ひす日記BBS

日々の出来事や、連絡事項

2017-07

COLEMAN Model 523 (GIストーブ)

今回ご紹介するのはこれ。
IMG_6598.jpg
COLEMAN Model523

第二次大戦時、米軍が屋外での医療器具煮沸用に用いたストーブです。

実はこれ、過去にご紹介したM-1941を二つくっつけた構造になっているので、
結構大きくかさばります。
ですので、安定するように、ゴトクがストーブ安定用の足にもなっており、
また付属の風防もかなり大きめ。

IMG_7198.jpg
しかしそのおかげで、かなり大型のバットを使用でき、
様々な医療器具の煮沸に役立ったと思います。

IMG_7195.jpg
なお、バットはそのまま収納ケースを兼ねております。

そしてケースのふたには
IMG_7194.jpg
医療の象徴であるアスクレピオスの杖が刻印されております。

とはいえ、ストーブの以前ご紹介の521同様バーナー部にM1941のものを流用しているので、
同じ医療用でも、以前ご紹介の527などと比べると火力は段違いなうえに、
おまけにツーバーナーですから、カレーとご飯を同時に作ることなんかも可能です。
(名医アスクレピオスさんに杖でぶたれるか?(=^^=)ゞ)

またストーブやケースだけでなく、風防も少々凝った作りになっております。
IMG_7203_20170713165147c97.jpg
一見普通の折りたたみに見えますが…

IMG_7204.jpg
左右に引っ張るとスライドして広がり、
小さなスリットが出てきます。

で、使いやすい長さにしてからそのスリットに、
IMG_7202.jpg
こうしてフックをひっかけ固定できるので、
設置場所の自由度が上がるだけでなく、強風にあおられても結構平気っぽい。

また予備パーツも豊富で、専用のパーツ袋の中には、
IMG_7200.jpg
ガスケット、ヴァポライザーなどの消耗品はもちろんのこと、
フィラーキャップまで付属します。

こういう細かなところがいかにも軍用ですね。


とはいえ、基本構造は1941と全く同じなので、
慣れてさえいればメンテもサクサク進みます。
IMG_6658.jpg
こういうのは、一応パーツを左右に分けて管理します。
(ごくたまに、左右で癖の違うときがあるのですよ。)

バルブの方は状態が良かったので無理に引き抜かず、
タンクと併せ、液剤による洗浄で済ませました。
IMG_7048.jpg
で、古くなったグラファイトガスケットを新しいものと交換。
これで渋かったハンドルやレバーの動きが格段に良くなります。

ついでにゴトクの裏側もきれいに拭き掃除。
IMG_7163.jpg
お!こんなところに予備パーツ!

銀色のケースの中には、ヴァポライザー、ニードル、グラファイトガスケットなどが入っております。

で組み付け完了。
IMG_7186.jpg
組み付け前に、各ネジ部には耐熱グリスを塗っておきます。

気持だけかもしれませんが、焼きつき防止に役立つような気がするのです。

そして圧漏れテストに合格したらば…

IMG_7173.jpg
ファイヤ~!

テスト燃焼は上々で、15分程度安定して燃え続けましたが、
向かって左のバーナーの方がやや火力が強い感じ。
この手のツーバーナーて、いつもこういうばらつきが出る気がするのだけど、
古いものだとどうしてもそうなるのかな?

というわけで、動画はこちら。

ピンボケですみません。
(しかし、カメラまで老眼かよ!)

よし!一応これにて作業完了。

でもこれ、バイクで運ぶには大きすぎるから、
当分はガレージの飾りになる予感…

放出するか…?
スポンサーサイト

JUWEL34 中期型

旧東ドイツ軍用のJUWEL34は私の大好きなストーブなので、
過去に約15台ほど手に入れ、メンテをしては送り出してきております。

この機種はわずかなカラーバリエーションがあるくらいなのですが、
ごくたまに、
「おや?これは…??」
というものに出会います。

それがこれ。
IMG_1673_20170709101627d0b.jpg
レストアを終え綺麗になった記念写真。

一見何の変哲もない34ですが、かぱっと蓋を開けてみると…
IMG_1679.jpg
ん?ゴトクの形がなんか違う?

