ひす日記BBS

日々の出来事や、連絡事項

2017-09

英軍 №3 レストア ~前編~

ずいぶん前に届いていた英軍用大型ストーブ。
ツーバーナーだけど名前は№3。
なんせ大きくて場所をとるので、そろそろやっつけてしまわねばと、
重い腰を上げました。
IMG_6494.jpg
そういうわけで、早速ヘッドを外すと…

IMG_6499.jpg
真っ赤にさびさび!

そう、このストーブはタンクやヘッドは真鍮ですが、
チューブやスピンドルは鉄製なので、ここが良く錆びて固着するのです。
だから、「こりゃ手ごわそうだな…」と覚悟しつつ分解作業に入ります。

で、やはり悪い予感は当たるもので、
片方のスピンドルは完全に固着し、ダイアルをプライヤーでつかんで回すも、
IMG_6500.jpg
あらま!

なんと、固すぎて固定ナットのロウ付け部が外れてしまうほど!
そういうわけで、スピンドル本体をバイスプライヤーで加えこんでやっと緩めることができました。
(無論トーチでよく炙ったのちにね!。)

ちなみにスピンドルはこんな感じでした。
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思った通り、錆とカーボンでガッチガチ。

なお、グラファイトパッキンはなぜか両方とも入っておりませんでした。

ともあれ、そんなこんなで、
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取りあえず文分解完了!

そういうわけで分解できたら次は清掃。

いつもの通り、薬液→酸→アルカリ→磨きのフルコース。

IMG_6509_20170804101218e36.jpg
スピンドルも結構きれいになりました。

次はタンクの清掃だと、張り切って、シュコシュコ、ぱしゅぱしゅ、通路を掃除。
そして、コンプレッサーでエアを吹き込み汚れを飛ばしている時のこと。

おや~?

なんか、全くタンクからチューブにエアが抜けていかないんですけど…

これはもしや、バルブの詰り?
そこで、いや~な予感がしつつ、タンク内部を見てみると、

IMG_6971.jpg
やっぱり!

手前遠くそれぞれの矢印部分にチューブへ抜けるバルブがあるのですが、
そのどちらもが、古くなったガソリンなどが樹脂の様に変質し、
穴を完全にふさいでしまっている!

こういう場合、手の届く所なら針などでつつけば簡単に通るのですが、
ここはそうもいかない。
(入り口が小さいので、使える道具も限られるし、奥の方などかなり距離がある。)

仕方がないので、まずは薬剤で汚れを柔らかくしエアで吹き飛ばしてみることに。
IMG_6976.jpg
泡タイプのキャブクリーナーをたっぷり吹き付け、一晩置いたのちエアを吹く!

これを数回繰り返すも、全く効果がなさそうだったので、
ここはやはり直接つつかねばならないか…

そんな折、従妹のマリちゃんから歯科医用の道具をいろいろもらったので、
それを使って何とか手前は開通成功!
IMG_6978.jpg
(横のバッテリー充電器は、内部を照らす豆電球の電源。)

ですが奥の方は相変わらず悪戦苦闘!

そこで、結局専用の道具を作るしかないとの結論になり、
バルブの外径を測定したのちこういうものを作り何とかなりました。
IMG_7509.jpg
専用プリッカー!

これをバルブにかぶせ押し込めばOK(^^♪

そういうわけで、無事タンクからチューブへ抜けるようになったので、
やれやれまずは一安心。

さて、こうなると後は組み付けだけなんだけど、
こいつのスピンドルは妙なこと(ロウ付け)をしてあるんで、
普通のグラファイトシートを使用できないので一工夫が必要。
こちらの中ほどを参照)

さて、どうしたもんか…

というわけで、次回へ続く…

(*^人^*)

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カーバイトランプ ~CARBO MODEL~ 前編

今回は、いつもと趣向を変えてこういうもの。
s-l1600b.jpg
19世紀~20世紀初頭に使用されていた自転車用カーバイトランプ。

以前も少し述べましたが、カーバイトランプとは、
カーバイトと水の反応でガスを発生させ、それを燃やし灯りをとるランプ。
まだまだ電気による安定した灯りが手に入れられなかった当時は、
画期的で非常に重宝されたランプです。

そういうわけで、今回この古いランプで火を灯したいと、
そう思い立ち、軽く整備してみることにしたのです。

まずその作りを見てみると、
本体は大きく分けて、バーナー(ライト)、水タンク、カーバイトタンクの3つに分かれ、
それぞれの役割などはこの様な感じです。
カーバイト
タンクから落ちた水がカーバイトと反応しガスが発生、
そのガスは軽いため上へ昇り、バーナー口から噴出するのでそこに点火。

こんな感じでシンプルな作りですから、
各通路に詰りが無く、タンクなどに漏れ箇所が無ければまずOK!

