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ひす日記BBS

日々の出来事や、連絡事項

2020-02

マツタケのこと

先日久々にマツタケご飯を炊きました。

DSCN4910.jpg

小ぶりですが味も香りもよくとても美味しかったです。
とはいえ、もちろん国産ではなく今回はトルコ産でした♪

こういう話をすると、
「昔はこの近所の山でもマツタケ狩りができるくらいよくとれたらしい。」
と、そういう話が聞こえてくるのですが、それはどうも本当で、
戦後しばらくの間は、大阪の近郊の山々では、秋の臨時列車が出るほどの盛況ぶりだったようです。

でも今はさっぱりですよね?

で、ここまで読んで皆さんどう思われました?

「やなり自然破壊で山がダメになったのか…」

と、そう思われた方々が多いのではないですか?
でもね、実は正反対で、
山の自然が豊かになった故、マツタケが採れなくなったのですよ。

実はマツタケは、山の土が痩せている方ができやすい。
つまり、荒廃した山ほど収穫量が増えるのです。
だから戦後荒れに荒れた大阪近郊の山々では、マツタケ狩りができるほどだったのですよ。
(以下わかりやすくするために、いささか乱暴な説明になりますが…)

そこでその理由なんですが、その前に皆さんはキノコのでき方ってご存知ですか?
もしかして、草木のように種(胞子)が地表に落ちて、そこからにょきにょきキノコが生える、
そういうイメージをお持ちでないですか?
でもこれ、ものすごく大きな誤解なんですよ。

実はキノコは地表からではなく、地面の中から出てくるのです。
つまり、地面に落ちた胞子がまず最初に寄生先として選んだ木の根っこに取りついて、
そこでどんどん成長し体=菌糸(カビのようなものをイメージしてください)を成長させ、
程よく成熟してきたころ合いで、その体(菌糸)をにょろにょろと地中を伝い伸ばして行き、
地表に出たところでキノコ(子実体)を作るのですよ。

おおざっぱに絵にするとこんな感じ。

キノコ

だからキノコは本体ではなく、木々でいうところの果実に当たるのですね。
(厳密に言うと全然違うけど)

そこで、マツタケですが、実はこれ他の菌類に比べて、非常に(競争的に)弱い!
木(アカマツ)の根に取りついて成長することができたとしても、
菌糸を地表に向けて伸ばす段になると、ほかの菌類にに負けてしまい菌糸が途切れたりしてしまうので、
結局地表に出ることができず、結果キノコであるマツタケを出すことができなくなるのです。
でも、ほかに育つべき菌類がいない土地、つまり荒廃し痩せた土地であれば、
マツタケは邪魔されることなく地表にキノコを出すことができるのです。
(実は宿主であるアカマツ自体も不毛な土地でもよく育つことから、
そういう意味で相性はいいのですよね。)

ですから、荒廃した山々に次第に緑が根付き、地表にも豊かな腐葉土が積もり始めると、
他の競争相手になる菌類が増えてくるのと同時に、
土地の保水性も高まるので、湿気を嫌うマツタケはいよいよ出にくくなるのです。

でもその状況は山的には自然豊かで健全な状態。
だから、「最近マツタケが全く採れなくなった。」
というセリフは、むしろ歓迎すべきことなのかなと思ったりします。

そういうわけで…

最近スーパーでトルコ産や北朝鮮産のマツタケを目にするたびに、
「ああ、あちらは今大変なのだな…」
と、そう思わずにはおれないのですよ。


そんなわけで、荒れ果てた彼の地の山々に思いをはせつつ、
この日はマツタケご飯を頂きました。

(*^人^*)

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キノコ?ムカゴ?イボ? ~白樫~

先日いつものようにわんこと散歩に出て、
そしてまた、いつものように、とある街路樹の木陰で一服していたときのこと。
何気に樹皮を眺めていると、たくさんのイラガの繭(抜け殻)がまるでフジツボの様にくっついる。
こんなにくっつけられては気持ちが悪いだろうなと思いつつ、
何気に視線wの上に向けると…

DSCN3656.jpg
「え?キツネノチャブクロ?」

背伸びしても届きそうにないところに、見慣れたあのキノコのようなものがくっついている。
確かに樹皮にも生えるとは聞くけれど、それはあくまで朽木となった状態のものであるから、
このような健康な樹皮に生えるなんてあまり聞いたことがない。

ということは、こういうところに生えるまた別種のキノコだろうか?
そう思いつつ、ならば足元はどうだろうと視線を下に落とすと…

DSCN3658.jpg
「あれまあ!こんなところにも!」

でも、よく見るとこちらは質感が樹皮とほとんど変わらぬ感じで、
触ってみても固く木そのもの。
こりゃどうもキノコの類ではなさそう…

もしかしてムカゴみたいな栄養体??