普通の34のゴトクと言えば、
IMG_3018.jpg
このように厚手の鉄板を切り取って作ったものなのに、
こいつのは鉄の丸棒を曲げてあるだけ。

だから最初は、前オーナーが加工したのかとも思ったけれども、
接合部位などを見ても、どうやらもともとこの形状らしい。

でそこで思い出したのが、東西分裂前のいわゆるナチスドイツ時代の軍用ストーブ、
つまり34の前のモデルである、JUWEL33ARARA37
IMG_1653.jpg
左から、JUWEL33(陸軍),ARARA37,JUWEL33(空軍)

これらのゴトクは先ほど同様に、丸棒を曲げて作ったものです。
だからもしかしたら、風防のみこれらの流用?

ですが、これらのモデルの風防は、空気取り入れ用の穴が横に一段しかありません。
IMG_1542.jpg
この様な感じ。

ですが、今回の34の風防にはその上に更にもう1段で計2段あるから、
33などの風防を流用したとは思えない。
(何より、蓋の取り付け部にねじ切りが無いので全然違う)

ですので、これはもしかしたら、
33から34に機種変更した際の過渡期のモデルではないでしょうか?

なんせ、この手の資料はほとんどないので、今のところ私の中ではそういうことになっております。
(=^^=)ゞ

じつはその後すぐ真相が判明!
↓の追記をご覧ください。
(*^人^*)


さて、34の話題ついでにこういうお話もご紹介。

ある日いじっていたのは一見何の変哲もない見慣れた34。

だから、ほほいのほい♪と分解清掃。
IMG_6811b.jpg
よし、きれいになった。

「ん?なんだこの部品?!」

拡大するとこんな感じ。
IMG_6807.jpg

実はこれニップルに取り付けるストレナー。
IMG_6804.jpg
こんな感じで取り付けます。

ですが、この機種はウイックでガソリンを吸い上げる方式なので、
この部品には、ごみを取り除くストレナーというよりは、
むしろ、GIストーブのヴァポライザーのスクリーン(こちらのa)の様に、
過熱を促進し、気化を早め、火力をアップする、
そういう狙いがあったのではないでしょうか?

ちなみに素材はよくある網状のものを丸めたものではなく、
細い真鍮線を型に入れギュッと押し固めたような構造になっております。

と、ここでふと気になった。
この部品を見るのは初めてだけど、もしかしたら…

そう思い取説にある分解図をよく見てみると、
IMG_7047.jpg
あった!これや!

そうか、ちゃんとこうして描いてあったんか!

今の今まで全く気付いていなかった!

というか、今までいじった中にはかなり綺麗で、ほぼ未使用のものもあったというのに、
この部品が入っていたのは一台もなかったぞ??

よっぽど紛失しやすいのか?

まあ、なくても何ら問題の無い部品だけに、紛失しても気にならないというのもあるんでしょうね。


**追記**

この記事を書いたのち、ふと有名ストーブサイトを思い出し、
そこでJUWEL34を見てみれば…

あ!

ちゃんとあるじゃない!


