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ひす日記BBS

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2018-10

地衣類 ~共生という生き方 その2~

さて、前回からの続きです。

コケ(蘚苔類)によく似ているもの、植物ではなく菌類である地衣類。
ですが、それらは葉緑体を持たないにも関わらず、光合成で養分を得ている!
そのわけは…?

と、いうところからですが、もったいぶらずに答えを言うと、
それは、体内に光合成をすることができる藻類を住まわせているから
なのです。
だから外見からはわかりませんが断面などを顕微鏡で見てみると、
菌の本体(菌糸)の中に閉じ込められた藻類の姿が確認できます。
つまり、言い換えると藻類はすっぽりそのまま菌糸の中で保護されており、
多少の乾燥などにも耐えうることができる良い環境にあると言えますから、
藻類は菌に守られ、菌は藻類から養分を得てと、
まるで大家さんと店子のような関係なので、
前回お話ししたマメ科の植物と根粒菌の関係と同じく共生関係であると言えます。

実はこのような関係はほかの生き物の体の中では大昔にあり、
今ではその取り込んだ別の生き物が、
そのまんまその生き物の体、つまり細胞の一部として存在していたりもします。
わかりやすいのは、まさに葉緑体で、
もともとは葉緑体を持つシアノバクテリアを取り込んだプランクトンが、
それ自体を体の一部として細胞内に取り込み進化したのが今の植物全般ですし、
私たちの体の中でも最も重要なエネルギーを生産する化学反応(クエン酸回路)において、
最も重要な働きをするミトコンドリアも、本来は全く別の原生生物だったといわれております。

ただ、それらの関係と、地衣と菌の共生の違いは、
前者はもう分かつことができない存在ですが、
後者は、時と場合によっては分離可能な状態にあるということ。

つまり、菌と藻類のどちらかの都合で相手が不要な場合は、
それぞれ単独で生きていけるということなんです。
例えば水分が十分ある場所なら、藻類は単体で増えていけるし、
養分が豊富ならば、菌は藻類の助けをなしに生きていける。
ですが、そうれはなくお互いが生きづらい環境においてはじめて、
菌が藻類を取り込み、地衣類となるのです。
ですから、地衣類というのは実は生き物の呼び名ではなく、
特定の菌がある環境で生きていくための状態を指すのです。

そしてそのように藻類を取り込むことを「地衣化」と呼びます。

だから言い換えれば、同じ菌でも場所によっては「地衣化」したりしなかったりしますし、
地衣化したのちも、状況次第で、藻類が中からはみ出てくる場合もあります。

この辺の関係が、同じ共生とはいえ、
マメ科植物と根粒菌のように一蓮托生でなく、
なんだかドライで今風の賃貸関係のようで面白いなと感じるのです。
(マメ科のほうなど、もはや互いに分かちようがないですから。)

そんなんことを知った時、
「こいつはなんて面白い生き物なんだ!」
と私はずっぽりはまってしまったのです。


また、実はこいつの仲間は、
いつどこでもたいていの場所で見かけることができるので、
観察するにも場所を選ばず楽しいってこともハマった理由の一つなんです。



例えばこんな場所…


DSCN0473.jpg
「発見しました!」

チップさんが見つけたのは黄色の丸の中。
そこをよく見ると…

IMG_2599_20180926115543a22.jpg
ダイダイゴケ

名前通り小さな小さなダイダイがたくさん並んだように見えますでしょ?

こんな感じで石壁や岩にも普通にくっついております。
ほら、よく古い記念碑や墓石など、不思議な模様なものが浮かび上がってくるでしょう?
あれなんかがほとんど地衣の類。

実は地衣は厳しい環境下でも生きていける代わりに、
成長速度が非常に遅い!
だから、古木や古い石などでは大きく目立つものがよくあるのです。

たとえば手近なとこだと…

DSCN0484.jpg
そうそう、こういうの♪

DSCN0485.jpg
「あるかな?あるかな~?」


DSCN0487.jpg
あった~!

これもおそらく前回紹介のレプラゴケの仲間。
前述のように、菌糸で藻類を取り囲んでいるので、
植物の葉のように鮮やかな緑色になることは少なく、
多くの場合は、白みがかった薄緑や、褐色、黄色などのような色目になります。

また、いくら乾燥に強いとはいえ、
やはり湿度の多い場所のほうが生きやすいので、
日当たりがよく水場に近い場所を好むのでそういう場所を見てみると、

DSCN0492.jpg
「ここかな~?」


ビンゴ!

DSCN0491.jpg
これもダイダイゴケですね。

こんな感じで、街中でもいくつも見つけることができます。


こんな感じで、散歩の道すがらあちこち眺めてニヤニヤしてるのですが、
いかんせん、ここで大きな問題が一つ!

老眼でよく見えない!

