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ひす日記BBS

日々の出来事や、連絡事項

2019-04

この空気清浄につき

さてさて、先日少しお話ししたように、
私は先週の休日は橿原神宮をお参りしておりました。

IMG_0338.jpg

いわゆる神社仏閣などに行くと、その空間全体に広がる空気感とでもいうものがあり、
独特で特有の、凛とした張り詰めた、それでいて心地よいものがあります。
当然こちらもそのような感じで、日向は汗ばむほどの陽気だったにも関わらず、
そこにある空気はどこか涼しげであくまでも清浄。
だから、気持ちがよいな~♪と上機嫌でお参りしていたのですが、
これはあくまでも体験せねばわからないから、
ここで述べても、また画像で診てもなかなかに伝わりにくいもの。
ですが、実はその空気のきれいさをこちらでも目で確認していただくことができるのです。

それは、お参りを済ませた後ふと目をわきにやった時に見えた光景。

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あ!苔に地衣!
(右の方には着生シダのノキシノブまで!)

古木というほどでない木にこれほど見事にくっついているなんてびっくり!
そこで並びにある木々も見ていくと…

IMG_0355_201903291154276fa.jpg
ここにもびっしりと!


さらには、木の幹どころかこんなところにまで!

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社殿の廊下の手すりに着くものなんか?!

こんな感じで、目につくとこのほとんどに立派な地衣が着生している。
しかもそのほとんどが、大気汚染に弱いウメノキゴケの仲間ばかり。
それはつまり、このあたり一帯の空気がいかに奇麗かを示しているのですよ。

ちなみに数ある地衣の中でも、このウメノキゴケは人気が高く、
盆栽が趣味の人や、植木屋さんの間ではよく取引されているほどだから、
そういう方々にしてみたら、この場所って宝の山なんじゃないかな?

実際私もびっくりしつつ、「いいな~。欲しいな~。」とか思いながら眺めていたのですが、
その後さらにびっくりすることに。

というのも、その後少し行った先にある池でカモたちを眺めていたときのこと。
IMG_0360.jpg
ぷかぷかと浮かんでいてかわいいね~♪

とか言いながらふと振り向くと、背後に一本の桜の木。
さすがに花にはまだ早いなと思いながら見ていると…

IMG_0361_20190329115430199.jpg
ん?なんか樹皮の感じおかしくない?

まだまだ若い木なのに、樹皮は古木の風格。
というか、やけに灰色っぽくないかい?
そこで、近くに寄り、よく見てみると…

IMG_0363.jpg
なんじゃ~!これ樹皮やなく、ほぼ地衣やん!

そう、遠目に樹皮に見えたものはすべて地衣(ウメノキゴケ)!
だから、全体に緑がかった灰色に見えていたんです。

ここ凄さ!先ほどの木々の比ではない!

なるほど、この池のほとりは日当たりもいいし、
なにより水面を舐めて吹く風が、常に湿気を運んでくるから、
地衣にとってはこの上ない好環境なわけなんだな。

というか、このあたりでは、その空気のきれいさゆえに、
日当たりと湿気さえあれば、こんな感じでいくらでも地衣が育つんだ!

ということは…

先ほど「宝の山」といったけれど、このあたりの人々にしてみれば、
いたって普通の光景なのか?
とはいえ、そのような「普通の光景」が、本当は宝の山なのかもしれんよね。

などなど考えつつ、
私は一人、まだ一輪の花も咲いていない桜を見上げ、
その前で大喜びしていたのでした。

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たまらん♪たまらん♪

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地衣類  変わるわヨ~♪ ~ツブダイダイゴケ~

毎日渡る川沿いの
 堤防天端(てんば)でにぎやかな
  オレンジ色の 憎いやつ!