実は、34の初期モデル(1940年代から50年代にかけて)には今回同様丸棒のゴトクが付いておりました。
ただ、その場合風防の形状は33同様で、風穴は一段、蓋はねじ込み式となっており、
タンクも真鍮製のようでした。
こちらこちら等)

ですが、その後60年代半ばまでのモデルこそが、
今回私の紹介したものとほぼ同じ!
こちら等)

つまり、当初初期型と思っておりましたが、
いうなれば中期型だったわけですね。

これにて一件落着!
(*^人^*)

GIストーブ  ニップルからの圧漏れ対策 (M-1941,1950) 追記

追記しました。

GIストーブ  ニップルからの圧漏れ対策 (M-1941,1950)

Enders 9060D 簡単メンテナンス

先日重い腰を上げて取り掛かったエンダース
IMG_4777.jpg

幸い程度は良いので簡単なメンテナンスで無事復活でしたが、
その中ちょくちょくお問い合わせのある作業の部分を今回はご紹介。
ベイビーエンダースについても大体似た要領です。)


まず一番多いのはポンプの分解。
スリーブ(筒)とロッド(棒)の分解が通常のねじ止めでないため、
みなさん最初はここで悩んでしまうのです。

ですが、実はすごく単純な仕組みで、
IMG_4796.jpg
このようなゴムのガスケットで固定されているだけ。

ですからただ単に引き抜けばそれでOKなのですが、
さすがに力任せでは難しいし、無理するとパーツを痛めます。
ですので、まずは潤滑剤を吹き付け浸透させたのち、
ドライヤーなどで温め、ねじるようにグリグリしつつ引っ張れば、
上の写真の様にゴムがめくれ上がってくるはずです。

そうなれば後はつまようじなどを差し込み、円周に沿って回していけば、
IMG_4797_20170212213639504.jpg
この様に簡単に分解できます。

ただ、こうした作業でも緩む気配がない場合は、まずゴムが硬化してしまっている状態ですから、
そういう場合は、あきらめてトーチで焼き霧除去したのち、新品と交換してください。
(専用ガスケットが無い場合、ゴムのOリングでも代用可能です。)

次はNRV、フィラーキャップ、安全弁のガスケット交換で

NRVと安全弁については、切込みがあるだけでレンチが使えないので、
固着したものは、工夫しないと苦労しますし溝を変形させてしまいます。
また溝はただの切込みですから、テーパーのついた普通のマイナスドライバーだと溝の上の部分を広げてしまうので、
以前ご紹介した、「マイナスネジの取り外し」の要領でこじ開けていきます。

IMG_4791.jpg
9060の場合だと、金ノコの背の部分がちょうど良い厚みです。
焼きが入っているから強度も十分♪

写真の様に回してもよいですが、固い場合は、金ノコをバイスで固定し、
本体側を回転させる方が効率が良いです。

その後ガスケットを交換し組み直すわけですが、
私の場合はこの様に、ねじ部分にテフロンテープを巻いておきます。
(ネジの最初の部分は巻かないほうが良いです。)
IMG_4789.jpg
気密性を高めるのと、ゆるみ止めと、何より後の固着を防げます。

安全弁側も作業は同様。
IMG_4794.jpg
加圧後、この様に石鹸水の泡を塗りつけ漏れがなければOK!

その後、ニップルなど各部をチェックし、つまりなどの異常の有無を確認。
スタッフィングボックス等の締め込み具合を確認したらばテスト燃焼。
IMG_5803.jpg
うん、いいんじゃない?

まあ結局、どのストーブでも、一番重要なのは圧縮と気密性いうことですね。

で、機能面が復活したらば…
IMG_5812.jpg
タンクに残された積み重ねた年月の証、あちこちの染み汚れがやはり気になる。
だからついでなんでこれもきれいに磨くことに。

こういう場合分解して薬品処理が手っ取り早く確実なんですが、
今回の様に分解まで必要ない場合、わざわざ分解するのもバカげている。
だからこういう場合はこの様にしております。

①スチールウールにピカールをつけ、丁寧に円を描くように汚れの部分をこする。
(隅っこは割りばしなどを使うと便利。)
②真鍮ブラシで全体をこよく磨く。
③ピカールをつけバフで磨く。

するとこんな感じ♪
IMG_5815.jpg
どう?なかなかのもんでしょう?

てなわけで、ケースに組み付けて…

IMG_5819.jpg
完成!