なんせ、目立つとはいえ相手は小さな菌類。
現場ではルーペでもない限りはっきり見れないから、
こうして撮影し、あとで画像を拡大してみてみないとよくわからない。

(=^^=)ゞ


*このシリーズまだちょいちょい続きます。
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地衣類 ~共生という生き方 その1~

IMG_2575_20180926102434ced.jpg
お散歩ですよ~♪

と、先日のお休みの夕刻、雨上がりの川沿いの道に出てゆきました。

IMG_2583.jpg
「なんかいっぱい咲いてる~!」
「おいしそう~♪」



かわいらしいこの小さな花は
s-IMG_2582.jpg
ちょうど秋のお彼岸時期のお菓子として有名な「おはぎ」は、
この花をイメージしてネーミングされました。
きれいに茹で上げた小豆を、この小粒で可愛い花にみたてなんですね。
(ちなみに、春のお彼岸の「ぼたもち(牡丹餅)」は牡丹をイメージして名付けられましたが、
ぼたもち、おはぎとも、全く同じもので、ものに差異はなく、時期によって呼び名が変わるだけです。)

ちなみにこの萩はマメ科の植物なんですが、
このマメ科って、カラスノエンドウのような草から、
この萩のような小木、そしてねむの木のような大木もあれば、
藤のような蔓(ツル)のようなものまで元、かなり守備範囲が広いのでびっくり!
それもおそらく、マメ科特有の栄養吸収方法にあるんだと思います。
というのも、マメ科の諸靴の根には「根粒菌」という菌がくっついていて、
その菌が大気中の窒素を寄せ集め、固定してくれるのです。
で、窒素とは植物にとっては非常に重要な栄養素なのですが、
マメ科の植物たちは、それを根粒菌のおかげで労せず吸収できるのです。
ですので、どんなにやせた土地であっても育つことができるため、
ほかの植物に比べ、生育範囲も広く、ゆえに形状も様々に進化できたんでしょうね。

ちなみに、根粒菌はマメ科の植物が光合成でこしらえた栄養分をもらえるので、
この二者の関係は、ウインウインでお互い助け合っているので、
この状態を「共生」といいます。

で、共生といえば、最近私が興味を持って眺め歩いているある生き物。

こういう木の幹や岩などでよく見かけるやつなんですけど
IMG_2573.jpg
お分かりかな?

一見苔(コケ)に見えますが、実はまったく別種の生き物。
拡大してみると、こんな感じ。
IMG_2573a.jpg
レプラゴケのなかま

名前にコケとはついておりますが、
実はこれコケ(蘚苔類)でないどころか、植物ですらない。
私が学生の頃は地衣類と呼ばれてそういう生き物として分類されていましたが、
その後の研究で、いまでは分類上は「菌類」で、いわゆるカビやキノコと同じ範疇になっております。

でも、カビやキノコと大きく違うのは、
ほかのもの(木や枯れ葉、その他の有機物)に染み付き底から養分を吸収するのではなく、
自ら(とも言えないがその理由は後述)の光合成によって養分を得ていること。

だから、先ほどのように木の幹ににくっついていても、
そこから養分をとっているわけではなく、場所を借りているだけなので、
木に対してのダメージはほとんどありません。

IMG_2586.jpg
こちらは桜の木に張り付くコフキジリナリア

でも、菌類って光合成できないんでなかった?

そう、疑問に思ったあなたは正しい!

むろんこの地衣と呼ばれる菌類たちも光合成はできません。
でも、光合成で養分を得ているってどうゆこと?

というのは…


s-IMG_2590.jpg
話が長いよ~! 
そんなことより、ほら!きれいなお花!


ああ、ほんまきれいなヒガンバナやね~。
でも、根っこはもちろん猛毒やし、葉や花にも毒があるから気を付けや~!
なんせ、その昔は犬除けのためにお墓の近くによく植えたんで、
死人花(シビトバナ)とか幽霊花)ユウレイバナ)とかいう別名もあるくらいやから。
*そういうわけで、わんこの散歩中にはこの花にご注意を!
食べなくとも草の汁が触れ皮膚炎になる場合もあります。



さてさて、チップさんの言う通り話が長くなったので、続きはまた次回に。

そんなわけで、最後は散歩道で見かけた、
かわいいイカさんとタコさんのツーショットでお別れです♪
IMG_2597_20180926105919824.jpg

スーパーボールほどのザクロですが、さすがにこのサイズは食べてもおいしくない!
実際食べた私が言うんだから間違いない!

でもこの花って子供のころからタコさんウインナーに見えるんよ~。
とか思っていたら…
やはりほかの人も同じように感じていた!(↓参照)
花弁が散った後の姿

ん?取り忘れ? ~キツネノチャブクロ~

今日も朝からご機嫌散歩♪

で、みんな揃って、いつもの植え込みのチェック!
CIMG1574_201805311155055fa.jpg
「クンクンクン…」


すると以蔵君が、大きいほうを催したので、ここで失礼してオトイレタイム。

枯葉の上にされると取りにくいのと見づらいので、少々回収に手間取っていると…

CIMG1579a.jpg
「じ~。」

ん?以蔵くん何を見てるの?

