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ひす日記BBS

日々の出来事や、連絡事項

2016-09

英軍 №2 ~レストアポイント~

さて、前回№2のローラーバーナーのレストアを済ませましたが、
あのジャンクパーツには、まだサイレントが二台分。
そういうわけで、それらもレストア!

で、その作業中気が付いた№2ならではのチェックポイントをいくつかご紹介します。

先ずはヘッド。
前回のローラーバーナーだと特に問題はないのですが、
サイレントタイプだと、このストーブの場合一番てこずることが多いのです。
というのも独特の形状と構造のため、頑固な固着の場合分解が非常に困難になるのです。

まず最初にてこずるのはトッププレートの取り外し。
ここは運が良ければ素手で外れますが、固着がひどいとそれは無理。
そういう場合、私は先端が曲がったヘラで接合部を慎重にこじって外しています。
IMG_2025.jpg
タイヤレバーが便利です。

でもこの場合トッププレートや受け皿をゆがませてしまうのでくれぐれも無理は禁物。
慎重に、潤滑剤を浸透させたり、叩いて振動を与えたり、時にはトーチで炙ったリ。
ぼちぼちと気長にチャレンジしてください。

で、これが外れたら、次はやっとニップルにアクセスできます。
ですが、こいつがまた難儀…
プレート以上に頑固な固着が多いうえ、アクセスできるスペースが限られるため引き抜くのが非常に困難。
具体的にはニップル真上の穴か、プレート横のすき間。
付属のニップルレンチだと真上からですが、これが結構力が入れづらく無理するとレンチの先を広げてしまう。
そういう時は無理せず横から別のレンチでチャレンジ。
IMG_2049.jpg
この様な8R付属のレンチが使い勝手が良いです。

いずれにせよ事前にトーチで炙り、最初の一撃はハンマーを使用するなどなどし、
舐めたりせぬよう慎重にチャレンジしてください。

ですがそれでも全く緩まないときもままります。
でも、ここを外さないと、ビルトインニードルゆえにスピンドルの引き抜きができない。
そこで最終的にはこのような力技を用いないといけない場合もあります。
でもそういう場合はいったん冷静になってよく考えましょう。
そこまでしなければいけないほどの状態ならまだしも、
多少の赤火が混じる程度なら、それで良しと考え素直にそのまま使用するのも、
私は十分ありだと思います。

無論そういう場合でも可能な範囲で洗浄しましょう。
(具体的には、カーボンクリーナー、酸、アルカリ、バーナーで素焼き、エア吹き)
その後は内部の磨ける部分は徹底的に磨き、外部も趣味の範囲で磨くと楽しいです。
IMG_2092.jpg
上手くいけばここまできれいになってくれます。

その後はグラファイトパッキンを追加し、鉛ガスケットを装着。
IMG_1994.jpg
パイプとの接合部のこのガスケットはやせていることが多く、
そうなると燃料漏れの恐れがあるので、
バーナー部をつかみ、素手で回るようなら交換しましょう。

というわけで、ヘッドが終われば次はタンク。

こいつのタンクは真鍮製でコーティングもしっかりしているのでタンク内の錆はあまり見かけません。
ですが燃料パイプが鉄製のため、ここが錆で詰まっているケースがたまにあります。
そういう場合はこのようにして解消。
IMG_1990.jpg
潤滑剤を吹き込んだのち、ギターの4弦をねじこみ、グリグリ回して掃除します。

ギターの弦はしなりがあるのに腰が強いので、
この様に入り口が狭く90度に曲がっているような構造のものにも挿入できます。
また、4,5,6弦はピアノ線に極細い針金を巻いてある巻き弦のため、
それが内部でこすれて汚れがよく落ちるのです。

その後はよく水洗いなどして錆を取り除き、最後にコンプレッサーでごみを吹き飛ばします。

そうそう、今回このようにタンクを掃除していると、内部に水や残りの燃料が入っていました。
そしてなんと、その燃料を見てみると、なんとそれは灯油かディ-ゼル?!
え?これガソリンモデルと違うん??

