FC2ブログ

ひす日記BBS

日々の出来事や、連絡事項

2016-05

96タイプのヴァポライザー(気化器)

先日持ち出して使っていた「旧型モニター・ピクニック・ストーブ」

IMG_5195.jpg
譲ってくれたイギリスの方が、
「うちのじいちゃんがずっと使っていたものです。」
というだけあり、パッキン交換だけで火が付いたので、即持ち出したのです。

IMG_5194.jpg
ピクニックの名の通り、ケースをワンタッチで展開でき、
即使用体勢に入れるのが嬉しい!

IMG_5187.jpg
ユニークなケースに比べストーブ本体は見慣れた96タイプのケロシンストーブ。
これはもともとプリムスの小型ケロシンストーブ№96をコピーしたもので、
モニターだけでなく他社でもたくさん製造されております。

ケロシンで一般的なローラーバーナーや、サイレントヘッドなどの複雑な構造を持たず、
ヴァポライザーにニップル代わりの穴をあけただけのシンプルな構造です。
おかげでヘッドを小型化し、携行に便利な小さなストーブを可能にしました。
(だから穴が広がるとちょっと面倒。その時はこういう方法で。その1その2

さて、そういうわけで屋外で試してみたこのピクニック。
予想以上にお湯が沸くのに時間がかかる。
そこで火力が足らないのかと加圧すると、妙に赤火が混じってくるしまつ。

この時は風が結構強く気温も下がってきていたので、
まあこんなものかと思いましたが、後日店番しつつ試してみても…

ん?

おかしいぞ?

IMG_5478.jpg

350ccのお湯を沸かすのに15分はかかっている!
(しかも完全沸騰には微妙にいかない。)


そこでもしかしたら内部が汚れで詰まっているのかもしれないと思い、
ヴァポ部分を分解してみると…

ありゃ!
あるべきはずのストレナーが無い!

ストレナーとは燃料経路に挿入されている金属製の網で、
それによりヘッドに向かう燃料に交じる不純物を取り除いているのです。
しかも、96タイプの場合は単に燃料を濾すだけでなく、
このストレナーが予熱器の役割を果たすのでとても重要!

したがって、ストレナーを内蔵する筒部分を、
「ヴァポライザー(vaporizer)気化器」と呼びます。
ヴァポ2
つまり、プレヒートや燃焼による発熱が、
ヴァポ内部にぎっしりと詰め込まれたストレナーに伝わり、
結果、加熱されたストレナーを通過する燃料も高温のガスと化し、
ジェト孔から吹き出すので完全燃焼しやすくなるのです。



そういうわけで、単なるろ過だけではなく加熱装置の意味合いがむしろ強いので、
素材には熱伝導性の良い銅や真鍮を用いることが好ましいです。
(この点が、ろ過メインのホエーブスの時とは少し違います。)

で、せっかくなので今回ちょっと実験♪

【針金でストレナーの代用はできるか?】

そういうわけで、普通に銅や真鍮のネットを用いずに、
それらの針金を束にしたのちぐるぐる巻きにし、それをヴァポに突っ込んで燃やしてみました。

すると…

IMG_5482.jpg
炎に勢いが増し、お湯は完全沸騰!

しかし350㏄沸かすのに、約10分と、ちょっと時間がかかりすぎ。

そこで針金を取り除き、銅のネットを丸めて挿入。

さてどうなった?

IMG_5563.jpg
よし!
炎はより勢いを増し、沸騰までの時間も6分半に短縮♪

上から順に見比べると炎の勢いの差が一目瞭然!

のちに熱伝導性の劣るステンレスのネットでも試してみましたが、
時間は7分程度。
ということは素材の熱伝導性はそこまでシビアに考えなくともよく、
むしろ形状(ネットのロール状)の方が重要なのかもしれません。


【結論】

やはり96タイプのヴァポには金属ネットが一番好ましい。

(=^^=)ゞ

ちなみに今回使用した材料。
IMG_5579.jpg
針金は、銅と真鍮それぞれ試しましたが差はなし。
銅ネットは、流しのネット、ステンのネットは茶こしを
それぞれ100均で買ってきてカットして使用しました。



スポンサーサイト



 | HOME | 

 

プロフィール

ひす

Author:ひす
ようこそ!
私のプライバシーを覗いておくれ!
(/ω\)

「ひす画像BBS」ができました。
放出品やイベントのお知らせなどを掲載予定す。
また、各種ご連絡・ご相談もこちらまでお気軽に♪

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する