では早速取り掛かりましょうか。

まずはこちらは水タンクの裏側。
IMG_8002.jpg
カーバイトのかすや煤汚れでコッテコテ!
これを丁寧に落としてからねじを緩め分解します。

で、仕切りを外すとこの様な感じ。
IMG_8003.jpg
シュロの皮のような植物繊維のフィルターがあります。
これは発生したガスに含まれる細かな汚れ(反応後にできる消石灰)
どを取り除くためのものでしょう。


で、フィルターを外すとこう。
IMG_8011_20170904145634af0.jpg
水・ガス、どちらの通路も詰りは無し!

試しにタンクに水を入れ、調整ネジをひねってみると、
きちんと段階的に、水が一滴づつタレてくるので、ねじの方も正常に作動している感じ。
(この水量でガスの発生量、つまり明るさを調整します。)

で、こちらがガスの噴出口。
IMG_8010.jpg
一つ穴、二つ穴といろいろなタイプがありますが、
これはなんと、6つ穴!

狭い空間で多めのガスを燃やすための工夫でしょうね。

で全部ばらすとこういう感じです。(レンズ部は除く)
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水チューブは、タンクの水をカーバイトタンクの底面に確実に導くとともに、
発生したガスが水タンクへ流入することを防ぎます。
カーバイト押さえは、横のスプリングをセットし、
常にタンク内のカーバイトを上から押さえ込むためのものですが、
これは自転車や自動車用のもの独特のもので、
これが無いと中でカーバイトが暴れて結構ワヤワヤになりそうです。
(ちなみに、それぞれに名称を書いてありますが、
便宜上私がそう呼んでいるだけで、正式名称ではありません。)

さて、こうしてみたところ、水チューブは歪みがひどく、押さえのスプリングは折れていて、
パッキンは劣化して役立たず、フィルターは汚れで一杯!

ということは…

それら以外は問題なしってことやんね?

ヽ(^∀^)ノ 次回へ続く。


あ!豆忘れた!

昨日は季節に一度の眼の検診。
緑内障の進行具合を診てもらいに行きました。
幸い点眼薬が良く効いているようで、眼圧は横ばい状態。
よしよし、このまま落ち着いていてくれればOK!

さて、そういうわけで朝から病院へ行っていたのですが、
とかく病院というのは待ち時間が長い。
一応予約はしてあるので、それほど待たされるということではないのですが、
やはり、長椅子に腰掛けている時間が長いので、
そういう時は院内のコンビニでコーヒーを買ってきて、持ってきた本を読んでおります。
ですがコンビニのコーヒーは私にとってはやや濃い目。
そこでちびちび飲んでいると、名前を呼ばれたので飲みかけのコーヒを手に診察室へ、
そしてその後はそのまま会計を済ませ、お薬をもらい、バイク置き場へ。
で、結局その間手には相変わらず飲みかけの、
しかも冷めきってより味が濃くなったコーヒーが。

さて、さてと…
実は帰り道公園により、いつもの様にコーヒーを沸かしお昼を食べようと思っていたんだけど、
この飲みかけどうしたもんかな。
と、そう思ったとき、気が付いた!

「あ!多分豆を家に忘れてきた!」


そう、実は家を出る時バタバタしていたんで、
豆と水を用意していたものの、それを持って出るのを忘れているぞ!
まあ、水は公園で手に入るけれど、豆はどうする、
コンビニで買う?
でもコンビニの一人用はインスタントばかりになっているしな~。

そういうわけで、視線は手にした飲みかけコーヒーに。

こいつを薄めて沸かせばいいんでない?