でもよく見れば、このヘッドの構造はケロシンのローラーバーナーによく似てる。
IMG_0943.jpg
ということはもしかしたらすでにマルチフューエルだった?!

しかし!

その後灯油で実験してみたら眼も当てられないほどの大炎上!
やはり、№2はガソリンモデルのようでした。

そうか、ガソリン専用のオプティマス111Bも似たヘッド構造だった…

多分タンク内の灯油は洗油として使用されたんでしょうね。
(=^^=)ゞ


さて、こうなると後は組み付けのみ。
綺麗に掃除したフィラーキャップやポンプに新しいガスケットを装着し完成。
そうそう、この時の注意点としては…

№2の安全弁の構造は下の様になっており、
弁固定ネジの根元にOリング(又はノンアスガスケット)が組み込まれております。
IMG_2023_2016090310014678a.jpg
これがへたっていると、いくら弁のガスケットを交換してもそこから圧漏れを起こすので、
歪んだり、硬化しているものは必ず交換してください。

最後に加圧し石鹸水などで圧漏れをチェックし、半日ほど圧漏れなければOK♪

で、最後にテスト燃焼。
IMG_2034.jpg
よしよし♪ まずは綺麗な火まんじゅう♪

というわけで、
IMG_1999.jpg
まずはこれで完了!ヽ(^∀^)ノ

さて、今ここでスピンドルに取り付けているのは、
普段私が作業時に用いてるミニミニハンドル。

実は今回のジャンクの中にはコントロールハンドルがなかったのです。
そこで手持ちの材料でちょいと作ってみました。
(画像上が見本となるオリジナルです。)
IMG_2007_20160902142917e2e.jpg
材料は真鍮角パイプ、高ナット、そしてこれを作った時の残りの部分。

これらをサイズを合わせカットしたのち、はんだ付け。
IMG_2010_20160902142939b15.jpg
うむ、よい操作性だ!

もちろん、ヒートガードにもこのように、
IMG_2012_20160902142940306.jpg
ちゃんと装着可能!

ものはついでに、欠品だったケースのストッパーも製作してみました。
IMG_0030.jpg
スットーッパー機能だけなら、ベルトでもいいのですが、
このストッパーは下にクルリと回転させると固定でき、この様にスタンドとして機能するのです。
IMG_2140.jpg
だからこうしてテーブルにも使えます。

そういうわけで、幅と厚みが同じ鉄棒を買ってきて(この時の鉄棒がそれ)、切って、まげて、穴をあけ…
IMG_2185.jpg
よしOK!
(ついでにゴトクも製作しました。)

オリジナルよりもシンプルな形状にしましたがフィッテイング具合はどうでしょう?
IMG_2190.jpg
うむ、良い感じ♪

これでめでたく、すべてのジャンクを復活させることができました。
めでたし♪めでたしっ!ヽ(^∀^)ノ



*おまけ*

実は今回途中でヘッドの復活をあきらめかけ、
「タンクだけでも再利用できないかな~?」
とそう思ったときひらめいたのがこの状態。

IMG_2015.jpg
ケロシン化?

手もとにあったラディウスのスモールヘッドを合わせてみると高さもぴったり!

でも、実は接合部のねじ部分が微妙に合っていないんですよね。
似たような感じなのですが、それぞれ基準単位がインチとミリで微妙に違うのです。
だから見た目は組み付けれても、微妙なすき間があり、そこから圧漏れを起こしてしまいます。
ならば、いずれかのねじ山を修正するしかないか?

でもそのためにはどちらも元に戻さない覚悟が必要。
ま、その後無事ヘッドを復活させれたので無事№2の姿で復活できたので、結局ケロシン化させることはなかったわけなのです。
でもこのケロシン化は結構面白そう…
手持ちの予備アダプターを改造してどうにかできないかな?

でも、このヘッドはバルブが無いので、移動中ヘッドを下にしてしまうと燃料漏れの恐れがある。
バルブ付きのこのヘッドを何とかして装着してみるか?



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