試しに触れてみると、おまけにやけにがっちりくっついていて、
軽くつまんだくらいでは取れそうにもない。
ということは、これもしかしたらこの木のイボ? 

そういうわけで、木になっているからというわけではないけれど気になったので、
一つむしって持ち帰り調べることに。

で、その前に何の木か調べておかねばなりません。
足元をよく見ると小粒のドングリがあり、外れている帽子はけっこう深め、
葉っぱは表が緑で裏側が薄緑で、先っちょ半分だけがギザギザ、
で、樹皮はやや黒ずんでいると…

以上のことからこの木は白樫(シラカシ)と判明。

そこで家に戻りネットで検索してみると…

シラカシ樹幹こぶ病

どうも白樫がよくなる病気(奇形)でありますが、
他のこぶ病のように、成長を妨げたり樹勢に悪影響を与えるものではないとのこと。
ですので、放置してもよいし、外観上気になるのならば、
むしり取って消毒液を塗っておくのがよいとか。

なるほどそうだったのか!

これはイボでなくコブだったのか!
小さいけれど木そのもの。
つまり木材であったのですね。

道理でむしって来たイボをカッターで半分にしようとしても硬くてできなかったはずだ。
DSCN3662.jpg
こんなに小さいのに。

さらに見てみると、このコブを集めておられる方も結構おらるようで、
樹皮を取り除き磨き上げたり、または樹皮を生かしたりと、
各々のアイディアでアクセサリーに加工されていたりします。

へ~、そりゃ面白そうだ。

そうとなれば、私も何か作りたくなったのですが、
このイボをむしり取るときは基本雑菌が繁殖しにくい冬場に行うべきで、
今のような高温多湿の時期にしてはいけないのだとか。
さもないと、木が菌に冒されて弱ってしまう可能性が高いとのこと。

やべ!私むしっちゃったよ!

後で消毒しに行こう。

とはいえ、今手元に専用の消毒剤がないから、
とりあえず、墨汁を混ぜた木工ボンドを塗っておこう。
墨汁には殺菌作用があり、木工ボンドは傷口保護に役立ちます。





天国への階段♪ ~地衣類~

先月のツーリングで行ってきた高野山。
バイクで走り回るだけでも楽しい、高地のスカイライン♪
しかもそれが延々と続く!
こうなりゃ、それはもう楽園でしょう?

でも実は、個人的にバイク以外でも楽園であったのであります。

それは、休憩時に周りを取り巻く溢れんばかりの樹木!
で、自然の中たくましく成長しているそれらの木々の樹皮には、
もれなく素敵な宝物が~!

シラゲムカデゴケ?

はい、今回も凝りもせず地衣一日を眺め恍惚としておりました。
こりゃもう楽園というより天国だ!
だから、ここに至るスカイラインは、私にしてみれば天国への階段?

さてさて…
でも、そこで目にしたものは、普段近所で目にすることはないようなものばかりで、
いったいどういう種類なのかがよくわからない。
(=^^=)ゞ

そもそも一口に地衣類といっても種類は様々で、
正直、細かな話になると専門家でも分類しきれないほど。
それというのも、地衣類は、単なる植物や菌類とは違って、
菌類と藻類が共生状態にある複合体なため、
同じものでも見た目が違ったりすることもあるため、
正確に調べるには、色形のみでなく、裏側の偽根(根っこみたいな組織)や、
子器(胞子を作る組織)、はては断面の様子などで総合的に判断せねばいかない場合もよくあるのです。
ですので、専門家の方々は、地衣類を見かけた場合は、
少しはがし持ち帰ってから、きちんと調べているようです。

とはいえ、私はそこまで気合が入っているわけではないので、
「ほ~ほ~ほ~♪」と眺めて悦に入る程度。
しかし、やはり、それがどういう種類なのかは気になるので、
少ない知識を振り絞りつつ名前を推察。
そういうわけで、先ほどのやつは「シラゲムカデゴケかな?」とかいう感じ。

だから家にある、「苔類、地衣類原色図鑑」でも持ち歩けばいいのだけれども、
あれは分厚く重いうえに、図が手彩色のもの一葉だけなので、
前述のように少しバリエーションが変わるとまったくの別種に勘違いしてしまうことが多いのです。

だからこういう時は、ネットによる画像検索が一番。
というのも、多くの方々がいろいろなところで撮影しているため、
細かかなバリエーション違いにも対応できるし、
なにより、数をこなせば、大方の特徴が見えてくるので同定に非常に役立つ!