視線の先を追ってみると、
CIMG1577.jpg

あ!取り残しがあったんか!


そこで、よいしょと手を伸ばすと…

ん?


んんん?

なんだこのしっかり感は?!

これ、うんちではないぞ!

(私はいつもビニール袋越しにウンチを回収しているのです。)

そう、近寄ってよく見ると
CIMG1576.jpg
キツネノチャブクロでした。


いや~、見た目本当にこの日の以蔵のとそっくりだ!!
(=^^=)ゞ

なにより、あの時この時、以前見つけたときと違って、弾力に富みとてもフレッシュ!
おそらくこの状態なら食用にちょうどいい感じ!

どうしよう?どうしよう~?

でもな~。
たった今ここれの本近くで以蔵がうんちをしたし、
この場所は、ほかの子たちのおトイレにもなっているし…

さすがにな~。

う~~~~~~ん~~~~。

でも、きれいに洗えば?

いやいやいやいや…

う~~~~ん~~~~~~~~~~~。


と、時間にしてはわずかな間ですが結構悩んだ挙句、

「そういや、地面だけでなく、樹皮の上にも生えることがあるそうだから、
これからの梅雨時、よくこの木を見ておこう。」


と、自分を納得させ、またみんなで歩きだしました。


生えてくれるといいんだけどな~。

裏庭の紫陽花

s-IMG_9083.jpg

今年は久々にガレージ裏庭の紫陽花がまとまった花を咲かせてくれました。
実は紫陽花って放っておくとどんどん上へ上へとひょろ長く背を伸ばす癖に、
実は選定がむつかしく、きちんと花芽を残して切らねば、その後数年花をつけないこともよくあります。

実はうちの子の紫陽花も数年前伸びすぎたので切ったところ、
次の花まで2年、その後は咲きはすれどもとても小さな花が続き、
今年どうにかこんな感じで咲いてくれました。

だから嬉しくて喜んでいるのですが、実は喜んでいるにはもう一つの理由が…

というのも、このガレージはもともとは私が暮らしていた祖父母の家を改装したもの。
だからこの裏庭は物心ついた時からずっとなじみのあるもので、
ここで、カメ、カエル、トカゲ、魚などなど色々な生き物を飼っていました。
そしてまた、それらの生き物が死んでしまったら、
この裏庭に穴を掘り、お墓をこしらえていたのです。

そしてその後も、小鳥や金魚、そしてハムスターなどの小型のペットも、
同様にここに埋葬してきたのです。
ですから、この裏庭は実は私のペットセメタリー。

さて、ここで話は先ほどの紫陽花に戻るのですが、
実はこの根元には初代からの数匹の子が眠っております。
ですので、この紫陽花が元気に咲いてくれると、
なんだかあの子たちの姿がそこにあるようでとても嬉しくなるのです。

そんなわけで、
この連日の雨模様も、実はちょいとうれしく感じていたりしております。



だから、こういう気持ちもよくわかる。

映画 「フランケン・ウイニー」より
その①その②その③
ディズニー版リメイクの予告編

ちゃっかりと!

ある日の散歩道。
いつものように通りのおうちの花壇を眺めていると…

ん?これは?
CA395811.jpg
ナガミヒナゲシ(長実雛芥子)じゃないの!

しかも、土が合ったのかこんなに立派に成長し、
大きな花を咲かせている。
CA395812.jpg
お見事!


この草は、もはや今では野草と化した外来種、
いわば雑草扱いされる草なのに、こんなにきちんと花壇に収まって…

なんだか、以前にお話しした「リッチな野草」と対照的でおもしろいですね。

まあ、この花はとてもかわいらしいので、
私も以前育ててみたくなりベランダで種をまいたことがありますから、
もし、ここのおうちの方がわざわざ植えたのならその気持ちもわかりますし、
そうではなく、たまたま飛んできた種が芽を出しここまで成長したのだとしても、
途中で引っこ抜くことなく、こうして大きくなるまで見守っていたんだろうなと思ったりしました。

こんな感じで、通り沿いにある花壇や植木鉢などを眺めていると、
時折、メインの草花以外に、ちゃっかり野草が入り込み、頑張って育っているのを見かけます。
それらはもちろん、その生命力ゆえのたくましさから、
頑張って成長しているというのもあるでしょうが、
先ほどのヒナゲシのように、温かく見守ってもらっているんだろうなと思われるものもよくあります。

だからそういうのを見かけると、無性に嬉しくなるし、得した気分にもなれるので、
ついのぞき込んでニヤニヤしてしまうのです。

それはやっぱ怪しい人かな?

(=^^=)ゞ

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