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2015-03

つっぺストーブ 前篇 ~コイルバーナー式ストーブ~

以前バルブを持たないシンプルなガソリンストーブ(JUWEL25)をご紹介しましたが、
実はあれよりも、もっともっとシンプルなガソリンストーブが存在するのです。

それは、シンプルな構造ゆえに一時期(1920年代~60年代にかけて)簡易ストーブとしてもてはやされ、
あちこちのメーカーがたくさんの種類を作っては世に送り出しておりました。

そんな中、代表的で対照的な二種類のストーブをご紹介。
まずはこちらから。

・HANDY CAMPERS STOVE
・Little Scout Cook Stove
・STESCO HIKERS STOVE


どれもそっくりで、みなこのようにプリチィな収納缶に収まっております。
CIMG8434a.jpg


で、缶を開けると中にはこのようなパーツが…
CIMG8444.jpg

これらを、このように組み立てて使用します。
CIMG8442.jpg


で、問題の火はどこから出るのかと言いますと…。

CIMG2159_201503192207548fb.jpg
こんな感じで、ドバババババ~!

構造はいたってシンプル。

タンクに差し込まれた銅パイプの両端にはウイックがしこまれており、
そこから吸い上げられた燃料は、コイル状の銅パイプに穴開けられたジェット孔から噴き出ます。

点火の仕方もシンプルで、先ほどのコイル部分をマッチなどで熱すると、
内部の燃料が気化しそれに点火、そしてその炎でタンクが熱せられます。
すると、どんどん圧が高まり気化が促進されるので、炎は尻上がりに強くなっていきます。
つまりマッチ一本で即使用できるというなんともお手軽で高速なストーブ!

こんな感じです。



このように構造も扱いもシンプルなので、大人気になったのはよくわかりますが、
ではなぜ今はほとんど姿を消したのでしょう?

その理由は…

(・∀・)「安全性!」

そう、先ほどのような理屈で燃えるということは、
ほうっておくといつまで~~~も勝手に燃え続けてしますし、

それだけならまだしも、安全弁はおろか、消火のための装備がないうえに、
タンクの材質も押せば凹むほどに薄っぺらく頼りないから、
下手したら加熱しすぎて爆発しちゃう!

そういったわけで、このストーブを消す時は、息を吹いて吹き消すか、上から収納缶をかぶせて消すくらいしかないのです。
また、火のついていない時でも、気温の上昇などで勝手に燃料がジェット孔から漏れてきます。
(それでも移動中はじわじわ漏るので、私はペーパータオルに包んでからビニールに入れ持ち歩きます。)
だから、それを防止するために、コイルにコルクやゴムなどで栓をして漏れ対策をする必要があります。

CIMG8440.jpg
こんな感じで。

実は表題のつっぺストーブつっぺとはまさにこのことで、
以前ケンミンショーで、「北海道の方言で鼻にテイッシュなどを詰めることをつっぺという。」というのを知り、
「やや!これってまさにコイルストーブの栓のことやん!」
と思い、以来勝手にこの手のストーブの総称を「つっぺストーブ」と呼ぶことにしたのです。
(参考 北海道方言

(そういうわけで、以前ご紹介したAGM No:20はバルブを持つので、つっぺとは呼ばないのです。(=^^=)ゞ)

だからまあ、、物資不足の時代で取りあえず火をつけるストーブが必要であった時代ならともかくも、
次第に装備の充実した安全なストーブへと人気が移って行ったのも当然ですね。

でも、だからこそ、そういう流れが戦後一次爆発的に流行ったバブルカーとダブるところあり、
個人的にはこの手のストーブがやたら大好きなのです♪


おまけにこう見えても実力は結構あって、コーヒーを沸かす程度ならお茶の子サイサイなのですよ!
CIMG2166_20150319220755f51.jpg

かようにシンプルでコンパクトなくせに、そこそこ実力のあるこのつっぺストーブたちは、
私のハートをギュットわしづかみにしてしまうのです。

だから見かけると、ついつい入手しちゃうので、
気が付くと…
CIMG8436.jpg
あ~ら!こんなにたくさん?!
(それぞれ、赤つっぺ、緑つっぺ、インディアンつっぺと勝手に呼んでおります。)

実はこの手のストーブは、そのシンプルさゆえに、ストーブ自体の構造や見た目はほとんど同じ!
ですので、収納缶で差異をつけるためか、どんどんとハデハデなパッケージになって行ったのかもしれませんね。

でもどの図柄もすごくカラフルで、そんでもってアメリカンでポップ!

だからこうして並べれば、それなりのインテリアに見えないこともないでしょう?
CIMG8434.jpg
やっぱ、この時代(50~60年代)のアメリカンアなデザインはいいな~♪

でも実はね…
ここの3つのうち2つはなんと日本製!

あれ?これで日本製!?
そう思われた方々も多いでしょうが、実はこれ日本がアメリカ輸出向けに製造したストーブなんです。
日本ではまだまだ七輪での炭火が主流だった時代、アメリカではもうレジャーとしてのアウトアが普及していたんですね。
ですので、その図案や字体もやけにアメリカンでポップでしょ?
収納缶なんて、まさにアメリ缶!
ヽ(^∀^)ノ

と言いうわけで、実は右二つ、「HANDY CAMPERS STOVE」「Little Scout Cook Stove」とが日本製なのでありました。
じゃ、残る左端の「STESCO HIKERS STOVE」がアメリカ製かというと、そうでもなく…

実はこいつはイギリス製!

先ほど同様アメリカへの輸出向けにパッケージがアメリカナイズされたのでした♪

当時のアメリカは、文字通りイケイケで大量消費時代!
だから世界的に見ても大きな消費地だったんですね。

というわけで、お次はそのイケイケの大国アメリカのつっぺストーブをご紹介。

でも、長くなったんで続きは次回


*追記*
このようなつっぺなので、たまに英語表記が誤っている場合がります。
誤字くらいならまだ可愛いのですが、先ほどの、インディアンつっぺなどは、
本来燃料を「Gasoline(ガソリン)」と表記すべきを、「 kerosene(灯油)」と書いてしまっているので、
昔も今も、その説明書きを信じた人たちが灯油を入れ、ストーブを火だるまにしてしまっております。


*おまけ*
実は今回この記事を書くにあたって、「つっぺストーブ」で検索して見ましたらば、
もうすでにこの呼び名をされておられる方々がおられました。
で、その方々のプロフィールを拝見させていただくと、どちらも北海道在住とのこと。
なるほどね、やっぱ思いつくことは同じなんだと思うと、妙に嬉しくなりました。

(=^^=)ゞ
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