そういうわけで、こういう場合現地にパソコンを持ち込めれば一番いいのだけれども、
それは土台無理な話。
なのでこの時ほど、
「あ~、スマホ欲しいな~。」
と思ったことは最近なかったのですよ。
(ちなみに私のガラケーはとうとうネットのつながらなくなりました。)

そんなわけで、この時目にした多くの地衣類のうち、
けっこうかっこよくて気に入ったものをいくつかご紹介。

葉状部分が少し膨らんだ感じで、子器が特徴的なんで、たぶんリボンゴケ
リボンゴケ?
先ほどちらりと書きましたが、子器とは胞子を作る組織で、いわば地衣類のキノコのようなもの。
でも、街中でこれをつけたこの手の地衣を見ることはまれだったので、今回は大喜び!
写真でいうと、画面中央より下側、右側寄りに見える緑に縁どられた茶色い組織。
グロいルックスという声もありますが、私はワクワクします♪

これが写真が荒くいまいちよくわからなかったのですが、おそらくアナツブゴケ?
(左は先ほどと同じくムカデゴケの仲間?)
アナツブゴケ?
接写のできるちゃんとしたカメラがないので、せめて老眼鏡でも持ってて行ってれば…


これも黒く丸い子器が無ければさっぱりなんだかわからなかった。
アオチャゴケ
多分アオチャゴケ
大気汚染に大変弱い種類だそうですが、さすがにこの場所では元気です♪


そんなわけで、来年までにはスマホを購入しようかなと…

そうなりゃもっとこの地衣類天国を楽しめるので、
ある意味それもまた天国のへの階段?

(=^^=)ゞ

この空気清浄につき

さてさて、先日少しお話ししたように、
私は先週の休日は橿原神宮をお参りしておりました。

IMG_0338.jpg

いわゆる神社仏閣などに行くと、その空間全体に広がる空気感とでもいうものがあり、
独特で特有の、凛とした張り詰めた、それでいて心地よいものがあります。
当然こちらもそのような感じで、日向は汗ばむほどの陽気だったにも関わらず、
そこにある空気はどこか涼しげであくまでも清浄。
だから、気持ちがよいな~♪と上機嫌でお参りしていたのですが、
これはあくまでも体験せねばわからないから、
ここで述べても、また画像で診てもなかなかに伝わりにくいもの。
ですが、実はその空気のきれいさをこちらでも目で確認していただくことができるのです。

それは、お参りを済ませた後ふと目をわきにやった時に見えた光景。

IMG_0353.jpg
あ!苔に地衣!
(右の方には着生シダのノキシノブまで!)

古木というほどでない木にこれほど見事にくっついているなんてびっくり!
そこで並びにある木々も見ていくと…

IMG_0355_201903291154276fa.jpg
ここにもびっしりと!


さらには、木の幹どころかこんなところにまで!

IMG_0357.jpg
社殿の廊下の手すりに着くものなんか?!

こんな感じで、目につくとこのほとんどに立派な地衣が着生している。
しかもそのほとんどが、大気汚染に弱いウメノキゴケの仲間ばかり。
それはつまり、このあたり一帯の空気がいかに奇麗かを示しているのですよ。

ちなみに数ある地衣の中でも、このウメノキゴケは人気が高く、
盆栽が趣味の人や、植木屋さんの間ではよく取引されているほどだから、
そういう方々にしてみたら、この場所って宝の山なんじゃないかな?

実際私もびっくりしつつ、「いいな~。欲しいな~。」とか思いながら眺めていたのですが、
その後さらにびっくりすることに。

というのも、その後少し行った先にある池でカモたちを眺めていたときのこと。
IMG_0360.jpg
ぷかぷかと浮かんでいてかわいいね~♪

とか言いながらふと振り向くと、背後に一本の桜の木。
さすがに花にはまだ早いなと思いながら見ていると…

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ん?なんか樹皮の感じおかしくない?

まだまだ若い木なのに、樹皮は古木の風格。
というか、やけに灰色っぽくないかい?
そこで、近くに寄り、よく見てみると…

IMG_0363.jpg
なんじゃ~!これ樹皮やなく、ほぼ地衣やん!

そう、遠目に樹皮に見えたものはすべて地衣(ウメノキゴケ)!
だから、全体に緑がかった灰色に見えていたんです。

ここ凄さ!先ほどの木々の比ではない!