というわけで公園へ向かい、
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お水を汲んできて準備完了!

後はこうして火にくべて…
IMG_8025.jpg
今回のストーブは火力の弱い、米軍医療用コールマン527
でも、弱いとはいえカップ一杯分なら十分な火力!

しかし、まあ、なんですな、
こうして火の傍で座っていても苦にならないほどに、
めっきり涼しく、過ごしやすくなったもんですな。
季節の移り変わりって、思ってるよりはやいもんだ!

てなわけで、ぼ~っとしてるとお湯の沸くのも意外にはやい!
IMG_8034.jpg
で、水増し温め直しコーヒーの味はと言うと、
うんうん、十分、OK!OK!

私は結構味にうるさいと思われがちですが、
自分一人で楽しむ分には、よっぽど不味くなければ、
それ以外は大体OK!

というか、こういう状況で飲むコーヒーが、まず美味しくないはずがないものね。

で、いつものようにお昼のパンを、適当にちぎってスズメとハト、
そしてカラスにおすそ分けして遊んでいたら、
ストーブも冷めてきたので、燃料キャップを緩め圧力を抜き仕舞支度。
IMG_8041.jpg
こいつはキャップが工具でないと回せないからちょっと面倒。
おまけにパッキンも鉛だときたもんだ。

なんでそんなめんどくさい造りに?
やっぱ医療用ってことで、便利さより安全性優先やったんかな?

でも、小ぶりでユニークな形なんで、
大好きなストーブの一つです。


さて、予報では昼から雨。
そろそろ戻って、わんこ達を散歩させようか♪

ヽ(^∀^)

Enders 9060D レストア

前回少し触れましたこのEnders 9060D 。
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ケースは良い感じに錆びていますが、中身はこんな感じです。
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見た目は割ときれいでしょう?

でもこれが曲者。
伊佐取り出して動かそうとして見るも、
可動部分は、どれもひどく固着していて動かせない!

そこで、トーチとレンチ片手に何とか動かし、まずは分解。
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真鍮パーツはまあまあですが、鉄のものはほとんどがさび付いている!
そうそう、撮影し忘れましたが、
バーナーヘッドと、ニードルももはや錆の塊となっているという惨状でした。
(それらは分解前に潤滑油を吹き付けしばし放置。)

むろん皮カップも使用不可なので新品を入れるわけですが…
IMG_5832.jpg
右は一般的なカップで、左がエンダース用。

ご覧の様にエンダース用は金属製のワッシャをかしめたものになっておるわけですが、
一般のものにサイズの合うワッシャをはめ込めば使用可能です。
(今回は、古いカップのかしめ部分をドリルでもんで外し、
一般的なカップに合う穴をあけ作成しました。)

さて次はスピンドルとクリーニングニードル。
鉄製のニードルは錆び付いていて不気味…

この時撮影し忘れたので…
IMG_7471.jpg
これはニードル組み付け時ですが、
このようなねじ回しのような専用レンチで取り外します。

レンチが無い場合は、細めの六角レンチでも取り外せますが、
穴の深いトールサイズでないと、針に干渉し破損してしまうのでご注意を。

さてこの部分の分解は、まずスピンドルを抜いてから、ついでニードル側のシャフトを抜きます。
その方が作業性が良いです。
(組み付けは逆に、ニードルシャフト、スピンドルの順。)

*すみません、この辺写真撮影忘れてました。(*^人^*)

で、この作業の途中で、タンクに息を吹き込み空気の抜けをしらべてみたのですが、
思いの外抜けが悪い…
こりゃウイック逝ってしまってるかも?
そう思ったので、取りあえずスピンドルなどを軽く清掃したのち組み直し点火テスト。

あちゃ~!

一応切綺麗に燃えるものの、火力が全く上がらない。
思った通り、ウイックが交換必要だ!

そこで、タンクとチューブを分離しようとしたのですが、

これが全く緩まない!

無論トーチで炙ったり色々試したのですけど…

だから諦めて放置すること数週間。
そこに、たまたま遊びに来た友人の個人教授さん!
やった!これはしめた!

実は彼は知る人ぞ知るヌキの名人!