とはいても、読み捨てられた夕刊フジがひっかかってているわけではなく…

  DSCN1140.jpg
はい、その正体はご存知地衣類のツブダイダイゴケ~!(以下ダイダイゴケ)

ヽ(^∀^)ノ

このダイダイゴケは、うちの近所では本当によく見かける地衣類ですが、
特にこの川沿いの堤防には本当に多く、その派手な色目もあってよく目立っております。

しかしまあ、こんな愛想もくそもないコンクリートの塊に、
こうもびっしり生えるもんだよな~。
DSCN1141.jpg

聞けば、こういうコンクリートや石灰岩に張り付く地衣類は、
酸を分泌してコンクリなどを溶かし、がっちり食い込むように根を張るのだとか。
でも、そういうことを知ると、
「そうまでして張り付きたくなるほどに素敵な環境なのかここは?」
と、つい思ってしまうのです。
でもまあ、それはこちらの足らない考えで、
体内に藻類を共生させる地衣類からしてみれば、
・日当たりがとてもよく
・川沿いで湿気が高い

というこの場所は生きていく上に最高の場所なんでしょうね。

とはいえ、同じように、共生している藻類が行う光合成から養分を得ている地衣類でも、
結構多くは、直射日光を嫌い半日陰を好むのに対して、
このダイダイゴケは、
「日陰?そんなものは飾りですよ!」
といわんばかりに、やたらアグレッシブ!

でもね、それでほんまに大丈夫?
特に真夏の炎天下、文字通り焼け付くほどになっている堤防を見るたびに、
「ええのん?これで?焼け死ねへんのん?」
と、他人事(地衣ごと)ながらちょいと心配になったりもしますが、
た先ほどのように、大いに栄えてらっしゃるのでそういう心配は無用なのかも?

これは推論なんですが…

もしかしたらこの派手なオレンジ色こそがその秘密かな?
というのも、普通の光合成をする陸上の植物の葉が緑色に見えるのは、
日光のスペクトルでいうところの、の波長の波長を吸収する結果、
の波長を反射するので緑色に見えるのです。
ですが、中には強すぎる光から葉を守るため、赤の波長を反射し、
青の波長の実を吸収するものもあります。
結果、そういうものの葉っぱは赤く見えます。
「紅要黐」(ベニカナメモチ)やバラの新芽など。)

そんな感じで、適当に吸収する光を調整した結果がこのオレンジで、
ゆえに強い日差しにも耐えれるんじゃなかろうか?

などと、そういうことを考えながら眺めていたある日。
朝からの雨も上がり、地面がぼちぼち乾き始めていたころ、
いつものように川に差し掛かると…

DSCN1159.jpg
ん?!


んんんん~??!!

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ダイダイゴケのくせに緑色じゃないか!

ありゃま!
あれま~~!


知らなかった~!
気づかなかった~!
見過ごしていた~!

そうか、そうか、そうだった…
いつも雨の日ここを通りがかりこの景色を見ても、
地衣類のダイダイゴケを意識するまでは、ただ単に緑色の苔だと思ってみてしまっていた!

そうか、そうか、そうだったのか…
ダイダイゴケは濡れると緑色に変わるんだ!

ちゅうことはもしかしたら、
濡れると、地衣対のオレンジ成分が透けてきて、
中にいる藻類の葉緑素の緑色が目立ってくるのかな?
だとしたら、結果的に日光の弱い雨や曇りの時なども、
効率的に光を吸収できるからものすごく効率的!

いや~、たかが地衣、されど地衣!

侮りがたし!


ヽ(^∀^)ノ



*追記*

後程いろいろ調べたら、この変色は結構有名だったみたいで、
ほかの地衣類についても、同様な変化があるのだそうな。
いや~、奥が深くて面白いな~。

(=^^=)ゞ

地衣類  汚れじゃないよ ~クロサビゴケ~

いつもの散歩道で。
DSCN0946.jpg
「この岩いつも汚れてるね~。」


それ、汚れじゃなくて生き物やで。


DSCN0945.jpg
「うそ?!」

近づいてよく見てみようか?

DSCN0944.jpg

もそっと近づくとね…

DSCN0944b.jpg
おそらくクロサビゴケかな??