というわけで、重い腰を上げたらばなんだか作業が一気に進んだので、
この勢いで腰を上げたまま…
IMG_5823.jpg
このエンボスタイプの9060Dにも取り掛かるぞ!

ケースの外観もそうですが、中身も結構くたびれているんですよ。
さ、これがどうなるか…

こういう風に程度の悪いものを手にした時、
すこしわくわくする私は軽いMでしょうか?

(=^^=)ゞ


*お知らせ*

画像の貼れる掲示板を設置してみました。

左側メニューの「プロフィール」の「ひす画像BBS」のクリックでリンク先に飛びます。

BBS

ぜひ皆様のストーブなども拝見させてください。
(*^人^*)

お気に入りの燃料缶

先日ブログのコメント欄で、燃料携行缶のお話をしておりました。
その際、マルキルグランテトラといった有名ブランドのものが話題に上りましたが、
私は長年SIGGのこのモデルを愛用しております。

IMG_6004.jpg
ジョウゴ無しでも注げるので非常に便利。

とはいうものの、実はこれ当初はバイクの予備ガソリンを携行するために買ったもの。
だから、ストーブの燃料を入れ持ち歩くには少し多すぎるのです。
そこで、ストーブ専用には、もっと小ぶりで携帯しやすいものをと思い、
以前ご紹介したようにスキットルなどを小細工し使用しております。

で、その中でも特にお気に入りのものがあり、
それは、少々大きめで持ち運びしにくくとも、ついつい贔屓して使用してしまうのです。

それがこれ。
IMG_6003.jpg
GIストーブ(M-1950)のタンクを改造したもの。
(以前もちらりと写真だけ乗っけてましたね。)

まあもともとがストーブのタンクなんで、気密性と耐圧性は言うまでもないうえに、
こいつはほら、そこに折りたたみの三本足があるでしょう?

だからほら!

IMG_6002.jpg
段差や荒れ地でも安定感が抜群!





だから、まあ、それがどうしたって話ですけど、
まあ、その、

なんか、嬉しいですやん?

(=^^=)ゞ

で、足をたためばこのようにある意味手の平サイス上に、
やたら頑丈なんで、無造作に荷物にぶち込んでも凹んだりする心配はまずないのです。
IMG_6001.jpg
というか、やっぱ元が好きなストーブのパーツだけに、
デザインが好みで持っているだけで嬉しくなるのですよ。



ちなみにもともとこのタンクは、チューブとの接合部のねじ山がダメになって使用不可だったので、
その部分に異径形管用継ぎ手の継ぎ手が入るようにタップを切り直しました。
IMG_6005.jpg
キャップナットにはOリングでシール性を確保。

本来のフィラーキャップ部にあるポンプロッド用の穴は、10円玉でふさいでおります。
(サイズが何とぴったんこ!)

で、ストーブには上の小さな口から注ぎ、
このタンクへの給油は大きなフィラー部で行います。
そうそう、よくあるボトルタイプだと、この携行缶への給油の際、
うっかり転倒させてしまうことがままあるのだけれど、
こいつの場合、三脚が良い仕事をしてくれるので、そういう心配がなく安定!安心!

そんなわけで、ここのところ、もっぱらこのタンクばかり愛用してしまっておるのです。

(=^^=)ゞ



*お知らせ*

画像の貼れる掲示板を設置してみました。

左側メニューの「プロフィール」の「ひす画像BBS」のクリックでリンク先に飛びます。

BBS

ぜひ皆様のストーブなども拝見させてください。
(*^人^*)

 | HOME |  »

FC2Ad

 

プロフィール

ひす

Author:ひす
ようこそ!
私のプライバシーを覗いておくれ!
(/ω\)

「ひす画像BBS」ができました。
放出品やイベントのお知らせなどを掲載予定す。
また、各種ご連絡・ご相談もこちらまでお気軽に♪

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

 

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する