そういうわけで、彼に託すことしばし。

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ヌケたよ~!
(この辺の詳しい話はこちらを。)

そういうわけでここからは作業が一気に加速!
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劣化したウイックを抜き取って…

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タンクとバーナー部を可能な限り洗浄&研磨!

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ついでにケースの錆も真鍮ブラシで落とし、全体にワセリンを塗って磨きました。

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で、ウイックを新調しきっちり組み付け!

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ケースにひょひょいと組み込めば…

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完成!

このタイプはハンドル取り外しタイプなんで、
収納時はこの様にケースの裏に収めれるようになっているのですが、
これがまた良く外れて中で暴れるので、
普段は、コブクロに入れ収納しております。
そのほうが紛失の恐れも少ないのです。

そんなわけで、友人の力を借りて今回も何とか無事復活!
いや~、毎度、どうもありがたい!

今後とも一つよろしくお願いいたします。
(*^人^*)


あ!


燃焼画像忘れてた!


酷暑つづきの毎日なんで、少し涼し気に撮影してみました。
IMG_5809.jpg
どうかな~?
ちょい火の玉っぽくないですか?



自作風防いろいろ

以前RADIUS№46の風防を自作したお話をしましたが、
この間の台風の翌日、実際どの程度効果があるのか持ち出して試してみました。

台風は過ぎ去ったとはいえ、時折結構な強風の吹く日だったので、
テストには最適♪

IMG_7560.jpg
ほとんど見えませんが、アルコールの炎は風に負けずきちんと燃えてくれております。

この後風向きが変わったためストーブを反転。
(コの字型の風防なんでね。)

IMG_7573.jpg
時折突風が吹いたにもかかわらず、炎は消えることなく無事沸騰!


この辺は動画でご覧いただく方がよくわかると思います。

消火時、燃焼音と蝉の声が瞬時に入れ替わるのが結構好き!


さて、実はこの様な感じで、私はほかのストーブにも風防をいくつか自作しておりますので、
今回はそういうものをいくつかをご紹介させていただきます。

まずは前回ご紹介の、OPTIMUS 8Rと、RADIUS№46

どちらも厚み0.8mmのアルミ板を細く切り出し、
通気用の穴をあけたのち、ケースの形状に合わせて曲げております。
ただ、それぞれのケースの形状の違いから収納方法が異なります。
CIMG8803.jpg
8Rは、ゴトクが固定式なのでそれに引っ掛ける感じで風防も固定。
ですので、風防をセットしたまま蓋を閉じることができます。

IMG_2071.jpg
46はゴトクが可動式のため、使用時はこの様に乗せて使用し、
収納時は、ケーズの底部分に収納しふたを閉じます。
IMG_2072.jpg

それぞれ収納を前提に考えているため、
風防の高さはケースの高さの半分となりそれほど高くないですが、
実用性はばっちりであります。

これらは、オリジナルに風防効果を追加したいがために作りましたが、
中には、本来風防があるものの、それが欠品で自作したものがいくつかあります。
そういうものはたいてい、実際の使用のためというよりは、
むしろ、確実にプレヒートさせるためのものでありますから、
プレヒートカップ用の小さなものがほとんどです。
(以前ご紹介したケロシンストーブ用のもそのような感じです。)

これはホエーブスなどの風防。
CIMG7908_20151211114347e52.jpg
風防が欠品だったので、鉄のパンチング材を丸めてリベット止めし作成しました。
全体に穴が開いているので、「果たして効果はあるのか?」と思いましたが、
風のある屋外でも無事プレヒートできたので十分使用できそうです。

また、同様に欠品であったOPTIMUS99については、
オリジナルのものとほぼ同じ厚みのアルミ板を加工しレプリカを作ってみました。
CIMG5475.jpg
当初、単体で販売しようと思っておりましたが、
価格設定に悩み、放置した挙句、
おまけであちこちに配っていたら結局無くなっちゃってしまいました。

また、実は前述の8R用風防を作る前に、
この99の風防をモデルに、8Rにも収納できるタイプも製作しました。
ですが、それは実用可能なものの、
見た目がいまいちだったのでボツになっております。
(=^^=)ゞ

というわけで、ストーブと風防は切っても切れない関係。
ですのでこうしていろいろ自作していくのも私の楽しみの一つになっております。


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