DSCN0947.jpg
「でもこれはペンキ汚れでしょう?」


DSCN0948.jpg
うんうん確かにこれは黒いペンキに見えるよね~。

でも近づいてよく見ると…
DSCN0950b
これも明らかに地衣類ですね。
(でも、種類はさっぱりわかりません。)

こんな感じで一見ただの汚れに見えるものでも、
よく見れば地衣類であるものが非常にたくさんあるのです。
それだけに、普段町のいたるところでその存在に気づかれずにいたりするのはもちろんのこと、
それどころか、記念碑や古い石でできた門柱などの場合は
「なんかこの汚れ全然落ちないぞ~!」
と、完全に汚れ扱いでゴシゴシされていたりします。

でも実は、一生懸命、年々わずかに、ほんのちょっとずつ広がり続け、
ひっそりと地道に生きているんですよね。

そんなわけで、もし皆さんがご近所でこういう地衣たちを見かけたら、
「ああ、こんなに厳しい場所で頑張ってるもんだな~。」
と、そう思ってみてやってください。

多分それだけで、今まではただの「汚れた汚い岩」だったものも、
「なんだか頑張ってるやつらの住み家」に思えて、
ちょいと親しみを感じたりできると思いますよ。




地衣類  名は体を表す? ~コフキヂリナリア~

いつぞやのーヒータイムでのこと。
一通りコーヒーを楽しんだのち、後片付けをしていると…

お♪

背後にあった桜の木の幹に大小二つの見慣れた地衣類の姿が。
DSCN0547.jpg
コフコヂリナリア♪

で、気づくとすぐその横にもさらに大きな個体が。
DSCN0546a.jpg
うんうんごりっぱ♪

最初の大小二つのやつも、そのうちそれぞれ大きくなって、
やがてこのような大きな個体に成長するんだろうな~♪

さてさて、こいつですが、
目の悪い私はいつもこれを見るたびに、
「な~んか、ふやかした湯葉というか、ホットミルクの表面の膜というか…
そういうもんをぺたんと張り付けたみたいな地衣やな~。」

と思っておりました。
だから、「コフキというわりにいまいち粉っぽくないよな~。」
とそう思ていたのです。
(コフキヂリナリアは粉吹ヂリナリアの意)


実際少し拡大して見てもらっても、
DSCN0546.jpg
ね?
葉っぱのような葉状裂片がかっこいいけど、
全体的には,粉というよりもむしろ液状っぽくないです?
ほら、流れ出した溶岩とかそういう感じに見えません?

でも、視線を端っこでなく真ん中辺に移してみると…

DSCN0546b.jpg
中央部に不定形のぼこぼこしたものが見えるでしょう?
じつはこれ、粉芽塊と呼ばれるもので、共生する藻類部分が内部から裸出したもの。
その際藻類は周囲を菌糸で囲まれた状態で出てくるのですが、
その様子が、粉を吹いたように見えることから名づけられました。
地衣類が増える際の重要な無性生殖体の一つなんです。

で、実はこれこそが「粉吹」の名前の由来だそうで、
この粉芽を持つ種類に対してつけられるのが「コフキ」というネーミング(?)なんだそうな!

なるほど…
見た目というよりは、生活パターンからついた名前だったのか!
名が体を表したわけではなかったのね♪

いや、でも、、粉芽塊のあたりに着目すると、
粉っぽいと言えば粉っぽいので、やはり名は体を表すともいえるかな?

こういうのは実は結構あって、
「全然似てないのに、なんでこのネーミング?」
というのにもよく出会います。

例えば、ある種の地衣類(モジゴケなど)とも共生することのある藻類でありながら、
単独でも陸上で生育可能な藻類のスミレモなどは、
リンク先を御覧いただくとお分かりのように、橙色をしていてちっとスミレらしくない。
なのになぜスミレなのかと思ったら、どうもその香りがスミレに似ているからだとか。
でもね!
ここでスミレモの香りをかいで、「ああなるほど!」と思えたら問題ないのですが、
実際は全然スミレの花のにおいなんてしやしない!

