさいでおります。
②ここに一定以上力で空気が送り込まれると、パッキンがバネが押し縮め空気を通します。
③ですが反対向きに大きな力がかかっても、パッキンが空気穴を押しふさぐ形で逆流はしません。

ですのでここで考えられる不良は次の通り。
・パッキン劣化
硬化や凸凹などの劣化により、バネで押されても正常に穴をふさげていない。
潔く新品部品に交換を!
(そうそう、今では耐油性、耐ガソリン性のゴムを使用しているのがほとんどですが、
古いストーブをいじっていると、たまに皮やコルク製のもの、果ては厚紙でできたものなどにも出会ったりします。
やはりみなさんいろいろと苦労していたんですね。)
・バネ劣化
さびや汚れできちんと押し当てる力を持っていない。
運が良ければ、清掃と給油、そして押し広げで復活しますが、交換の方が安心ですね。
・空気穴の汚れ
しつこい汚れがなあにこびりつき、パッキンとの間に隙間を作っている。
ポンプカップの給油をまめにしすぎると、余った余った脂がこびりつきこのようなことを起こします。
きれいに清掃し、その後の給油はほどほどに。

もう一つのタイプは、コールマンが好んで使う「チェックバルブ」と呼ばれるこのタイプ。
逆止弁2
出口に複数穴の開いた小部屋に、小さな金属球【赤丸)が入った構造になっております。

①ポンプを押すとボールが移動し青矢印のように空気が入り込みます。
②反対方向の力では、ボールが穴をふさぐ形になります。

構造上パッキンが無いので、このタイプの不調はほとんどの場合ボールの異常。
パーツクリーナーや酸で洗浄し、手に持ち軽く振った時「カラカラ」と軽い音を立てれば復活。
音が鳴らなかったり、かたよりがある場合はボールの変形の可能性もあるので潔く交換。
もしその状態で使用し続けると、最初使えてもそのうち詰り、
空気とともにガソリンを逆噴射させ、こちらが火だるまになる恐れがあります。
(実際私は過去にケチって、腕を火だるまにしました。リアル「メラメラの実」の能力者ですね。)

ですのでこの手のタイプもやはり、ポンプカップの給油のし過ぎによる油汚れの固着に注意!

それと…
コールマンは長期間使用しない際は、タンク内の燃料を抜いての保管を勧めていますが、
それだと、チェックバルブがさびやすいので、私は長期保存のものほど、ガス満タンにしています。
本当は火災予防の観点からは、ガソリンを抜き、代わりに引火性の低い灯油で満たしておくのがベストなんでしょうがね。



少々長くなったので、③安全弁と④タンクやバーナー部本体についてはまた次回に。

(*^人^*)


【ストーブのコーナー目次はこちら】
スポンサーサイト



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://hisuaki.blog31.fc2.com/tb.php/2774-19038abc
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

 

プロフィール

ひす

Author:ひす
ようこそ!
私のプライバシーを覗いておくれ!
(/ω\)

「ひす画像BBS」ができました。
放出品やイベントのお知らせなどを掲載予定す。
また、各種ご連絡・ご相談もこちらまでお気軽に♪

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する