なるほど、この池のほとりは日当たりもいいし、
なにより水面を舐めて吹く風が、常に湿気を運んでくるから、
地衣にとってはこの上ない好環境なわけなんだな。

というか、このあたりでは、その空気のきれいさゆえに、
日当たりと湿気さえあれば、こんな感じでいくらでも地衣が育つんだ!

ということは…

先ほど「宝の山」といったけれど、このあたりの人々にしてみれば、
いたって普通の光景なのか?
とはいえ、そのような「普通の光景」が、本当は宝の山なのかもしれんよね。

などなど考えつつ、
私は一人、まだ一輪の花も咲いていない桜を見上げ、
その前で大喜びしていたのでした。

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たまらん♪たまらん♪

地衣類  変わるわヨ~♪ ~ツブダイダイゴケ~

毎日渡る川沿いの
 堤防天端(てんば)でにぎやかな
  オレンジ色の 憎いやつ!


とはいても、読み捨てられた夕刊フジがひっかかってているわけではなく…

  DSCN1140.jpg
はい、その正体はご存知地衣類のツブダイダイゴケ~!(以下ダイダイゴケ)

ヽ(^∀^)ノ

このダイダイゴケは、うちの近所では本当によく見かける地衣類ですが、
特にこの川沿いの堤防には本当に多く、その派手な色目もあってよく目立っております。

しかしまあ、こんな愛想もくそもないコンクリートの塊に、
こうもびっしり生えるもんだよな~。
DSCN1141.jpg

聞けば、こういうコンクリートや石灰岩に張り付く地衣類は、
酸を分泌してコンクリなどを溶かし、がっちり食い込むように根を張るのだとか。
でも、そういうことを知ると、
「そうまでして張り付きたくなるほどに素敵な環境なのかここは?」
と、つい思ってしまうのです。
でもまあ、それはこちらの足らない考えで、
体内に藻類を共生させる地衣類からしてみれば、
・日当たりがとてもよく
・川沿いで湿気が高い

というこの場所は生きていく上に最高の場所なんでしょうね。

とはいえ、同じように、共生している藻類が行う光合成から養分を得ている地衣類でも、
結構多くは、直射日光を嫌い半日陰を好むのに対して、
このダイダイゴケは、
「日陰?そんなものは飾りですよ!」
といわんばかりに、やたらアグレッシブ!

でもね、それでほんまに大丈夫?
特に真夏の炎天下、文字通り焼け付くほどになっている堤防を見るたびに、
「ええのん?これで?焼け死ねへんのん?」
と、他人事(地衣ごと)ながらちょいと心配になったりもしますが、
た先ほどのように、大いに栄えてらっしゃるのでそういう心配は無用なのかも?

これは推論なんですが…

もしかしたらこの派手なオレンジ色こそがその秘密かな?
というのも、普通の光合成をする陸上の植物の葉が緑色に見えるのは、
日光のスペクトルでいうところの、の波長の波長を吸収する結果、
の波長を反射するので緑色に見えるのです。
ですが、中には強すぎる光から葉を守るため、赤の波長を反射し、
青の波長の実を吸収するものもあります。
結果、そういうものの葉っぱは赤く見えます。
「紅要黐」(ベニカナメモチ)やバラの新芽など。)

そんな感じで、適当に吸収する光を調整した結果がこのオレンジで、
ゆえに強い日差しにも耐えれるんじゃなかろうか?

などと、そういうことを考えながら眺めていたある日。
朝からの雨も上がり、地面がぼちぼち乾き始めていたころ、
いつものように川に差し掛かると…

DSCN1159.jpg
ん?!


んんんん~??!!

DSCN1158.jpg
ダイダイゴケのくせに緑色じゃないか!

ありゃま!
あれま~~!


知らなかった~!
気づかなかった~!
見過ごしていた~!

そうか、そうか、そうだった…
いつも雨の日ここを通りがかりこの景色を見ても、
地衣類のダイダイゴケを意識するまでは、ただ単に緑色の苔だと思ってみてしまっていた!

そうか、そうか、そうだったのか…
ダイダイゴケは濡れると緑色に変わるんだ!

ちゅうことはもしかしたら、
濡れると、地衣対のオレンジ成分が透けてきて、
中にいる藻類の葉緑素の緑色が目立ってくるのかな?
だとしたら、結果的に日光の弱い雨や曇りの時なども、
効率的に光を吸収できるからものすごく効率的!

いや~、たかが地衣、されど地衣!

侮りがたし!


ヽ(^∀^)ノ



*追記*

後程いろいろ調べたら、この変色は結構有名だったみたいで、
ほかの地衣類についても、同様な変化があるのだそうな。
いや~、奥が深くて面白いな~。

(=^^=)ゞ

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