実はよく良く調べると、
どうもスミレのにおいとは言いながら、実はヨーロッパのとある菫の品種の、
しかも花ではなく根っこのにおいに似ているんだって!

そんなにおい知らん、ちゅうねん!

きっとまあ、ヨーロッパでの生をそのまま翻訳したんでしょうが、
もうちょっとほかに和名をつけてもよかったんと違うかな?

なんだかんだ言ったって、最初は目で見て存在に気づくんだから、
できればネーミングの際は「名は体を表す」ものであってほしいと思うのですよ。


地衣類  ~湿気を目で見る?~

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「なんか変だぞ!なんか変だぞ!」

どうしたん?


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「この木半分だけ緑色になってるねん。」

どれどれ?


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あらほんま!

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この緑色はレプラゴケの仲間みたいやね。

さて、最初このことに気づいたときは、
「日当たりのせいかな?」とそう思ったのですが、
実は緑色の部分は日陰がちな北側なので、そういう理由ではなさそう。
いや、反対に日陰がちだから都合がよいのかな?
とか思いつつほかの街路樹を見てみることに。

実際この高架沿い道路の街路樹には、
同種の地衣が付いているものがいくつかあるのですが、
その多くは全方向に適当についており、
このように片側にだけついているのはほかにありません。
また、ほかの木にも地衣が付いているとはいえ、
にここまでびっしりと広範囲にはついていない。

となると、この木だけの特別な理由が何かるはず。

さてなんだろうね~?

すると…

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「ここにも発見~!」

IMG_2669.jpg
ほんまやここにもあったね。

そうかそうか、排水溝周りは湿気が多いから生えやすいんやね~♪

ん?

湿気?!


もしかしたら…

あることを思いつき先ほどの木の方をもういちど見ると、
すぐそばの家は側面で通りに面しており、近くに窓もある。
そして、反対側の高架下には、店舗が入っているから東西の風の流れはほとんどない。
で、ほかの街路樹はどうかというと、
ほとんどの家の通りに面している部分は玄関部分と車庫になっており、
街路樹と建物の間には結構な空間があるうえに、
反対側の高架下部分は空き地になっているので、東西の風の流れが結構ある。

さらにさらに、この道は北向きの一方通行で、すぐ先は大きな道路との交差点があるため、
結構頻繁に各種の車が通行するため、
風の流れが南から北へという流れが常にありがち。

ははぁ~ん…

なんとなく理由がわかったぞ!

つまり半分緑の街路樹(以下半分緑)の周辺の空間は、
ほかの街路樹に比べ結構偏りがある。
だから空気の流れにも偏りができ、結果く空気の滞留、つまり淀みが起こる。
で、空気の淀むところには湿気もたまりやすい!

さらに始終南から北へ風が抜けるため、風を受ける南側は乾燥がちで、北側が湿りがち。

つまり、ほかに比べ半分緑の周囲は湿度が高くなりがち!
だから、他に比べ、びっしりと緑が濃くなるほどに生えているんだ。
で、その空気のよどみを腕いる原因の建物に窓と換気扇があることが、
その部分の空気の流れをあるいみ規則的に作ってしまうので、
その流れの関係d絵湿気にも偏りが生じるため、
このように気鋭に半分だけ緑色になったのではないかと推測しました。

だから、いわばこの緑色をめにするということは、
目には見えないはずの湿気を目で見ているのと同じ
とは言えまいか?

そう思うと、なんか愉快になってきて、
いつもの散歩道がまた一つ魅力的に見えてくるのでした♪


*以上は下調べも検証も何もせず、私の頭の中で考えただけのことなので、
根本的に間違っているかもしれませんが、そこはこれ、
笑って読み飛ばしてくださるか、コメント欄にてご教授いただくか♪

少なくとも、地衣類が豊富な場所というのは、湿気のたまりやすい場所には違いないので、
地衣を目安に湿度の分布を目で見るということはできそうな気がします。

(*^人^*)


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